比婆山
広島県高野町・西城町 吾妻山 烏帽子山 (1,238.8m)(1,225.1m)


暗雲垂れ込めた一日だったが秋の訪れを感じさせる花々が出迎えてくれ楽しめた山

登山道から吾妻山展望 大膳原から烏帽子山展望



まずは国民休暇村から吾妻山に
今日の天気予報は雨70%とのことで雨は覚悟して家を出るが広島ではまだどうやら曇り空である。
吾妻山への国民休暇村前に着いたが幸い曇り空。しかし吾妻山はというとガスに隠れて時々かすかに望めるだけだ。

早々に国民休暇村横の登山口を出発するが麓の草原には秋を告げる色々な花が咲いているのでしばし鑑賞。
マツムシソウやタムラソウ・キセルアザミなどは大きな群落をつくっている。他にもサラシナショウマ・カワラナデシコ・ウメバチソウ・ワレネコウ・イヨフウロウ・アケボノソウなどと多彩だ。

登山道は草原を詰めて登山道に入るとあとは山頂まで一本道。低木の雑木の登山道に入ると傾斜が少し急となり蒸し暑く汗がほとばしり出る。登るにつれて登山口の国民宿舎も少しづつ小さくなって見える。

道が平坦になったところで小休止。いつもなら素晴らしい眺めを見ながら休むところだが今日はこれも駄目。まわりを見るとホソバシュロソウ・タンナトリカブトやまだつぼみのたくさんのヤマラッキョウが目に入る。

さらに登って足下にツシマママコナの群落が見えるようになると山頂も近い。
やっとこさ吾妻山山頂に着くが周りはガスがかかって残念なことに烏帽子山から御陵の稜線はほとんど見えない。登山者も今日の天気予報が芳しくなかつたからか日曜日というのに思いのほか少ない。


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国民休暇村横の登山口 暗雲たれ込め池もいまひとつさえない
草原にはマツムシソウがちょうど満開で美しい 登山道途中の平坦地は展望台だが今日は・・・、雨も降り出す
ガスの切れ目からの国民休暇村展望
雨は止むが周りはガスで眺めはいまいちの登山道 山頂が近くなれど今にも雨が落ちそう
吾妻山山頂に着いたがガスで何も見えず
やっとガスが切れた吾妻山山頂からの東側展望(左から烏帽子山・御陵・池の段、下に大膳原)


吾妻山から大膳原を烏帽子山へ
この天候ではあまり長居は無用なので早々に大膳原に向けて下山開始。この時になってやっとガスが流れて大膳原から烏帽子山・御陵がなんとか望める。
吾妻山の尾根を南に下り、少し行った案内板のところから左に東斜面を下る。足下はあまり良くないが大膳原を見ながらで晴れていると素晴らしい眺めだろう。

低木の雑木林から中高木の林にはいると眺めもなくなり、さらに下るとブナ林の中の南の原と大膳原の分岐に到着する。
ここは左に道をとり、さらに緩やかな坂道を下っていくと周りが開けて大膳原の広大な草原に出る。
前方に烏帽子山を見ながらこの原を横断すると樹林との境に高野町馬木への分岐がありここで小休止。

ここからは最後の登りである烏帽子山への雑木林の中の登山道の登りにかかる。道はすぐに二分しているがどちらを通っても再び合流するか短い方の左側の道を行く。
展望もなく、さしたる植物もあまりないこの道は少々退屈な登り坂だが、なんとここで暗雲とともに再び急に雨が降り始める。夕立のようなひどい雨となりザックカバーと傘わさしての登りとなる。またたく間に道はぬかるんできた。

途中右に御陵への分岐があるがここは真っ直ぐに烏帽子山への道をたどる。雨はますます激しさを増し、烏帽子山山頂に着いたが昼食をとることもできない。仕方がないので少々お腹の方は我慢して出雲峠まで下ることとする。

