広島市安佐北区  滝 山  (692.7m)・・・・


ほとんど登られていない山だがそれだけに登りがいのある山

下山道からの滝山展望



この山はぜひ登って見たいと思っていた山で登山ルートを探していたところ、コースが紹介されたのでこれをもとに登って見た。
広島市安佐北区小河内の北西にあり、国土地理院の地図にも三等三角点の山として記載してあるものの、これといった魅力もなく、登山の対象としての山からは蚊帳の外でほとんど登られていない。
国道191号線の旧小河内駅の東手前から県道を北に路をとり、黒瀬口バス停から黒瀬最奥部から登り、滝山の北側を本郷方面に下山した。
車のため黒瀬口バス停付近に車を置き下山口から県道を歩いて周回した。

小河内黒瀬口バス停から滝山へ
小河内黒瀬バス停から少し南に斜め右に県道に並行して狭い舗装路が登っているので右の細い方に路をとる。
右が山側、左が谷側の山の斜面に沿って右に左に曲がりながら緩やかに登っている。
左側には田畑や民家、そして周りの山々を望みながら延々と舗装された道を歩く。途中、平集会所や祠、いくつもの民家や廃屋を見ながら進む。

道が大きく右に曲がり左が山側、右が谷側に変わると前方に滝山が望め最後の民家に着く。道はこの民家裏の少し先まで続いているが、ここでやっとこさ舗装道路から開放され、民家手前の右に分かれた細い小道に入る。

この小道を下ると先程通った二つ目の谷の上部で廃田となった棚田跡がヤブで覆われている沢に下る。すぐさ先で山に向けて薄い踏み跡があるのでこれから取り付くと棚田跡に植林されたところにでるが踏み跡は消失する。

この谷を尾根まで詰める必要があるので、沢沿いに下りて登っていくと、なんと舗装道路の終点からこの沢に楽に来られるではないか。余分な労力を使ってしまった。

沢に沿って棚田跡が奥に続いているが、石垣は崩れかかっているものもあるがそのまま残っているのでこれを越えながら進まねばならないが、植林がなされており林床には雑草が生えて道もないので結構歩き難い。
思いのほか急な斜面で、昔の人はこんなところにも田をつくって、これを登っては畑仕事をしていたのかと思うと昔が忍ばれる。

谷が狭まって少し斜面が急になるとようやく棚田跡も無くなる。植林はこれから先にも続いているが谷の沢に沿って歩き易いところを登る。杉の枝が先日の台風でたくさん落ちて足下を覆っているが、周りは雑木も少なく広く見通せるので方向やどのようなところを歩いているのかは分かり易い。

谷は次第に急坂となるが途中前方に左右に大きな谷が合流しているので間違わないよう左側の本流を目指して上る。
急な谷を詰めて行くと前方に明るい雑木林が現れが、この辺りで山頂下の稜線の鞍部を目指して登るため少し右に方向を変えて右側の植林との境付近を登るとよい。

直登という感じで登って行くと稜線が目に入り、ちょうど滝山山頂と西隣のピークのコルに上がる。落葉した木間を通して北側に龍頭山が望める気持ちの良い稜線である。

コルから右に稜線を少し登ると三等三角点のある滝山山頂に着く。どこの山に行っても良く見られる亀の子会のプレートがある。山頂は狭くその奥にはササ床の植林地が下に向けて続いている。
展望はないが木間から北側の山々が少し望める程度であるが、これも今の時期だけだろう。


黒瀬口バス停を少し戻ると県道に並行し右に登る細い道を行く 舗装路は緩やかに登りながら黒瀬の集落に続いている
そろそろ舗装路がいやになると道のほとりに祠が さらに登って舗装路が右に周り込むと前方に滝山が望める
最後の家の手前で右の小道に入る。舗装路は家裏に続く 小道は谷の沢に下って斜面に沿って続いている
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谷の沢を渡って少し先に山へ取り付く踏み跡がありこれを登る 踏み跡は消え沢沿いの荒れた植林の棚田跡を通って谷に入る
道は谷の手前までついておりこちらから谷に入った方が楽 歩き難い植林された石垣のある棚田跡を登る、道はない
棚田跡が終わると少し歩き易くなるが沢に沿って登る 道のない植林の谷を詰める
植林が雑木林に変わる辺りでやや左方向に向け急坂を登る こんな所の大きな木の皮がはげているが、なぜ?、鹿か?
歩き易い雑木の急登をあえぎながら登る やっとこさ前方に稜線が現れる
細い尾根のコルに登る、稜線沿いを右に少し登ると山頂 コルからは北側の展望が木間から望める
山頂には三等三角点と1枚の登頂プレートが 山頂は雑木の樹林たが東から南は直ぐに植林


滝山山頂から北側尾根送電鉄塔へ
山頂からは稜線伝いに西に向けて進む。再び登った鞍部をとおりピークを越え、植林のなかを下って行くと尾根が三つに分かれ四差路に着く。
この下山道には薄いが踏み跡もあり、先人がつけてくれたテープなどもあってこれにしたがって進めばよいので登りに比べ分かり易い。
この四差路で右の北側に続いている尾根に道をとらなくてはならないのだがこれもテープが導いてくれる。

この細い尾根はササ床だが短いササなので歩き易いが、まわりは植林なので展望はない。小ピークを二つ越え下って行くと、一変し道の周りが雑木林に変わり気持ちがよい。少し進むと前方が開け送電鉄塔に出る。

