山口県山口市秋穂町 陶ケ岳・火の山  (303.6m) ・ (252m)


標高は低いが展望は最高、岩場も多くアルペンムードいっぱいの登りがいのある連山が続く

勘十郎山から火山・陶ガ岳展望



山口県の南西部に位置している、秋穂町の「火の山」「陶ケ岳」の連山を歩いた。たかが300mそこそこの山だが、広大な名田開作の東に接し、ゼロメートル地帯から突出した独特の連山を形づくっている。特に西中国有数の岩場をもっているこの山は人気を集めているようだ。
火の山を最高峰として北にT、U(陶ケ岳)、V、Wの4っのピーク、南にT、U、V(亀山)の3つのピークが南北に一直線に並んでおり、その稜線の起伏の様子も面白くミニ八ケ岳とも呼ばれている。

セミナーパーク登山口から亀山山頂へ
広大な敷地をもつセミナーパーク南端にある駐車場から登山開始。
駐車場から山にのびる未舗装の道を登ると、すぐに亀山登山口の案内板があり山道にはいる。登山道のまわりには里山の雰囲気そのままの低い雑木林が覆っている。
しばらく歩くと、急な歩き難い道がところどころで現れるが、ご親切にもロープが張ってあるものの、これに頼るほどでもない。中腹は照葉樹やマツなどで覆われており展望もない。
樹林のなかの道をひたすら登っていくと、前方に岩壁が行くてをふさぐように立ちはだかって現れる。岩登りの訓練にはちょうどよいのかこちらに向かっている人もいる。
道はこの岩場を左右に巻く道が分かれているが、ここ一般に使われている右を巻く道をいく。ここもすべり易く歩き難い急な道が続く。周りの木々も低くなり周囲の景色やこれから登る山並みもよく見えるようになる。
岩の上部で尾根道に合流すると、左に道をとって少し行くと亀山山頂に着く。
山頂からは東側から南・西側の展望が開け素晴らしい眺めでしばし堪能する。ちょっと霞がかかっているので遠くが見え難いのは残念だが、あまり欲は言うまい。


セミナーパーク駐車場上亀山登山口(案内標識あり) 雑木林の中の登山道
巨岩下直登コース岩下コース分岐、ここは右の直登コースへ 岩が多く足元もすべり易く要注意、ロープあり
亀山山頂到着 亀山山頂の案内板
山頂西展望、広大な田園が広がる
山頂東展望 (勘十郎山・大梅山) -下に続く-
山頂南展望 -上より続く- (秋穂町と瀬戸内海)
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山頂西北展望 (田園地帯と小郡町) 山頂北展望 (火の山)


亀山から火の山山頂へ縦走
先も長いので。早々に次のピークである南Uピークへ向かう。
潅木で覆われた尾根道を少し進むと下りとなり、前方に火の山が望め、その手前に次の南Uピークが目の前に見える。
一気に下って登り返すと南Uピーク頂上に到着。右手に大梅山の山塊、振り返ると亀山がどっかりと横たわっている。そしてこの山頂には基準点なる金属製のプレートが埋められていた。

さらに北に進み、潅木や照葉樹のなかを下って再び登ると南Tピーク頂上だ。山頂といっても、ただの尾根道の一部で周りはシダで覆われている。

ここから火の山には大きく下って、照葉樹に囲まれた鞍部から登り返す。登山道からはこれまで歩いた山々が見渡せ、思いのほか歩いているのに驚くが、山ってどこでもこんな感じだ。
尾根道のまわりに岩も多くなり歩き難いもが変化があって面白い。
山頂が近くなるとケルンの立った三叉路に出るので、ここは左に少し進むと火の山頂上に着く。この連山の中心で三角点があるのはこの山だけ。その横には石祠があり石鎚大権現鎮座している。
今日は天気よく、日曜日とあって登山者も多く山頂は満員御礼の状態で弁当を食べる場所探しにも苦労をするほどの登山者だ。ちょっと離れた展望のよい岩場が空いていたのでここで食事をする。名田島開削の田園とかっては島だった山々が点在する素晴らしい展望を見ながらの昼食は何とも言えない一時であった。
この山頂からの展望はと言うと、東側の一部と南側から北西側が開けている。


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亀山付近尾根道から火の山展望 南Uピークへの尾根道
南Uピーク山頂(後方亀山) 南Uピーク基準点標識
南Uピークから大梅山展望 南Uピークから亀山展望
南Tピークとの鞍部周辺はシダ多い 尾根道を振り返ると南Uピーク、亀山が
南Tピーク山頂 火の山との鞍部
尾根道には岩が多い 尾根道岩場の登山道
尾根道から南Tピーク、南Uピーク、亀山展望 火の山分岐ケルン、左山頂、右陶ケ岳
火の山山頂(左端が三角点) 石鎚大権現の石祠
火の山南側展望 (南Tピーク、亀山、後方左大梅山、瀬戸内海)
火の山西側展望 (田島開削の田園風景、後方は宇部方面)
火の山北側展望 (北Tピーク、陶ケ岳、北Vピーク、後方は黒河内山、四辻方面)


