春を待つ鎮守の森と展望の里山
H19.2.18




呉の鎮守さん

3日前の天気予報とは裏腹になんとか雨からは逃れられそうな空模様のなか、今日は植物観察会に参加して呉の鎮守の森と大空山に向かった。

鎮守の森
神社を取り巻く鎮守の森は昔ながらの状態が現在も維持されているところが多いが、こんなところでは木本の植物に興味深いものがよく見られる。
この神社もそれにたがわず、市街地であるにも拘わらず今もこんもりと茂った木々に囲まれて小さな森を築いている。

長い石段をあがると高台に本殿があり、周辺の家々を見下ろしている。
まず、目についたのが、初めて見るヤマビワ。特徴のある葉は忘れられない。小さな実も上に伸びた枝先に今も残っていた。
そして、このあたりでは珍しいカンザブロウノキ。マサキなどの海岸性植物もいろいろと。
宮島に多いイヌガシは見頃とたくさんの花をつけて、今の時期唯一目を楽しませてくれた。シリブカガシやクロキは花芽をつけて開花もそう遠くなさそうだ。
この時期花をつけている常連のウメとヤブツバキは当然のごとく花を開いていた。

ヤマビワ ヤマビワの実
マサキ カンザブロウノキ
イヌガシ雄花 イヌガシ雌花
シリブカガシ クロキ
ウメ ヤブツバキ

大空山
鎮守の森を堪能した後は、いよいよ大空山に山登り。
住宅地のなかを横切って山に取り付く。細い山道は人が一人通れるくらいの狭い急な坂でまわりは雑木林が続く。周辺の木々は、まさに通り一遍の雑木林で、これと言って目立ったものはあまり見当たらない。
途中、道も分かり難くなったものの、小さな山なので適当に歩いているとすぐに林道に出た。里山の常連なのに、ここまで見られなかったアセビが初めて顔を出し白い花がもぶれついて咲いていた。
この山には戦時中は砲台がいくつも設置されていたようで、尾根に出るとこの名残りが今も見られる。周辺は整備されて公園化が図られている。山頂には立派な展望台も設置されて、瀬戸内海から白岳山・野呂山・灰ケ峰・休山など360度の素晴らしい展望が開けている。
この山は山頂までいくつもの舗装された道が続いており、楽に山頂にたつことができる市民の憩いの場所ともなっているようだ。
あまり目ぼしい植物もなく、まさに里山らしい雑木林の山であり、展望を堪能して下山した。

登山道から山頂展望 砲台跡
フサアカシア ナナミノキ
大空山山頂南展望(右から、休山・阿賀市街など)
大空山山頂東展望(右から、広市街・白岳山・大掛山・野呂山など)
大空山山頂西展望(灰ケ峰など)
 


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