広島県西城町
毛無山・伊良谷山
(1,148.9m) (1,143.7m)


2003.10.25
秋の紅葉と展望を満喫できる山

桔梗ケ丘からの毛無山 毛無山からの伊良谷山



天気は快晴。今日はグループで紅葉の比婆山散策ということでわが古里、西城町の比婆山県民の森に向かう。

出雲峠へのるんるんロード
毛無山から伊良谷山に向け、何時もとは逆のコースを通って牛曳山との鞍部から公園センター第二キャンプ場に下るブナの多い落葉広葉樹林を下る。

公園センターから出雲峠までの道は緩やかな登りのるんるんロード。植物好きな者同士なのであれこれ言いながら周りをキョロキョロののんびり登山。
すでに周りの落葉広葉樹の木々は紅葉し赤や黄色に色づいてちょうど良い時期である。
鮮やかなのはウリハダカエデやヤマモミジなどのカエデ類。今の時期は登山道沿いも色々な木の実も結構多くて退屈しない。
そして足下には最盛期のリンドウやセンブリが咲いている。出雲峠が近くなると残り花のウメバチソウ・マツムシソウ・ヤマラッキョウ等もまだ楽しめた。
今日はさすがに登山者も多い。出雲峠に着くと何組かの人達が、思い思いに休んだり昼食をとったりしている。
この峠の主はズミの大木。春にはきれいな白い花をたくさん付けているが、今はと言うと赤い実がもぶれつき、ヤドリギまでが橙色の実を付けてズミにまとわりついている。
陽差しを浴びた美しい紅葉の烏帽子山を見ながら、少々早いが我々もここで昼食とする。
広島を代表する山だけあって休んでいてもとたくさんのパーティが次々と登っていく。


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六の原県民の森から出発進行 若人の家までは道も広い
出雲峠までの緩やかな登山道沿いは紅葉真っ盛り 登山道沿いのウリハダカエデの紅葉
出雲峠とズミの木
出雲峠から見た紅葉で染まった烏帽子山


出雲峠からききょうが丘・毛無山へ
お腹も膨らんだところで、まずはききょうが丘への道をとる。
やっと山道らしく登りも少し急坂の雑木林の道に変わる。ガマズミの赤い実、タンナサワフタギの青黒い実、コマユミの橙色の実は相変わらず多い。
途中、直接毛無山に登る道と分かれて雑木の中を登ると周りが開けたききょうが丘に到着。なかなか展望も良く、前方に毛無山がどっかりと覆い被さり、後ろに烏帽子山の稜線が連なっているのが望めその紅葉の美しさには感激。ここでもマツムシソウがまだ咲いていた。
一旦少し下って毛無山直登の道と合流し樹林のなかを登っていくが、一般に伊良谷山方面から登る逆ルートなので多くの人とすれ違いしばし立ち止まることも度々だ。
周りが開けて広い毛無山の山頂に到着するとここにも人人人。四等三角点がちょこんと立っている。
今日は天気も良く周りに高い木々もないので眺めも最高。北に伊良谷山・牛曳山、道後山、猫山等。南から東西方面に目を転ずると福田頭から比婆山連峰の山々、そして猿政山・高野毛無山等360度の展望が目にはいる。


出雲峠からききょうが丘へ
ききょうが丘からの烏帽子山・御陵・立烏帽子山展望
ききょうが丘からの毛無山展望
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毛無山直登道とききょうが丘からの道合流点 毛無山への登山道は樹林の中
尾根道はすでに紅葉も終わり落葉しているところも 広い毛無山山頂
毛無山から道後山展望 毛無山から猿政山・高野毛無山展望
毛無山から伊良谷山牛曳山展望