火の山から陶ケ岳山頂へ
約1時間の休憩の後、次の目的地である陶ケ岳(北Uピーク)に向かう。三叉路を直進し尾根を北に進むと目指す陶ケ岳の全容が目にはいる。山麓の照葉樹林のなかに見られるコナラと思われる紅葉が良く目立つ。
少し下り小ピークを過ぎると、陶ケ岳と(北Tピーク)を見ながら急坂を下っていく。下るにつれて北Tピークの斜面が目の前に臨め、登山道を登っているたくさんの登山者もよく見える。
やがて道は尾根西側の雑木林をとおり、再び尾根道に戻ると前方に小ピークと陶ケ岳が目にはいる。
再び樹林のなかの道を登ると小ピーク。少し下って登り返すと右手に陶ケ岳山頂が現れる。
東側はこの連山一の岩壁となっており、今日も岩登りを楽しんでいる人がたくさん見られた。しかし、今日はここでけが人が出たようで救急車と救難ヘリコプターが賑やかに走りまわっていた。
山頂の岩の上から下を見ると、まさに断崖絶壁で身ぶるいがしそうだ。そして、山頂の一番高い岩の上には「山上三社大権現」なる石柱が立っている。
この山頂からの展望は南側にこれまで登った山々が一望、東側の眺望がよいが、西側は木が邪魔をして展望はない。


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陶ケ岳に向けて尾根を北に進む 小ピークへの下りになると陶ケ岳が前方に
まずは目前の北Tピークへ 北Tピークの尾根道沿いの岩
振り返ると火の山が遥か後ろに 北Tピーク山頂付近
尾根の西側の登山道を進む 前方に手前のピークと陶ケ岳の岩峰が目に入る
        
ピーク手前の鞍部付近 小ピーク山頂
一旦シダ床の雑木林を鞍部まで下ると 陶ケ岳の岩壁が目前に
陶ケ岳山頂 陶ケ岳からは雑木林を進む
陶ケ岳からの南側展望 (北Tピーク・火の山・南Tピーク・亀山展望) -下に続く-
陶ケ岳からの南側展望 -上の続き- (亀山・セミナーパーク・大梅山)


陶ケ岳から松永邸へ下山
陶ケ岳から北に向けて雑木林のなかを進むとすぐに小ピークを過ぎ、やがて道は右にターンしながら下っていく。
急な坂道で歩き難いが下るにつれて更に急坂となり足元は悪く、ロープがあるものの露出した木の根がからみやすくペースもダウン。
これを過ぎると前方が開け広々とした三叉路に出る。左に行けばすぐに観音堂の祠がある。ここは道を左にとって開けた草地を通り、再び雑木林にはいる。
緩やかな坂道に変りこれまでとは一変、ひたすら下っていく。まわりに植栽された植木が見られるようになると松永邸の庭園に入る。
個人の庭園であるが、解放されてこの山の登山道の一部として使われている。
ここを出るとすぐ左に駐車場があり、ここで本日の登山はジ・エンド。

300m足らずの山ではあるが、岩の多い急坂の登り下りが次々と続き、素晴らしい展望とともにバライティに富んだ楽しめる山であった。天気もまずまずで暖かく、しっかりと楽しめた一日であつた。



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下山道一番の難関の急坂 これを過ぎると3分岐に、左観音堂、右下山道
大きな岩に囲まれた陶ケ岳観音祠 松永庭園への道
松永邸登山口に下山 駐車場付近からの陶ケ岳展望




 [ルート&タイム]

 セミナーセンター登山口(50m)
  ↓0:35
 亀山(南Vピーク)山頂(300m)
  ↓0:20
 南Uピーク(270m)
  ↓0:07
 南Tピーク(275m)
  ↓0:15
 火の山ケルン分岐(300m)
  ↓0:01
 火の山山頂(303.6m)
  ↓0:12
 北Tピーク(252m)
  ↓0:05
 陶ケ岳(北Uピーク)山頂(240m)
  ↓0:13
 陶ケ岳観音祠分岐(110m)
  ↓0:30
 松永邸(25m)
  ↓0:01
 松永邸駐車場(25m)

 (注)標高・所要時間は概略参考 
 



この時期、花もなく木の実もほとんどなかった
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ヤブムラサキ ソヨゴ
ツリバナ コバノミツバツツジ
ウルシ イロハモミジ


2007. 12. 2