山野峡(龍頭峡)の春
H17. 4.17




初春の山

久しぶりの植物観察に出かけた今日は天気も快晴。気持ちのよい春の陽を浴びて福山市の北部にある山野峡にある竜頭峡を歩く。
この渓谷は帝釈峡に似た地質のため植生も似通ったところが多く、結構面白い植物の見られるところとして多くの人が訪れている。

竜頭峡駐車場に着いて近くの道端を歩いて見るとヤマブキの黄色の花が風に揺れてたなびいて美しい。
周辺を歩いて見ただけでもイチリンソウ・ヤマルリソウ・など色々な花が春の訪れを感じさせている。
さあ竜頭峡の渓谷に向けて出発進行。駐車場から少し東に進むと橋を渡って渓谷への入り口に到着。
さっそくたくさんの花達がお出迎え。オドリコソウも赤花のそばには白花も。

支流にある谷の渓流に入ると未舗装の広い道を少し歩くと左岸から右岸に橋を渡る。
ここからは細い遊歩道に変わり草木の花達がつぎつぎと現れて目を楽しませてくれる。
歩道沿いにはすでに花を終えたユキワリイチゲの葉があちこちにあるところを見ると初春にはさぞかしたくさんの花が見られたことであろう。

フタバアオイの群落にかわいい花がうつむいている。

渓流の水は結構豪快な流れをしているがあまりきれいとは言えないのは上流の台地に民家や田畑もあるのでこれもやむ終えないのであろう。
行き着いたところが竜頭の滝。落差約30mを一気に流れ落ちているなかなかすばらしい滝である。
ここで昼食をとるがこの辺りにはマムシくんが多いところなので要注意。

お腹が一杯になったところで遊歩道を少しもどつて林道に上がる急な石段を登る。遠くから眺める滝もまた素晴らしい。
林道は北に登ると民家のある台地に出るが少々距離もあるので途中までの散策して南にUターンして林道を下る。
まわりの斜面にはこれまた色々な草木が見られてこれまた楽しい。

渓谷と山腹をぐるっと一周して元の駐車場に戻る。
さすが石灰岩台地だけあって植生も豊富で久しぶりの一日を楽しく過ごせた。

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ノイチゴ ムラサキシキブ
セントソウ ヤマルリソウ
イチリンソウ ナガバタチツボスミレ
オドリコソウ白花 セントソウ
フデリンドウ アカネ
マムシグサ ヒガンマムシグサ
アオキ アオキ実
キジョラン
ハナイカダ雄花 キヨスミイトゴケ
龍頭滝

ここから少しUターンし右の石段を登ると車道に出る。
車道をさらに北に向かうと少しで四段の滝分岐だが、今日はそのまま車道を奥に登っていくとタカハシテンナンショウが多いこと。
頭上にはウスバヒョウタンボクがあまり目立たない花をたくさん咲かせている。花がないとなんだかウツギと見間違えそうなほどよく似ている木だ。
ヒトリシズカは相変わらずかわいい白い花を咲かせている気持ちのよい道だ。谷側遠くにはやっと新緑が見え始めた山肌が美しい。

北に向けて道づたいに登ったところにある民家にはまだ相当ありそうなので途中でUターンしてこの道を下る。下るにつれて道を拡幅した時に取り付けられた落石防止網がちょっと邪魔だが結構色々な花が出迎えてくれて退屈はしない。
下りきったところで車道を左に曲がると少しで竜頭峡の駐車場に到着だ。

気楽に植物を楽しめるハイキングコースは植物好きには応えられないところである。
久しぶりに歩いたからか、高低差もさほどないにもかかわらず、後日足やももが少し痛くなったのは年のせいか。

シロバナネコノメソウ コチャルメルソウ
ユリワサビ ツルカノコソウ
タカハシテンナンショウ
フウロケマン ヒトリシズカ
トリガタハンショウズル ウスバヒョウタンボク
テリハキンバイ コクサギ
ムラサキケマン コスミレ
ナツアサドリ ヤマブキ
周りの山景色
 


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