広島県大竹市玖波町 傘山・玖波行者山 (649.9m)(313.5m)


展望のスカララインを歩く岩の多い楽しい山歩き

行者山からの傘山展望 尾根ピークからの行者山展望



傘山登山口から傘山山頂ピークへ
今日の登山口は谷和林道にある行者山と傘山の鞍部。ここにある傘山登山口の案内板にしたがい北側のコンクリートの法面にある階段を登る。
尾根道にしっかりとした道がついており、中低木の雑木にシダの林床は所々で開けてまわりの見晴らしもよい。
二つの送電鉄塔を通って526mピークまでは緩やかな登りが続くが天気もよくスカイラインの山歩きは気持ちがよい。
途中、左側と右側からの登山道が上がっているが右側の道はどこから登る道なのかよく分からない。
ピークの手前辺りになると大きな岩もたくさん見られるようになり道も急坂となり歩き難くなる。
526mピークを越えると、さらに小さなピークが続き、岩の多い道を進むと突然緑色のマイクロウエープの反射板が目に入る。ここから珍しく樹林の中に入り急登を登る。

道中、植物はあまり目立ったものもなくサカキ・ヒサカキ・シキミ・アセビ・アカマツ・ツガ等に混じってヤブニッケイなどの常緑樹。コバノミツバツツジ・ネジキ・リョウブ・ガンピ・その他落葉しておりよく分からないものなど。

少し進むと右に展望の良い岩のテラスも。さらに進むと展望台。つき出した岩からは東側の展望が開け河平連山から廿日市市までの展望がひらける。
そして少し下って登ると傘山の山頂に着く。狭い広場の真ん中に三等三角点が鎮座している。北側の展望が素晴らしいが左右を少し木が邪魔をして視界を狭めている。
展望はすぐ隣の西側ピークの方が良いのでこちらに移動して昼食とする。
三倉岳から大野権現山までほとんど180度の展望である。遠く白い雪を抱いた吉和冠山や十方山が一段と目につく。
今日は空も澄んで遠くまでよく見えて眺めは最高。展望を満喫し満足満足。


谷和林道南傘山登山口ぱコンクリート法面の階段 尾根道は二つの鉄塔を通過
尾根のピークを見て登る 東西から尾根への登山道が分岐している交差点
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登山道には次第に岩が多くなる この岩の間を乗り越える
この辺りは足下注意 岩を乗り越えてさらに登る
ピークから大竹市街方面展望
尾根登山道 展望台
展望台からの北東展望(河平連山・大野権現山・松ケ原町 集落、遠くに上下勝成山・大峯山・東郷山・廿日市市街など)
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岩と木の根の多い登山道 登山道から見た反射板
傘山山頂 傘山西ピーク
西ピークからの北側展望(左中から嵐谷山・三倉岳・羅漢山・燕山・西広島CC・新広島CC・上下勝成山・河平連山・大野権現山、左後から羅漢山・鬼ケ城山・吉和冠山・十方山・大峰山・東郷山など)
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三倉岳・羅漢山展望 吉和冠山展望
十方山展望 傘山西斜面岩場


傘山山頂から行者山取付へ
十分展望を満喫したので下山することとし、復路は西側尾根を下る。
前方に大竹の山々を望みながらの下りだが、足下が滑り易いのでよそ見をしながら歩くのは要注意だ。ところどころで展望がぱっと開けるが大竹周辺の山塊は山また山でどれが何山だか頭をひねりながらの同定である。
こちらの道も岩が多く結構急坂。約20分で鞍部に到着。ここで道は案内標識のとおり尾根コースと谷コースに分かれるが、尾根コースを行くと、またいくつかのピークを越えて行かなくてはならず林道を歩く距離も倍以上である。

ここは谷コースを選び左に曲がる。谷筋に向けてあまり良いとは言えない足下の道を下っていくとシダも多くなり道に溝が深く切れ落ちている。昔はこんなことはなかったが長い年月を経ると雨で流れてこんなになってしまったようだ。
さらに下ると道は少し広くなるが石の多いガレた道だ。ちょつと左の樹林を見るとこんなところにタラヨウがある。
分岐から約30分で林道に到着する。

そして上を見て驚いた。真っ赤な木の実でいっぱいのタマミズキが何本もあるではないか。高木なので近くで見ることはできないが遠くから見ても火が着いたように赤く目立っている。
行者山の取り付きまで林道を歩いていても周りを良く見るとタマミズキの木の多いこと。少々遠くてもこの木だけは目立つのですぐ分かる。花のない時期にしっかりと楽しませてもらった。
そして、傘山の登山口の前まで来るとすぐ前が行者山への取り付きである。


