広島県芸北町 臥竜山 (1,223.4m)
Part7(千町原コース〜林道周回コース)


紅葉はいまいちでブナ・ミズナラはすでに葉を落としていたが気持ちのよい森林浴満点の山

国道191号線からの臥竜山展望



八幡高原から目の前にそびえて見えるこの山を知らない人はいないブナ林の山。定期的に登っている今年は台風の影響か山頂周辺は紅葉を待たずにすっかり葉が落ちてしまった。
今日は朝になって思いついたので八幡に到着したのはすでにお昼の12時。登山口は千町原とし下山は車のことも考えて林道経由の周回コースにすることに。

千町原登山口から山頂へ
登山口から見る臥竜山の稜線は既に枯木状態だが麓の千町原はススキの穂が白く輝いて美しい。
さっそく臥竜山を前に見ながら牧場跡の草原を東に進むとササ床の雑木林の樹林に入る。昨日は余程雨が降ったのか登山道はぬかるみ状態で足下を選びながら平坦な道を進む。しかしこの辺りはまだ紅葉も結構残っており秋の風情を感じる。

道がやや右にターンすると沢を石伝いに渡りやっと登りの山道となる。
沢と沢の間の尾根を登るという感じであるが登山道の坂道はヌルヌルでなんとも滑り易い。ちょっと油断するとツルッである。
周りにはミズナラが多いがすでに葉はほとんどない。林床のカエデ類やミヤマガマズミ・タカノツメ・クロモジ・コアジサイなどの紅葉が美しい。
登るにつれてブナが多くなるがこれもすでに葉を落として裸ん坊だ。樹林内の見通しもよく遠くまでよく見える。
ブナ林を越えると雪霊水のある林道終点に到着。

ここで道が左に山頂バイパス道、右に菅原林道と分かれているが、ここは真っ直ぐに山頂へ。
林道終点から山頂への道は多くの人が手軽に登れるので道はすっかり荒れてしまった。今の時期道の左右の眺めもよくいつもはまた違う眺めが面白い。
山頂に着くがもはや雪のない冬景色で風通しもよくまわりの眺めもよい。


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千町原登山口と臥竜山 樹林に入るとササ床の中の平坦な道が続く
沢を渡るとやっと登りが始まる 周辺にはまだ紅葉も結構残っている
登るにしたがい枯木状態の樹林が続く 先日の台風で折れたミズナラの巨木
次第にブナの大木も多くなるが葉はない ミズナラの巨木も裸ん坊
落葉したブナ林の登山道 菅原林道終点
荒れた山頂への道も明るい 臥竜山頂に到着


山頂から稜線を下り林道経由で千町原登山口へ
下山は尾根を南に道をとる。すぐにブナの大木があり好きなポイントなのだが・・・、いつもとちょっと眺めが違う。
なんと行ってよく見るとここにあったブナの古木が台風で折れてしまっているではないか。残念だがこれも自然、今までよく頑張ったなと言ってやりたい。

周りの木々はほとんど葉が落ちて稜線も遠くがよく見える。立枯れの古木が多かったが台風で倒れたのか数が大幅に減っているではないか。
緩やかに下った鞍部は昔の展望台だが今は遠くの山が一部見えるだけ。ここから緩やかな登りとなり夏は葉が覆ってうるさいところだが今は遠くを見ながらすいすい通れる。
やがてピーク付近でこの山唯一の展望が開ける展望岩に到着する。今日は霞がかかって聖湖がやっと見えるがその後ろの恐羅漢山や十方山は全く見えない。右に目を転じるとやっとこさ深入山や大箒山などがシルエットで望めた。

これを過ぎると道は急坂の下りとなるがここもまたズルズルで滑ること滑ること。まさに足下注意だ。
ブナ林が続き見通しのよい樹林内を見ては、あんな所もあったのかと新たな発見も。花は当然ながら全く見られないが木の実も今年は少ない。クマさんが餌を求めて下界に出没するのも分かるようだ。

道がなだらかになると鞍部の林道跡に出る。ここは五差路となっているがやや右にのびるピークへの道をとる。
道は右に緩やかに曲がり尾根を分け、すぐに1,053mピークに着く。いつもは見えない山頂方面が木間を通してよく見える。
ピークからは前方に水面が光って見える聖湖を望みながらの下りが続く。
そして前方に舗装された菅原林道を見下ろしてここに下る。

本来なら林道を少し下って左に聖湖キャンプ場登山口へ下るところだが、今日は時間のことも考えて林道をそのまま進み登山口に下ることとする。
岩海を過ぎて林道が牧場跡最奥部に最も近い辺りで右の樹林を横切って小さな沢を渡ると昔の牧場後の草原に出る。薄い踏み跡があるのでこれを下っていくと次第に踏み跡ははつきりしススキの中を道なりに進むとちょうど千町原登山口の右側に出る。

今回の台風による倒木も登山道沿いでは少なかったが、まわりを見ていると結構倒れたり折れたりしているようだった。
そして、この山の紅葉は今年はあまり良くなかったものと思われた。


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山頂手前のブナ林の眺めが変わっているでは・・・ 行って見るとブナの古木は折れて倒れていた
上記の健在な時の折れたブナ(右側の木)
次のピークまではなだらかな尾根道を行く 元展望台も今は木が伸びてほとんど見えなくなった
ピークを過ぎると唯一の展望のある展望岩 周りに多かった古木のブナも台風で大分少なくなった
展望岩から南から東側展望(右から聖湖・向深入山・深入山など)、あまり眺めは良くない
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稜線のブナ林もすでに葉はない 尾根道は一部倒木はあるが雨後で滑り易い
明るい尾根道は遠くも葉がないのでよく見える 林道跡の交差点に出る
今の時期ピークからは臥竜山頂も木間から望める 菅原林道に向けてブナのなかを下る
菅原林道が眼下に見えてこれに下る 林道を少し進むと聖湖キャンプ場への下山道だが直進
そのまま菅原林道を下る 林道から分かれ樹林を横切ると牧場跡地の草原に出る
雑木とススキのなかの踏み跡を行くと 千町原登山口の右に出る

 [コース&時間

 千町原登山口(800m)
  ↓0:05
 樹林取り付(800m)
  ↓0:10
 林道終点(1,210m)
  ↓1:05
 臥竜山山頂(1,23.4m)
  ↓0:09
 展望岩(1,215m)
  ↓0:17
 急林道五差路(1,045m)
  ↓0:04
 ピーク(1,053m)
  ↓0:10
 菅原林道取付(1,045m)
  ↓0:25
 菅原林道分岐(835m)
  ↓0:18
 千町原登山口(800m)

 (注)時間・標高は参考値 
   GPSトラックを記載



山の
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カマツカ ミヤマガマズミ
ヤブムラサキ サワフタギ
コマユミ ミヤマシキミ
ノイバラ 本日唯一の花アケボノソウ

色々な紅葉
ヤマモミジ ウリハダカエデ ハウチワカエデ
ミヤマガマズミ コバノガマズミ ミズナラ
カマツカ ヤマボウシ ブナ
コアジサイ クロモジ タカノツメ


H16.11.4