広島市安佐北区 牛頭山 (689m)・・・・・・


元山城跡は展望の山、双耳頭の二つの峰を目指す

麓からの牛頭山東側展望



久しぶりに気持ちの良い晴天ということで、急遽「こういちチンタラ山の会」を開催。安佐北区飯室の北に聳える「牛頭山」に登ることとした。
国道261号線を飯室から道を左にとって、広島市野外活動センター・こども村にはいりこれを詰めると貯水槽の横に牛頭山登山口がある。
登山道標識にしたがい山道にはいるとシイタケの栽培地を右に見て一旦支尾根に登り、案内標識にしたがって左に下っていくと谷間にある登山道に合流する。
すでに草木は冬の準備も終え常緑樹を除いて葉は落ちて花は勿論木の実すらほとんどない。
周りは植林に覆われて足場はあまり良いとは言えない道は谷間を真っ直ぐに尾根に向けて続いている。
少し進むと雑木林にはいるが道はさらに急坂となって滑り易く注意が必要だが、ご親切にもちゃんと立派なロープが張ってある。
稜線の鞍部まではまさに直登なうえ石とつるつるになった土は登りにも苦労するが下りはもっと大変だろう。
周りの草木も今の時期では全く期待できず、ただひたすら登るだけ。
太いロープが稜線鞍部までずっとつけられているのでいざという時は頼りになる。

クマシデの多い東峰と西峰の鞍部に着くと西峰への立派な案内標識があるが、まずは三角点のある東峰を目指す。
緩やかな雑木林の気持ちの良い尾根道が続く。アセビやソヨゴが多く赤いソヨゴの実が唯一目を楽しませてくれる。振り返ると円錐形の西峰が木間から望める。
約10分で三角点の山頂と本串山への縦走路の尾根に出て左に少し登ると東峰の山頂である。
狭い広場の真ん中に三等三角点(標点名は牛頭山)がちよこんと立っているが周りは植林に覆われて展望は全くない。


登山口 谷道への登山道
谷道との合流 杉林の急登から雑木林に
急登にはロープが 稜線鞍部まで急登とロープは続く
案内標識のある稜線鞍部(左東峰、右西峰) 東峰には緩やかな樹林の登山道が
三等三角点のある東峰山頂


再び鞍部まで下って西峰に向けて登る。東峰への道と違って直ぐに急登が始まり足下は岩の多い道となり歩き難い。
西峰は元山城であったのでガレた急な道を登って少し緩やかとなると山城の東第一出丸跡。そこからさらに登ると東第六郭跡、東第五郭跡、東第四郭跡、東第三郭跡と続き、道が平らになると東第二郭跡、そして山頂直下の開けたササ原には東第一郭跡・三の丸跡と続く。
これを登ると広い本丸跡の西峰山頂に到着。
三角点はないが素晴らしい展望が広がっておりベンチとともに望める山々の案内板も設置してある。
特に西から北方面にかけては阿佐山から龍頭山、猿喰山、海見山、堂床山までの眺めは素晴らしい。
西中国山地の山々はすでに白く雪を抱いており、北西方面には雪に埋もれた深入山が一段と目につく。
そして南から西方面には武田山、荒谷山、本串山、久地冠山、大峯山等が望める一大展望台である。
そして、山の北側の少し下がった台地は二の丸跡となっている。


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西峰への登りは岩の多い急登が続く 山城東第一出丸跡
山城東第六郭跡 山城東第五郭跡
山城東第二郭跡 山城三の丸跡と西峰山頂
本丸跡の西峰山頂
西峰より西側展望(左より海見山・片廻山・大掛山・可部冠山・堂床山)
西峰より北側展望(左より牛ケ首山・椎谷山・阿佐山・龍頭山・野々志山・城山・猿喰山)
西峰より北北西側展望(左より大丸峰・滝山)
西峰より南側展望(左より牛頭山尾根580mピーク・武田山・荒谷山・本串山・岳山・久地冠山)
西峰より南南東側展望(左より螺山・水越山・・後権現山・牛頭山尾根580mピーク)
西峰より北西展望(左より久地冠山・東郷山)
龍頭山と後ろに椎谷山展望
深入山展望
西峰から東峰展望


天気も良く一寝入りでもしたいような気分であるが、少し雲もかかってきたので下山することとする。

急登と岩が多いので下りは特に要注意。
下山は谷を真っ直ぐ下って民家のある林道に出る。ここから林道を下ると朝登った登山口に下りる。
気楽に登れて近場の山としては展望も良くちょっとした穴場である。今日は見るべき植物もほとんどなくチンタラ登山もスピードアップ、展望満喫の山登りであった。


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谷を真っ直ぐ下った登山口 林道を通って登山口に戻る





 [ルート&タイム]

 野外活動センター登山口(445m) 
  ↓0:12
 谷道合流(465m)
  ↓0:30
 稜線鞍部(590m)
  ↓0:11
 東峰山頂(672.6m)
  ↓0:10
 稜線鞍部(590m)
  ↓0:20
 西峰山頂(689m)
  ↓0:10
 稜線鞍部(590m)
  ↓0:15
 林道下山口(455m)
  ↓0:08
 野外活動センター登山口(445m)
 

 (注)標高・所要時間は概略参考 
 


ツルシキミ ツルリンドウ ヤブコウジ
ソヨゴ


2003.12.14