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滑り易いのでここらも要注意だあ 西側尾根から見た東側尾根
西側尾根下山道横テラスから見た西側展望(左から大鉢山・忠四郎山・米小屋山・高鉢山・谷和権現山・嵐谷山など)
尾根コース・谷コース分岐、左に谷を下る シダの茂った下山道
下る仁したがい足下に石が多くなる 林道合流点の谷コース取付


行者山取付から行者山山頂へ
林道から南に向けて三本の道があるが、左は手前のピークに、右は憩いの森に行く道であり、行者山への尾根には真ん中の道を進む。

ピークの西斜面をトラバース気味に巻いた緩やかな登りが続き尾根に出る。少し登るとピークに出て前方に行者山が目にはいる。一旦下ってさらに次のピークといくつかのピークを越えていくが瀬戸内海から大竹方面の景色をかいま見ながら歩くのも乙なもの。振り返ると今登った傘山も見えてくる。
前方にひときわ尖ったミニ槍ケ岳は玖波槍だ。急な坂道を登るとこの頭に到着する。いくつもの大きな岩が重なり合っている山頂は遮るものもなくこれまた最高の展望台である。しばし眺望を堪能。

時間のこともあるので先を急ぐ。もうひとつ小ピークを越えて最後の坂を登ると行者山山頂である。三角点は少し南の樹林の中たが、ここはこれまで歩いた傘山の東西の尾根から行者山への尾根も一望できる最後の場所であるのでしっかりと眺めて満喫する。
山頂の南側には石鎚神社の山頂社の社があり一応お参りをして小休止。


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行者山への林道取付(真中の道を行く) 尾根道から行者山・玖波槍展望
足下にシダの茂った尾根道を行きいくつかのピークを越える 尾根道
玖波槍 行者山山頂
山頂三角点北からの行者山尾根道と傘山展望


行者山から下山
シダの中の道を南に下ると、前方が開けて左手に三の鎖の岩場と前面に瀬戸内海が一面に望める大展望台が開ける。宮島・阿多々島から遠く能美島まで一望でき、瀬戸内海を眺めるには今日の最高の場所である。

ここで道は二つに分かれ、右に進むと西山社に下るか、途中から左に分かれて石鎚神社下に下ることができる。
しかし今日は左に道をとり、行場を通って石鎚神社境内に下るルートを行くこととする。

三の鎖を前方に見ながらトラバース気味に下ると樹林のなかの道となり三の鎖の下に出る。鎖場の高さは約30mはあろうか。修行とは言えよくこの急な岩場を登るものであると感心する。ただ、この鎖場は修行する人以外は通行禁止である。
次第に急な岩場となりサポート用の鎖までついている。そして次の二の鎖。歩き難い岩場が続き下ったところが一の鎖の取り付きである。ここから上が行場ということで力水の水場もある。
少し行くと樹林から出て周りが開け下ったところに鳥居がある。さらにジグザグの道が続くが展望もあるので退屈しない。カナメモチ木が多くなり赤い実もたくさんまだついて目の保養もできる。

下ったところが石鎚神社の右奥。ここでも今年の安全登山を願ってお参りをしておく。
石段を下ると周りには民家が現れ、自転車くらいしか通れない迷路のような道を下っていくと川沿いの登山口の案内標識のあるところに到着。さらに川に沿って南に向けてJR玖波駅まで歩く。


しばらく開けたシダの中を下る
行場手前の瀬戸の海の展望台(大竹の市街地と宮島・阿多々島、遠くに能美島)
最も長い三の鎖
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歩き難い岩場が始まる、鎖あり 急な岩場の下山道
三の鎖下 ここで岩場は終わる
石鎚神社鳥居 石鎚神社本社




 [ルート&タイム]

 傘山登山口(280m)
  ↓0:28
 展望台(580m)
  ↓0:05
 傘山山頂(649.9m)
  ↓0:01
 西ピーク(649m)
  ↓0:20
 傘山西尾根鞍部(6515m)
  ↓0:30
 谷和林道取付(330m)
  ↓0:10m
 行者山取付(280m)
  ↓0:20
 玖波槍(295m)
  ↓0:10
 行者山山頂(313.5m)
  ↓0:30
 石鎚神社(90m)
  ↓0:15
 行者山高速道下取付(15m)
  ↓0:10
 JR玖波駅(10m)

 (注)標高・所要時間は概略参考
   GPSトラックを掲載 

 



この山の冬の木
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シャシャンボ カナメモチ
ソヨゴ タマミズキ
この地に多いタマミズキは実がいっぱい
ガマズミ ヤブツパキ
クロバイ タラヨウ
ツブラジイ ヤブニッケイ


2004. 1.18