広島県大竹市 玖波行者山 (313.5m)
(石鎚神社・憩いの森コース)


展望は一級品の気楽に登れる岩峰

展望台ピークからの行者山展望



天気がよいのでどこかないかと考えたが、時計を見ると既に11時近かったので近場の大竹市玖波町の行者山に決定。登山口は大歳神社近くの石鎚神社コースを登ることとする。

登山開始は12時と少々遅かったが、まずは大竹山の会の案内板にしたがって細い路地にはいる。まさに民家の軒先をかすめるように左に左にと道をとる。
少しづつ登って、行き着いたところが石鎚神社下。ここで真っ直ぐ進むと行者堂ルートで三の鎖の上に出るが、今日は今年最後の山登りでもあり石鎚神社にお参りして行こう。ということで右に曲がって石段を登り本殿に参拝する。

この神社からの取付は右奥に行くと、行場を通って頂上社に向かう登山道があるのでこれを登る。
周りをシタ゛で覆われた中にジグザグにつけられた道がつづいている。
登山道沿いにはあまり大きな木もなく、登るにしたがって瀬戸内海に浮かぶ宮島がよく見えるなかなか気持ちのよいコースである。
赤い実をつけたカナメモチやソヨゴが多く、シャシャンボの黒い実も混じり目を楽しませてくれる。

一旦平らなところに出ると白い鳥居が前方の山頂とともに目にはいる。これを抜けると樹林の中の道となり行場に到着。すぐ奥に水場「天狗の力水」があり、右の石段を登ると一の鎖が下がっている。
この鎖は修行する者以外は登ってはいけないそうなので左を巻いて足場の良いとは言えない岩場の道を登っていく。少し進むと二の鎖。そしてさらに進むと一番長い三の鎖を通り過ぎ道は左に大きく巻いて登る。着いたところで行者堂および西山社からのコースと合流し、周りの視界が一度に開ける。
この山で瀬戸内海を一望できる最も素晴らしい眺めが広がる。大竹の市街地から前方に宮島、そして左手に三の鎖の岩場を通して経小屋山も望める。
ここから振り帰ると山頂は目前。シダで覆われた道を少し登ると石鎚神社山頂社の小さな祠があり、その奥が三角点のある山頂である。
山頂は周りに木があるためあまり眺めは良くないが、少し北に行くと西から北、そして東側の展望が開ける。


大歳神社からの登山口(案内板あり) 登山口にある案内板
細い路地を案内板に従い進むと前方に行者山が 石鎚神社手前の行者堂コースと石鎚神社コース分岐
石鎚神社コースをとり石鎚神社へ 神社右奥の登山道取付
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シダで覆われた道が続く 一旦平らになって石鎚神社鳥居から行者山が
登山道には岩が多くなってくる 行場入口を右に一の鎖が
行場入口奥には水場があり飲める 一の鎖上部(一般の人は登れない)
二の鎖 岩場の登山道には鎖もある
最も長い三の鎖のある岩場
三の鎖を迂回して登ると一大展望が広がり行者堂コースと合流。西から南側展望(左から宮島・阿多々島・能美島、そして大竹・和木の市街)
西側展望(左から大鉢山・笛吹山・米小屋山)
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展望台から先は前方に山頂を見ながら登る 山頂手前の石鎚神社山頂社
行者山山頂
山頂から北側傘山展望
山頂西側展望(左前方玖波槍と縦走路稜線、後ろ右373mピーク、その後ろ大鉢山・笛吹山・米小屋山)
山頂東北東側経小屋山展望


さらに滑り易い土の縦走路を北に下ると小ピークを越えた鞍部の左に憩いの森への分岐があり、再び登り返すと玖波槍山頂に着く。岩が重なり合った狭い山頂は遠くからみるとまさに槍に見えるところである。
ここからの展望もなかなかのもので360度の眺めが広がる。


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行者山から北への縦走路 尾根道憩いの森への分岐
岩のある尾根道 玖波槍山頂
玖波槍からの大竹市街展望
玖波槍からの行者山展望


そして、さらに進むと小ピークを越えて大きく下り登り返すと行者山と玖波槍が一望できる展望岩に。
ソヨゴやカナメモチは相変わらずたくさんの赤い実をつけている。ガマズミの残り実も結構みられる。おっと赤い木の実で染まっているのはタマミズキだ。少し遠いがまさに赤い花が咲いたよう。