毛無山から伊良谷山へ
毛無山の眺望を満喫し、まずは東に伊良谷山への下りにかかる。
低木帯から樹林に入ると展望は無くなり、多くのオオカニコウモリやセンボンヤリが花も終わって花穂が揺れている。
一旦鞍部まで下って再び伊良谷山への登りにかかる。
少し周りが開けてくると山頂も近い。南側から回り込むようにして狭い山頂に到着する。
三等三角点があり、ここからの展望もまずまず。今度は北に牛曳山がどかっと座っている。


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伊良谷山へは一旦落葉広葉樹林の中を下る 途中尾根道は樹林の中で展望はない
山頂手前の南側から六の原・立烏帽子山等の展望が開ける 山の斜面は紅葉が美しい
狭い三角点のある伊良谷山山頂
伊良谷山から毛無山・比婆山連峰が一望
伊良谷山からの牛曳山展望


伊良谷山からブナ林を通って六の原へ下山
ここから牛曳山を通って牛曳谷の下山も考えたが、同行者が一昨年この時期に牛曳谷から登っているので、今日は牛曳山との鞍部から県民の森に下るブナ林の紅葉を楽しむこととする。
下るにしたがい樹林の中に再びはいる。だらだらと長い坂道を鞍部まで下って、真っ直ぐ進むと牛曳山、右は六の原第二キャンプ場に下る三叉路があるのでここを右に道をとる。
県民の森まで右に左に曲がりの多い道が続いており、ブナを中心とした落葉広葉樹林の美しい紅葉を楽しみながらの森林浴満点の下山道である。
草木もあまり変わりばえはしないが、途中ちょっと変わったツリバナもどきがあった。
おやおや、こりゃあ珍しいムラサキマユミのご登場ということで、さっそくパチリ。
結構立派なブナも多くて、ブナ大好き人間としてはなかなか楽しい道である。そしてヤマモミジの紅葉も赤黄色と美しい。
結構長い道のりだが、ひたすら下って第二キャンプ場に向けて歩く。前方にキャンプ場が見えてくるとやっとこさ登山道の取付の案内標識のある林道に出る。
林道沿いも見ていると色々な木が見られてこれまた楽しい。カエデ類の紅葉のなかアオハダ・ヤブムラサキ・エゴノキ・クマノミズキ・フウリンウメモドキ・ケヤマハンノキ等がたくさんの実を付けているぞ。ダンコウバイは黄色に色づいて早くも花芽もついて春の準備完了だ。
やっと県民の森に着いたが、まだ多くの人がおり帰り支度をしていた。

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牛曳山との鞍部下山道三叉路 緩やかな落葉紅葉樹林の下山道
ブナの巨木
   
ヤマモミジ・イタヤカエデの紅葉
ブナのある下山道 第二キャンプ場林道取付


 [ルート&時間

 六の原センター(800m)
  ↓0:50
 出雲峠(970m)
  ↓0:20
 ききょうが丘(1000m)
  ↓0:20
 毛無山(1143.7m)
  ↓0:40
 伊良谷山(1148.9m)
  ↓0:10
 尾根鞍部分岐(995m)
  ↓0:45
 六の原キャンプ場取付(820m)
  ↓0:10
 六の原センター(800m)

 (注)時間と高度は参考値



山の草
アキノギンリョウソウ(ギンリョウソウモドキ) センブリ
ウメバチソウ ヤマラッキョウ
リンドウ ツリガネニンジン
ユキザサ マムシグサとツルシキミ
センボンヤリの果穂 オオカニコウモリ
ヒメノヤガラ
オオナルコユリ ナルコユリ
タムラソウ キクバヤマボクチ
ツルリンドウ トウゲシダ

山の木の
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マユミ ツリバナ
ヤマボウシ カマツカ
ガマズミ コバノガマズミ
クロタキカズラ コマユミ
ズミ ヤドリギ
紅葉したホツツジ
タンナサワフタギ ヒロハヘビノボラズ
アクシバ ソヨゴ
ムラサキマユミ
ダンコウバイ ヤブムラサキ
クマノミズキ エゴノキ
アオハダ
ナナカマド ハリギリ