雨の中の山頂からは御陵はどうにかはっきりと望めるが、吾妻山や毛無山方面はガスで見え隠れ。山頂も水溜まりが多くなってこれでは眺めを堪能するどころではない。


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まずは尾根を南に下る 直ぐに標識に従い左に道をとる
下山道からは大膳原が一望
南の原分岐、ここは左の大膳原へ そして周りはブナ林
放牧場だった大膳原が広がりその向こうに烏帽子山と御陵が
大膳原の案内板 横田町馬木への分岐(7km)
すぐに烏帽子山への登りにかかる(どちらをいっても合流) 烏帽子山への登りは雑木林で面白くない
雨が降り初め登山道はぬかるんで歩き難い 右に御陵分岐
山頂への最後の登り 雨だが烏帽子山から御陵だけははっきりと望める
烏帽子山山頂も雨で水浸し
山頂からの吾妻山もやっと顔を出したところを写真に
山頂から毛無山・伊良谷山・牛曳山の展望は雨の中ガスで見え隠れ


烏帽子山から出雲峠へ
烏帽子山を後にして下山道に入ると、なんと雨で道の真ん中を雨水が流れて川となっており端を歩かざるを得ないところも多い。あまり気を使っても仕方がないので滑らないよう気をつけながら水の中を下る。

楽しみも花探しどころではなく、足下を確認しながら下るのにせいいっばいである。空は相変わらず雲が立ちこめて時々周りはガスに覆われる。しかし雨の方はどうにか止んで一安心。

ブナ林を過ぎると一旦植林の中を通って雑木林をくだるとやっと出雲峠に到着。どうにか昼食にありつける。
この頃になると峠からは烏帽子山・毛無山がなんとか姿を見せて周りも少し明るくなる。


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少し下ると樹林の中に入る 雨も止み下山道にかかるガスもなかなかいい雰囲気
周りには気持ちのよいブナ林が続く
足下は今ひとつの下山道を下る やっとこさ出雲峠に到着


出雲峠から県民の森へ下山
出雲峠からは緩やかな整備された登山道を県民の森に下るだけである。出雲峠周辺には草原が広がっておりマツムシソウの群落も見られ、頭上にはヤマボウシの赤い実がたくさんついて美しい。

沢沿いに出ると左岸沿いに下っていくと、途中毛無山からの下山道が左から合流している。さらに下ると県民の森のエリアに入り、再び毛無山からの登山道が左に見えるとしばらくで駐車場のある登山口に到着する。
本日の山行は初めから雨を覚悟していた割にはなんとか最小限の雨で済んで何よりであった。


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出雲峠付近の下山道 よく整備された登山道が続く
県民の森への下山道 県民の森登山口に到着


 [コース&時間

 吾妻山国民休暇村登山口(1010m)
  ↓1:20(0:40)
 吾妻山山頂(1238.8m)
  ↓0:10(0:05)
 大膳原(1035m)
  ↓0:05(0:03)
 烏帽子山山頂(310m)
  ↓0:40(0:30)
 出雲峠(970m)
  ↓0:05(0:03)
 烏帽子山山頂(1225.1m)
  ↓0:40(0:30)
 県民の森登山口(810m)

 (注)時間・標高は参考値
   GPSトラックを記載
   



山の
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カワラナデシコ マツムシソウ
ウメバチソウ ゲンノショウコ
アケボノソウ キセルアザミ
ツリガネニンジン タムラソウ
サラシナショウマ ワレモコウ
クロバナヒキオコシ イヨフウロウ
アキノタムラソウ ツルリンドウ
ホソバシュロソウ キバナカワラマツバ
タンナトリカブト ネジバナ
ツシマママコナ キュウシュウコゴメグサ
ホソバノヤマハハコ キバナアキギリ
ツルニンジン アキチョウジ
イブキトラノオ アキノキリンソウ
ホツツジ ヤマハッカ
オオカニコウモリ ヤマボウシの実
ヒヨドリバナ ツルボ


H16.9.5