このピークから下りにかかると周りの展望はなくなって葉を落とした雑木の中の道を行くようになる。
道の辺に小さな祠がちょこんとたっている。この先は356mピークだがこれを左に巻いて山の斜面を下っていくと先が開けて林道に出る。


縦走路ピークからの傘山展望
縦走路ピークからの行者山と玖波槍展望

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尾根道にあった祠 雑木林に入ると林道は近い


この林道は玖波から谷和の集落に続いている道で、道路を隔てたその向こうには傘山の登山口がある。しかし、今日は時間のこともありここでUターンすることに。
ここから南には、左に登ると356mピークへ、真ん中は今来た縦走路。そして右側へ行くと憩いの森へと続いている。
復路は右の谷筋を行く憩いの森へのコースをとることにする。

常緑樹の多い樹林のなかの道が延々と続いている。元林道だったのか道幅も広く歩き易いが今は車は通れそうにはない。
やがて右手に小さな沢が道と並んで流れるようになるが全く展望もなくただひたすら歩くのみである。
途中この広い道から分かれて左に折れて山道となるり少し進むと前方が開けて憩いの森の最奥部にあるキャンプ場に到着する。運動場のようにひろく整備され案内板も設置されている。

少し下ると道が二分し真っ直ぐ進むと錦竜の滝へ、左に進むと玖波への道。左に折れて尾根の峠に着くと展望台への分岐。せっかくここまできたのだから行って見ようと右に道をとり尾根に沿って少し登って一旦くだり、再び登った268mピークが展望台として整備されているのだ。
小さな東屋があり、その南に行くと周りの木が刈られて南側の展望が開けている。
瀬戸内海の展望は三の鎖上部の方が良かったが、ここからは行者山と玖波槍の稜線が展望できるところがちょっと違う。
展望を満喫して再び玖波への道との分岐まで戻り右に道をとる。

少し行くと行者山と玖波槍間に登る登山道が左に分岐しているが、これはやり過ごしてさらに下る。
左手には迫力のある行者山の岩場が良く見える。周りの草木はあまり見るべきものもなく、やがて谷間の道となり木々に覆われた中を下っていく。

先が開けると左に西山社と鳥居がある西山社コースの登山口がある。さらに進むと左手に大きなメープルヒル病院の横に出る。ここにも登山口の案内板がある。
高速道路に沿って東に進み恵川沿いに出ると石鎚神社登山口に再び戻る。

今日は初めから予定していなかったため、少々出遅れた感はあったが、天気もよく爽快な山歩きができた一日であった。


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谷和への林道からの登山口(反対側は傘山登山口) 左は356mピーク・中は行者山・右は憩いの森取付
憩いの森コースへ元林道を進むと左の分岐に道をとる 沢沿いの道を進む
憩いの森最奥部のキャンプ場に出る 錦竜の滝へ下る道から分かれて玖波への道を行く
展望台(268mピーク)への分岐(左憩いの森・右玖波・手前展望台) 展望台への道

玖波槍・行者山・宮島展望
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展望台は268mピーク 玖波への道途中の行者山登山道分岐
下山道からの行者山岩場 玖波への下山道
西山社コース行者山登山口分岐 メープルヒル病院横の行者山登山口




 [ルート&タイム]

 大歳神社登山口(15m)
  
↓0:10
 行者堂・石鎚神社コース分岐(80m)
 
 ↓0:38
 三の鎖(250m)
 
 ↓0:12
 
行者山山頂(313.5m)石鎚神社上社 
 
 ↓0:07
 
 玖波槍(300m)
 
 ↓0:30
 谷和林道登山口(290m)
 
 ↓0:17
 憩いの森キャンプ場(195m)
 
 ↓0:07
 展望台分岐(240m)
 
 ↓0:07
 展望台(268m)
 
 ↓0:06
 展望台分岐(240m)
 
 ↓0:04
 行者山分岐(225m)
 
 ↓0:19
 行者山西山社コース分岐(75m)
 
 ↓0:04
 メープルヒル病院横登山口(45m)
 
 ↓0:07
 大歳神社登山口(15m)

 (注)標高・所要時間は概略参考 
 



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シャシャンボ ソヨゴ
ガマズミ カナメモチ
タマミズキ
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ヤシャブシ ヒメヤシヤブシ
ヤブコウジ センリョウ



2003.12. 28