広島県尾道市因島町 青影山・奥山 (275m)・(390.5m)


村上水軍で名をはせた因島、山はよく整備されて歩きやすい展望の山

奥山への登山道から大山付近の尾根展望


因島の中央部を東西に連なる山塊は因島アルプスと呼んでも良い山並みが続いている。
瀬戸内海国立公園のハイキング道としてよく整備されており、青影山から島内最高峰の奥山への歩き易い縦走コースはき楽に楽しめる。

山陽自動車道を東にひた走り、福山西ICからしまなみ街道に入って因島南ICを下りる。
生口橋架橋下を南下し田熊町の金山バス停から左に折れて、舗装された車道を北東に進むとしばらくで右側に保育園があり、その反対側の角に三角寺のほとりを北に入る道がある。そして、ここが今日の出発点。

<田熊町登山口から青影山山頂>
道はすぐに三叉路に出るがここは左側に行く。約400m先で左側にA角に曲がった坂道が分かれており、登山口の案内板があるのでこれにしたがって左に折れる。
あとは道なりに狭い舗装された道を登っていくと民家が点々とあり、周りにミカン畑が広がってくる。ちょうど黄色く熟れた収穫前のミカンが美味しそうだ。
前方にこれから登る山並も望め、振り返ると瀬戸内海が一望できる。
民家もなくなり、周りの田畑を見ながら歩いていると道端の草地に紫色をした花が今が盛りと群生しておりなかなか美しい。何かと思って近寄ってよく見るとクサフジだ。まあこれまでよく咲いてくれていたものだ。

さらに進んで舗装された道が行き止まりとなる手前の右側が青影山の登山口だ。立派な案内板があるのですぐ分かるだろう。
ここから急な狭い山道となり、少し登ると左が開けたところに、この周辺を公園として整備した記念碑であろう、「六松公園」と書かれた石碑がたっている。
整備された登山道が尾根の鞍部まで続いておいる。今の時期はあまり花も見られないないが、それでもヤクシソウ、シマカンギク、コウヤボウキなどの花をまだ見ることができた。

鞍部で尾根道に合流するが、青影山へは左に道をとり約5分登ると東屋のある展望台に到着する。ここからの眺めは素晴らしいの一言で、伯方島、岩城島、生名島方面が一望できる。

ここから尾根を少し西に歩くと青影山の山頂に着く。村上水軍の居城跡として県の史跡にもなっている。
展望はあるものの、先ほどの東屋の方が邪魔も少なく眺めは良い。


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保育園前にある三角寺横の路地が登山口 舗装道をしばらく登って振り返ると瀬戸内海が眼に入る
道の周りはみかん畑が続き美味しそう さらに上っていくと
舗装道が行き止まりとなり、右手に登山口が すぐに左側に公園整備の記念碑
歩きやすい山道を登り 尾根道と合流し左に
尾根道を登ると 東屋と素晴らしい眺めが広がっている
東屋からの南側展望(伯方島、岩城島、生名島など)
少し尾根を北に進むと 三角点のある青影山頂に到着するが展望はいまいち


<青影山頂から第3ピーク展望台>
瀬戸の眺めを満喫したので、早々に南に向けて尾根を縦走開始。
登った三叉路の鞍部まで一旦下り、そのまま真っ直ぐ尾根道を登っていく。周りは常葉樹が多いが落葉の雑木も所々で混じって色づいた木々とのコントラストが美しい。
さすがに道はよく整備してあり案内板も多く登山道の道幅も広いので歩き易い。ちょうど落葉も多いので踏みしめながら歩くのも心地よい。

一つ目のピークを一つ過ぎて一旦下り、再び登ると大山だが、どこが山頂かよく分からないうちに通過してしまった。どうやら山頂の南側を巻いて道がついていたようである。

再び下って登った第3のピーク付近に東屋のある眺めのよい展望台に到着。少々早いがここで昼食とする。


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三叉路まで下りさらに尾根道を登っていく よく整備された尾根道
登り下りしながら常緑樹林の中に道が続く 大山峠手前のピーク付近にある東屋で展望を楽しみながら休憩
東屋からの展望


<第3ピーク南展望台から奥山山頂>
ピーク付近の展望台でゆっくり休んだ後、これを下ると鞍部の大山峠に着く。この交差点は、昔は島の南北を結ぶ幹線道路だったのであろう。何となく昔が偲ばれるところである。

ここから最後の登りが延々と続くが、ほとんど樹林に覆われておりほとんど展望もない。
これまであまり見なかったウリハダカエデがたくさんまわりに見られるようになり、登山道周辺で赤や黄色に色づいた紅葉は一段と美しい。
ウリハダカエデのトンネルを過ぎると前方が開けて平坦となって左に石仏が眼に入ると奥山山頂に到着。
山頂三角点とともに三十三体の石仏が無造作に並んでいる。

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大山峠、昔の幹線道路 再び登りとなり樹林の中の道が続く
右手に展望が開けたところも 草原の登山道も、ここを右に立ち寄ると東屋が
この東屋からの展望はまずまず 登山道沿いにウリハダカエデが見られるようになる
奥山山頂への道にはウリハダカエデが多く美しい 三角点のある奥山山頂
奥山山頂南側展望


<奥山山頂から椋浦町下山口へ>
山頂からは東側の支尾根に沿って 前進。これから先は登りはないのでラクチンモードである。
しばらく樹林内の遊歩道に沿って進むと突然前方が開けて瀬戸内海の島々が望める。
ここには休憩所も設けられているが先を急ぐのでパスし、急なジグザクになった坂道を下る。眺めも良いので退屈しない。途中、面白い形の二股に別れているビナンカズラの実がたくさん見られる。
再び樹林の中の道となると、しばらくで舗装道に出る。ここが下山口で、立派な地図入りの案内板も設置されている。

山の標高は低いがよく整備された歩き易い道で、因島のミニアルプスの縦走と言った感じのコースであった。樹林の中の気持ちよい山歩きと素晴らしい眺めを堪能できた今の時期にはもってこいの一日であった。


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奥山からしばらく雑木林が続く登山道 突然前方に瀬戸の海が開ける
ここからは周りの眺めを見ながら急な下りとなる 下山道から南東側の島々展望
下山道から奥山北尾根展望 奥山下山口

 [コース&時間

 田熊町保育園前(40m)
  ↓0:30
 青影山登山口(339m)
  ↓0:20
 三叉路(40m)
  ↓0:07
 青影山頂(310m)
  ↓0:05
 三叉路(339m)
  ↓0:20
 大山山頂(310m)
  ↓0:25
 展望台(40m)
  ↓0:05
 大山峠(310m)
  ↓0:50
 奥山山頂(310m)
  ↓0:30
 奥山下山口(40m)

 (注)時間・標高は参考値  



山の
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ガマズミの実 ウラジロノキの実
フユザンショウの実 イボタノキの実
イヌザンショウの実 タンキリマメの実
スイカズラの実 ビナンカズラの実
ノグルミの実 キリの実


2009.11.15