広島県安芸太田町 天上山 (972.6m)・・・・
Part2
(横泓コース・悠久の森コース)

山頂の展望と悠久の森コースの自然とスリルのある山歩きは楽しい

森山からの天上山展望



天上山は元筒賀村の名峰。色々な登山ルートがありバライティに富んだ山歩きができる大きな山である。
今回は、昨夜から井仁の小学校跡に泊まらせてもらって会のメンバーと夜は星空の観察を行った。そして次の日は天上山に。
井仁小学校から林道を横泓人工林コース登山口まで歩いてこの山に登った。下山は悠久の森を通って龍頭峡に下る。

井仁から天上山山頂へ
朝起きて見ると周りは霧に覆われた世界が広がっていた。谷間にある集落だけに陽が上るのも遅いが、刻々と変化する周り景色はまるで動く墨絵を見ているようだ。
井仁には棚田が残された地として名をはせているとおり、なかなか情緒のあるところである。

このような眺めを楽しみながら井仁小学校跡を出発、集落の最奥部部で井仁から湯来に続く林道と合流し、イノシシ防護柵のあるところから一路横泓人工林コース取り付きを目指す。
この山裾の植林のなかを走る長〜い林道をジグザグにのぼっていく。道がやや平坦になって右が少し開け、登りにかかると左に横泓人工林を登る登山口の案内標識があるのでここから取り付く。

道は足下を杉の枝で埋もれた植林のなかを道なりに登っていく。
立派な間伐・枝打ちされた植林にくるとここが横泓人工林。左が谷側となった山の斜面を進むとモミ・ツガの大木も現れる。
斜面に沿って右に曲がりながら浅い谷にはいり、左手に国体ルートのある稜線が見えはじめると、谷を渡って左側のやや急な坂道を登ると国体ルートと合流して尾根に出る。

尾根を右にとって急坂を進むと悠久の森からの登山道と合流し、左に少しで二等三角点のある天上山山頂に到着する。
山頂は西から北西側が切り開かれており、立岩山・市間山・十方山・恐羅漢山・内黒山・砥石郷山・高岳・向山・深入山・臥竜山・大箒山などが一望てきる。


井仁の集落周辺の山々も霧に包まれ墨絵の世界が これぞ井仁の棚田
いざ井仁小学校跡を出発 集落最奥部まで登るとイノシシ除けの金網のある林道を西に
長い林道を進むと 左の谷間に案内板のある天上山登山口に着く
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横泓人工林コースの取付から植林内の山道に入る 周りは植林に覆われた中に道が続く
斜面左側を歩くようになると立派な横泓人工林を進む 南西に周り込み谷に入る
谷を詰めると植林の小木の間を左の尾根に向けて登ると 稜線の国体コースに登り合流し、右に
急坂の尾根を登ると悠久の森コースと合流し、左に 二等三角点のある天上山山頂に到着
山頂西側展望(左から立岩山・市間山・十方山・恐羅漢山・内黒山など)
山頂北西側展望(左から内黒山・高岳・向山・深入山・臥竜山・大箒山などなど)
西南西側の日ノ平山・立岩山・大神ケ岳市間山展望 北北西側の大箒山展望


天上山頂から龍頭峡へ下山
眺望を満喫した後、下りは龍頭峡登山口への道をとる。
直ぐに登った国体コースを左に見て真っ直ぐ尾根道を下る。しばらく雑木林が続いたあと、急な下り坂となって植林の中の道が続く。小ピークを越えて下ったところが林道で、横泓人工林コース取付から約300m上ったところである。

この尾根上にトチノキの巨木と「悠久の森」の大きな石碑があり、その右から取付ついて北の小ピークに向けて登山道が続いている。
周りの眺めも一変し自然林のなかにツガの大木が目立つ。小ピークを過ぎると下りとなり広葉落葉樹の落ち葉で覆われた気持ちのよい緩やかな道が続いたあと一気に左に曲がって谷筋までおりる。そして、この途中初めて天上山を左に見る。

しばらく沢のほとりの開けた道を下り、実をたくさん落とした大きなトチノキのを過ぎると、沢沿いの崩れた跡を整備した急峻な斜面を横切り荒れた道を下る。
左に落差の大きい二段の滝をかい間見ながら急坂を滝に沿ってくだり滝下の緩やかな流れにでると、その先に堰堤が現れる。
澄んだ水が溜まった堰堤の右を通過し下流で石伝いに左岸に渡る。

1999年の豪雨でこの登山道は至るところで崩壊したが、その名残りが色々なところで目にはいる。左岸を歩いていると途中の斜面が崩れ落ちた跡が今も生々しく残っている。さらに下って再び右岸に渡る。

足下もよいとは言えない道が続き、またまた石伝いに左岸に渡ってすぐに右岸にもどる。
道は右岸の斜面を高巻くようになり、谷を隔てて切り立った岩壁も目の前に望める。よくもまあこんなところに道をつけたものと感心しながら滑り易い不安定な足下に注意しながら下る。

谷に沿って大きく右に曲がりながら道は続いており、龍頭の滝のさらに上部を登山道は大きく迂回してついている。急な斜面につけられた登山道は色々なところで丸太橋の設置や整備が図られているものの気が抜けない。

右下に大きな堰堤が見えてくると下山口は近い。堰堤下で右から流れ込む沢の左岸に下り、少し歩いて右岸に渡ると龍頭峡の最奥部の舗装道路に出る。ここがこの山への登山口だ。

公園化された渓谷内には色々な植物や素晴らしい滝も見られ、施設もよく整備されているので、ここだけを歩いても結構楽しめるところである。


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国体コースと分かれるとしばらく雑木林の道が続き 杉の植林の中の道に変わる
やがて林道の取り付きに下る 林道の「悠久の森」の石碑右手の道を進むと
「引き明けの森」の説明板が 周りは一変しツガ・モミの大木の続く自然林に変わる
登山道からは天上山も見え隠れ ササ床の落葉広葉樹の多い道を下って谷筋に
沢沿いを少し下ったトチノキの大木でるんるんロードは終わり 一変して荒れた沢の右岸斜面の細い道に
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下山道左手には落差のある滝も続く 左岸に渡った豪雨の崩壊地は未だにそのまま
沢を石伝いに二度渡り返す 右岸を高巻いた斜面の歩き難い道が続く
下山道の谷を隔てた対岸の岩壁 下った谷に合流する沢にかかる堰堤の上に出る
堰堤下の左岸に下り沢を渡ると 龍頭峡登山口に到着
ちょっと
寄り道
龍頭の滝、素晴らしい二段の滝 奥の滝、この滝下に行くには未だ道が崩壊




 [ルート&タイム]

 井仁小学校跡(460m)
  ↓0:20
 井仁最奥部林道(565m)
  ↓0:42
 林道横泓人工林登山口(720m)
  ↓0:30
 稜線合流(925m)
  ↓0:06
 龍頭峡登山道合流(960)
  ↓0:01
 天上山山頂(972.6m)
  ↓0:22
 林道龍頭峡下山道取付(780m)
  ↓1:15
 龍頭峡下山口(430m)
  ↓0:05
 龍頭峡駐車場(400m)

 (注)標高・所要時間は概略参考 
 


2004. 12.12