広島県安芸津町 蚊無奥山 (541.6m)


あまり人も登らないマツタケ山は面白味はいまひとつの山

自然探索の森からの蚊無奥山展望



本来なら初登りは宮島の弥山の予定であったが同行者の体調不良のため、いつかは登りたいと思っていた安芸津まちの蚊無奥山に急遽行って見ることとした。

県道32号線を安芸津から東広島に向かいちょうど蚊無トンネルの手前を左に曲がる旧道に道とり、蚊無峠の案内板のあるところの西側がこの山への取付である。
旧道の東側一帯は「蚊無奥生活環境保全林」として色々な散策コースなど整備が図られておりこの案内板がここにある。

案内板を少し戻って西側カーブミラーの先に広場がありその真ん中辺りに山に登る踏み跡があるのでこれを登るとしばらくで良く踏まれた道に出る。
ここは左に道をとるが、アカマツを主体とした雑木の中の道は山の斜面をトラバース気味に横移動しながら進んで行くとしばらで樹林が開けて頭上に送電線が見える。
ここからはちょうど安芸津の町の一部と瀬戸内海の島々が左手に一望できる。
少し進むと下から送電鉄塔の巡視路が上がってきている三叉路にでるが、ここは右に稜線に向けて巡視路に道をとる。やや急で滑り易いので要注意。
周りは低木の雑木でツルリンドウやガマズミがたくさんの実をつけてまだ残っていた。
稜線に向け真っ直ぐに巡視路を登ると送電鉄塔のある尾根に到着。ここからの安芸津方面の瀬戸内海が、そして振り返ると東広島の山々の景色が望める唯一の場所である。


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蚊無峠の取付(右の広場からの踏跡を登るのがよい) 手前の山のトラバース道
左が開け上部に送電線が 送電線巡視路と合流する三叉路を右に
急坂の歩き難い巡視路 稜線に着くと送電鉄塔が
送電鉄塔からの南東展望(瀬戸内海の島々が望める)
送電鉄塔からの北西展望(東広島市の集落が望める)


送電鉄塔から巡視路は真っ直ぐ尾根を横切って東広島に向けて下っているが、山頂にはこの巡視路を外れて左の尾根への踏み跡をたどる。やや急な道が続きアカマツ林に入るとマツタケ山らしく左手にビニルひもで柵がしてありこれに沿って少し登るとピークに到着。この先で踏み跡は左右に分かれているが左の尾根に道をとる。
なにやらいかめしい「入山禁止」の木札が至る所にありマツタケの時期の10月20日から11月20日までは山に入れないようである。

一旦少し下って登り返すが、周りにはアカマツの木が多くこれを縫うように尾根に沿った踏み跡をたどればよい。
少し急坂になったと思ったらなだらかな尾根に出てアカマツが少なくなり、お馴染みのアセビ・ヒサカキ・リョウブ・ミツバツツジ・サカキ・ネズ・ソヨゴなどが目につくようになる。唯一赤い実をつけた多くのツルシキミだけが彩りを添えていた。
ここが第二のピーク。木間から東の山々が望めるがこれも今の時期だからであろう。ソヨゴの木は多いがほとんど実がついていないもののこのピークの木だけは赤い実がもぶれついていた。

緩やかな台地のような小ピークが続いた後一旦下って鞍部から最後の坂を登ると再び緩やかな道となって少し進むと樹林のなかに二等三角点のある山頂に到着する。
周りは展望もなくどこでも見られるプレートもなく何の変哲もない山頂で味気ない。

復路は往路をそのまま下る。
この山への取付はどこが良いのか最確認してみたが、本来の道は丁度案内板の前だがこの道は回りの草木が伸びて歩きづらく、少し南の広場からの踏み跡をたどるのが一番楽そうであった。

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巡視路から離れ尾根の松林の踏跡を登る マツタケ林の小ピークの三叉路は左に
当分赤松の林が続く 林床はあまり茂っておらずこれなら松茸もありそう
小ピークへの登りの雑木林は歩き易い 山頂手前の小ピークから東側の展望が木間から望める
山頂手前の小ピークはなだらかな雑木の中 山頂は展望もなく二等三角点が鎮座




 [ルート&タイム]

 取り付(380m)
  ↓0:08
 送電線巡視路合流(400m)
  ↓0:10
 尾根送電鉄塔(445m)
  ↓0:03
 小ピーク三叉路(460m)
  ↓0:15
 小ピーク(530m)
  ↓0:10
 蚊無奥山頂(541.6m)
  ↓0:23
 尾根送電鉄塔(445m)
  ↓0:13
 取り付(380m)

 (注)標高・所要時間は概略参考 
   GPSトラック記録を掲載



この時期に合った草木の

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ツルリンドウ ガマズミ
ヤブコウジ ツルシキミ
ソヨゴ ヤブムラサキ


2004.1.7