広島県豊平・千代田町 海見山 (870.0m) ・・・・・・・・


この30年で大きく変貌した山は雪で覆われた銀世界で面白味は倍増

西側本地からの海見山展望



空は快晴、気温も昨日とはうって変わって暖かくなった。
さっそく予定していた千代田町の某山に向かうが、なんとこの地方はまだ積雪が多く、車も幹線以外は入れなくて、とてもじゃあないがよく分からない踏み跡をたどって山に登るどころではない。
急遽変更して登ったのが海見山。地図は用意していなかったが、この山だと道も分かり易く簡単に山頂にたてる。

登山口は国道261号線の千代田町丸押にあるNTT無線中継所専用道入口。入口には専用道につき立入禁止の案内板がある。
ここをスタートして長い車道を登っていくのであるが、この道を入ると直ぐに雪が道を覆っており滑り易いが舗装道路を歩くよりはまし。登るに連れて少しづつ積雪は多くなるがこの雪道を2.3日前に車で登ったと見られる轍の跡が残っている。
この専用道が結構長い。展望はほとんど無いが、途中一カ所可部冠山方面が開けている。
スノーシューででも歩いてみたら面白いかも知れないと思いながらどんどん高度をかせぐ。
雪も結構深くなって無線中継所が近くなると車も登れなくなったのかった轍も消えてUターンしている。そして、道の右側に「海見山入口」の案内板があるところがこの山への取り付きである。

ここから植林の中に入ると積雪は20cm位。踏み跡は分からないが、真っ直ぐ少し登ると丁度海見山と無線中継所ピークを結ぶ尾根の鞍部にでるので、山頂に向けて尾根を北に道をとる。
足下は雪で覆われているので歩き易いところを選んで最初のピークに登る。
一旦小ピークを越えて立派な植林のなかの鞍部に下り登り返す。尾根に沿って登って行くと左側が雑木林に変わり、さらに少し行くと右側も雑木林となる。林床はクマザサに覆われているようであるがほとんど雪に埋もれてよく見えない。

道は北に向けて真っ直ぐ延びており、一番高い尾根を歩いていれば迷うようなことは全くない。少し気温が上がったので木々に積もった雪がどんどん落ちており、何度も頭の上に雪の固まりが降りそそぐ。
左手西側は急斜面に落ちており木間からは豊平町の山々と烏帽子の集落も望める。そしてこの尾根道にはアセビの木が多く一段と目につくが、春の花の時期にはさぞ美しいことであろう。
緩やかな坂道を登ると特に山頂らしくない山頂に到着。樹林のなかの尾根の登山道の一部で周りは切り開かれておらずともすれば見過ごしてしまいそうである。
三角点はと探すがよく分からない。雪の中にちょっと盛り上がったところがあるので雪を除けてみたらこれが三角点であった。
この山に最初に登ったのは30数年前であるが、この時は無線塔や道は勿論なく、山頂はクマザサで覆われた360度の展望の開けた素晴らしい眺めの山であったが、その変貌ぶりには驚きと自分も年を取ったのだと改めて感じる。

山頂は全く展望はないが、さらに約100m北に進むと周りの木々が切り開かれて東から北側の展望が開ける。
ここは広くなっているので展望を眺めるためにあちこち歩き廻っていたら、至るところでスボッと腰まで雪に埋もれるのでスパッツの上のスボンまで濡れてしまった。
東側から堂床山・可部冠山・大掛山、そして千代田町の町並み。北側に猿喰山から龍頭山・燕岩への稜線を望むことができるので、ぜひここまで足を伸ばしたい。


国道261号線丸押のNTT専用道入口が登山口 道は直ぐに雪で覆われており気持ちよい
途中西側に可部冠山が望める 次第に道の積雪は多くなる
稜線の少し下に取付があり右の植林の中に 取付にある案内板
・・・・・・・・・・
少し登ると植林内の尾根にでる 尾根に沿って北に登ると小ピークに
桧林を一旦鞍部に下り登り返す 途中から植林から雑木林の尾根道に変わる
左手西側下に豊平町烏帽子の集落が木間から望める 林床はクマザサだが雪に埋もれている
尾根道の積雪は20〜30cm程度となる 左手に燕岩と龍頭山が木間から望める
尾根に沿って雪道を行く 尾根道には雪に覆われたアセビが多い
登山道の横に三角点が埋まっていた山頂
掘り出した山頂の二等三角点 さらに約100m北に行くと周りが開け展望が望める
展望台から北側展望(右から、猿喰山・滝脇山・城山・野々志山・龍頭山・燕岩など)
展望台の北東から南東側展望(右から、堂床山・可部冠山・大掛山・平家ケ城山など)


復路は無線中継所との鞍部まで往路を下り、無線中継所のピークまで登って見ることとする。
鞍部からは尾根伝いに真っ直ぐ南に登ると前方が開けて大きな無線塔が目前に現れる。周辺は整備され2基の無線塔がたっているが周りの木々がのびて展望は全くない。
ここに登っている道を下っても下りられるがぐるっとピークを巻かないといけないので登った道をそのまま取付まで引き返す。

後は無線中継所への道をひたすら下る。今日の暖かさで登った時に比べて道に積もった雪も大分溶けて少なくなっているのには驚いた。登山口に近い辺りは地肌まで覗いているところも。

今日は天気に恵まれ、あまり期待していなかった山であったが、雪と戯れ思いのほか楽しい山登りができた。


・・・・・・・・・・
無線中継所には植林の中の雪尾根を南に登る ピークにはNTT無線中継所が




 [ルート&タイム]

 国道256NTT専用道分岐登山口(410m)
  ↓1:15
 NTT専用道取付(760m)
  ↓0:02
 尾根(775m)
  ↓0:13
 植林雑木境(625m)
  ↓0:18
 海見山山頂(870.0m)
  ↓0:02
 展望台(865m)
  ↓0:02
 海見山山頂(870.0m)
  ↓0:30
 尾根鞍部(775m)
  ↓0:10
 NTT無線中継所(805m)
  ↓0:05
 NTT専用道取付(760m)
  ↓0:50
 国道256NTT専用道分岐登山口(410m)

 (注)標高・所要時間は概略参考 
   GPSトラックを記載

 


2004. 1.28