湯来の谷も春の装い
H21. 4.29





小滝上流部の沢

まだ4月というのに今年は異常に暑さを感じる日々が続いている。
草木の開花も思ったより早く、今年見たいと思っていた花達に会うにもなかなか予定どおりに行かない今日この頃である。

朝起きると快晴の天気に誘惑されて、20年位前に入ったことのある湯来町のある谷に久しぶりに行ってみることとした。

さて、どんなに変っていることだろうかと楽しみに入ったのはよいが、一部あった林道も何年か前の洪水による泥流ですっかり様変わりをして林道などとも言えない有様となって、多くの倒木が行く手をふさいでいた。

谷に入るとラショウモンカズラの群落がさっそくお出迎え。すぐにサツマイナモリが次々と現れてまさにサツマイナモリロードである。
しかし、行けども行けどもこれと言って喜べる花は見つからない。

以前林道の終点であった小滝まで到着。滝の右岸を巻いて上流に出るが、ここからは踏み跡もなく歩きやすい沢や植林地のヤブのなかを歩く。
沢の岩にオオサンショウソウがたくさん張り付いていくらいで、相変わらずサツマイナモリ一色。これだけ見せられると少々食傷気味だ。

しばらくして峠らしき尾根にでたので、本日はここまでと往路を引き返す。
帰りはラクチン、上りの半分の時間で取り付いた旧林道入口に到着する。久しぶりにこんなところを歩いて少々お疲れ之助の一時だった。

沢は荒れてミズも少ない
・・・・・
ラショウモンカズラ タネツケバナ
オオサンショウソウ サツマイナモリ
カキドオシ ヘビイチゴ
ニシキゴロモ シュンラン
谷の中間部にある小滝
エビネ ヒトツボクロ

(サツマイナモリ考)
今日は飽きるくらいサツマイナモリを見たが、この花はアカネ科サツマイナモリ属でこの地方では4月下旬頃に半日陰の湿り気のあるようなところでよく見られる。
サツマ(薩摩)とあるが、関東以西に広く見られるようでなぜこの名がついたのかよく分からないが、暖かい地方がこの花の中心地となるのであろう。
4月の後半になると、1.5cmくらいの漏斗型の真っ白い素朴な感じがする花を数個つけて群落をつくって咲いているのを良く見る。
陽のカンカン照っているところにはなく少しばかり陽の当たる様な日陰に群生しており、
遠くから見ると重なりあった花が白く輝いて見える
茎は地表にそって枝分かれしてのび、その先端が立ちあがるため、たくさんあるようでも、じつは1株ということもある。

サツマイナモリ群
 


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