鉄塔の周りは切り開かれており送電線の続く北西側と南東側の眺めがよい展望台である。
北西側の切り開きからは眼前に大丸峰、左手に天上山・五輪山・大箒山、遠くに恐羅漢山・砥石郷山・、右手に牛ケ首 山、遠くに天狗石山・浅山などが望める。
そして南東側には左手から海見山・堂床山・白木山・牛頭山、今登った滝山山頂などが一望できる素晴らしい眺めである。


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細い尾根に沿って雑木林を西に向かう 植林に変わると倒木も
ササ床のピークを越える さらに植林の中の細い尾根を下る
稜線を下って行くと尾根が三つに分かれるが右の尾根に道をとり北に向かう(右から下り左にのササ尾根に向かう。赤テープあり)
細い植林の尾根にある二つの小ピークを越え ササの続く尾根を下って行く
尾根の踏み跡は雑木林に変わると 送電鉄塔に出る
鉄塔南東側展望(左から海見山・堂床山・白木山・牛頭山など)
鉄塔北西展望(左から五輪山・大箒山・大丸峰・牛ケ首山・椎谷山など)
上記の左側/鉄塔西展望(左から天上山・恐羅漢山・砥石郷山など)


送電鉄塔から保守道を本郷へ下山
しばし眺望を堪能した後、今度は東に向けてこの送電鉄塔の保守道が続いているのでこれを下る。結構急坂で落ち葉で覆われた雑木林の中を一気に高度を下げる。

この道を下ると北側から続く尾根に延々とつけられた林道に下る。この林道を戻っても下れないことはないが、長いので明るい間に下山は難しい。
ここは林道を奥に向けて右に道をとり、稜線の山の斜面をトラバース気味に未舗装の林道を進む。山の北東側なので午後も3時近くになると日は陰り薄暗い感じがする。
途中右手に送電鉄塔への保守道が上がっているところがあり、ちょっと寄り道をしてこれを鉄塔まで登って途中の素晴らしい北東側の展望を楽しんでくる。

さらに林道を少し進むとちょうど頭上の送電線が前に見える辺りで左側に斜左に向けて下る小道がある。
これが送電鉄塔保守道でありここを下る。荒れて足下も良いとは言えない道で、しかも結構急坂である。周りは植林に覆われて薄暗い。道は送電線を中心に斜面の形に合わせて右に左に曲がりながら樹林のなかを下っている。細く谷側に傾いたところが多く注意して歩く。

一つ目の鉄塔が現れるが切り開かれているのは鉄塔周りだけで展望はない。道なりにどんどん進むと二つ目の鉄塔に出るがここも展望なく、植林と雑木の道をくだって行くと倒木が道をふさいでいる谷に着く。ここで前方に道はなくなり左に折れて沢沿いに少し下る。沢を渡って山の斜面を少し登って周り込むと眼下に民家が見えてくる。

道なりに下っていくと樹林のなかに廃田跡が目に入るようになるがなかなか里の道に出ない。保守道がUターンして登りにかかるところで右に道が分かれ墓地に下れるのでここをおりると、墓所の前を通って周りが開け、やがて舗装道路に下る。登る時はここが取り付きだ。

田畑・民家の横を通って県道に出る。少し北に小河内郵便局バス停があるが、今日は車を次の小河内黒瀬口付近に駐車しているのでここまで歩く。

今日は天気もよく気持ちの良い山歩きができた。苦手の舗装道路が少々長かったのには閉口したが、道はないもののヤブを漕ぐというほどのこともなく、念願の山に初登頂できたことは爽快そのもの一日であった。


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保守道口から滝山の展望がよい 鉄塔からは保守道が東に向けて下っており右に
雑木林の中を保守道は下る なかなか急坂だが植林と違って雰囲気はいい
保守道から林道に下る 林道から保守道取り付き
延々と林道が続く 途中林道から鉄塔に登る道があり登って見る
鉄塔への保守道からは展望がよい(左から猿喰山・海見山・堂床山・牛頭山など)
林道から左に細い下る道を(黄色の火の用のビニル心札あり) 斜面をトラバース気味についた植林の中道を下る
送電鉄塔に下る 雑木の中の道が少し続き再び植林内に
谷に下ると沢沿いに少し下り 沢を渡って少し斜面を登ると二つ目の鉄塔に出る
再び谷に下って沢沿いに下ると棚田跡を通って 保守道から分岐している踏み跡を墓所の奥に下る
墓所から下る道を進むと舗装道路に出る 県道に合流し駐車場所へ戻る




 [ルート&タイム]

 小河内黒瀬口バス停(230m)
  ↓0:30
 平黒瀬集会所(300m)
  ↓0:10
 祠(神社?)(340m)
  ↓0:20
 最後の民家手前分岐(395m)
  ↓0:04
 谷取り付き(385m)
  ↓0:25
 棚田跡最上部(450m)
  ↓0:40
 尾根コル(680m)
  ↓0:02
 滝山山頂(692.7m)
  ↓0:07
 尾根四差路分岐(645m)
  ↓0:15
 送電鉄塔(585m)
  ↓0:10
 林道合流(450m)
  ↓0:20
 鉄塔分岐(490m)
  ↓0:02
 保守道分岐(470m)
  ↓0:15
 鉄塔(390m)
  ↓0:10
 鉄塔(320m)
  ↓0:08
 保守道墓所分岐(260m)
  ↓0:02
 舗装路取り付き(245m)
  ↓0:02
 県道合流(240m)
  ↓0:08
 小河内黒瀬口バス停(230m)

 (注)標高・所要時間は概略参考 

 

残り少ないたち
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アキノキリンソウ ヤクシソウ
フユイチゴの実 ノコンギク
ヒメジオン トウバナ
ニガナ ハコベ
シラヤマギク ブタナ


H16. 12.2