広島市大朝町 雉子の目山 (897.2m)    
Part2


昔は生活と密着していた雑木林で覆われた山

大朝の町からの雉子の目山展望



県北で盛んだったたたら製鉄も今は昔、当時はさぞ貴重な存在だった山の木々も、時代とともに製鉄も近代化されて今ではほとんどのところでたたらは放置されている。
この山もそれにたがわず一部は植林されているもののほとんどはそのまま放置され雑木林の山となってしまった。

山頂までは一応登山道もつけられているが、一般にはこの道が唯一のものである。ただ、この山はヤブもそんなに厳しいところも少なく場所を選びながら歩いてもそれほど難しい山ではなさそうである。

登山口は山の南側の山裾を東西についている鉄穴原から棚原への町道を通って、山頂真南から分岐している林道への取り付き点が登山口である。ここには案内板はないものの赤いテープがつけられている。

林道へは車で入れないこともなさそうだが、未舗装だしあまり手入れもされていないので、この付近の道端の広くなっているところに車を置いて登るほうが無難である。

(登山口から山頂往復)
林道は山をトラバース気味に東に向けて登っている。
雑木と植林の混じった道を右に谷側の斜面を見ながら約10分程度歩くと谷筋を横切るところがあり、ここが取り付きである。
テープが取り付けられており、谷の沢にそって山道があるので左側に道をとる。

岩のごつごつした足元を過ぎると植林のなかの道から雑木林となるが、御親切にもところどころに赤いテープが取り付けられているし、まず迷うようなことはない。
花は時期的にも終わりで紅葉にも少し早過ぎるが、途中咲き残りのサラシナショウマの白い穂、タンナトリカブトの青い花もまだ見られた。

この谷筋に設けられたはっきりした山道をどんどん登っていくとやがて南西側の尾根の稜線にでる。
ここから右に稜線沿いに一直線にやや急な道を登っていく。まわりはたたらのために何度も切られたであろう雑木林が続く。今はこれを利用する人もなく結構木も大きくなっている。
800m付近ではブナも見られ、足元にはスミレサイシンの葉もたくさん見られた。改めて時期を変えて登ってみると面白いかも知れない。
急な登りで少々くたぶれたころに雉子の目山の山頂に到着する。

山頂は雑木で覆われて展望はない。切り開かれたちょっとした広場には三等三角点が鎮座している。
以前まだ雪が残っているころ登ったときには木も落葉し、小木は雪の下だったので周りの山々の眺めが素晴らしかったのと比べると何とも味気なかった。


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登山口の林道取付 林道
左の谷へ登山道取付(赤テープあり) 登山道に入るとすぐの右上の木に案内板が
しばらく周りは雑草に覆われている 道ははっきりとした一本道
植林内の踏み跡を登る 稜線に出る、右の尾根道に
急な尾根道を山頂に 山頂には山頂三角点が鎮座、展望はない


 [コース&時間

 登山口(570m)
  ↓0:15
 谷分岐(580m)
  ↓0:30
 尾根稜線(780m)
  ↓0:30
 雉子の目山山頂(830.3m) 
  ↓0:30
 谷分岐(580)
  ↓0:40
 登山口(570m)

 (注)時間・標高は参考値 
   



山の
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タンナトリカブト サラシナショウマ
キバナアキギリ アキノキリンソウ
アケボノソウ ヤマシロギク
シュウブンソウ ヒメアザミ
オトコヨウゾメの実 コバノガマズミの実