H18. 9.17




里を流れる渓流

台風が通り過ぎて以来、秋晴れの気持ちのよい気候が続いているが、今日はちょうど彼岸である。
国道261号線を一路北に。まわりの田の稲穂も黄色く色づきはじめて、秋を感じさせる。

島根県に入りさらに進む。山間部地域では最近は過疎化が進み田畑も荒れ放題のところも多い。里の植物たちはと見せてもらうが、意外と懐かしい花から珍しい花まで色とりどりでしっかり楽しませてくれた。

緑の山々に囲まれ、清らかな流れは澄んで美しい。
さっそくせせらぎの周りを歩いて見ると、ムカゴイラクサ・ツルニガクサなどのなかにクロバナヒキオコシがひときわ目立つ。山裾ではミヤマウズラがまたせ健在。アケボノシュスランも美しい薄紅色の模様を見せてやっと花が開いたところだ。
まあ、言葉はどうでもいいだろうから写真でも見てもらおう。

ミヤマウズラ ムカゴイラクサにはムカゴちゃんがたくさん
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クロバナヒキオコシ コミヤマミズ
最近まり見なかったクワクサ コミカンソウは色づくと美しい
アケボノシュスランは咲きだち フユイチゴ
キバナアキギリ カワミドリ
ボントクタデ エゴマ

山間部の田畑は荒れて雑草が覆い茂っているところが多い。しかし、そのなかにもまだ田として維持されているところろもあるが、猪の出没した跡も見られ管理していくのも大変だろう。

この田んぼの中には、これまた昔懐かしい草花も多く、植物好きには応えられない穴場ではなかろうか。
あぜ道を歩くと、これまた色々な花も見られて飽きることがない。マルバノサワトウガラシは広島県ではRDB。キクモもよく見るとなかなか美しい花だ。

山間部の田んぼ
コナギ イボクサ
珍しいマルバノサワトウガラシ マルバノサワトウガラシ
メナモミ アカネ
ミョウガ ナベナ
アギナシ コケオトギリ
キクモ
キカシグサ ヒエガエリ
ヤブマメ ミゾカクシ
ヒガンバナ スズメノトウガラシ
雑草茂る休耕田

昔は畑だったのだろうか。今はたくさんの野草がわが天下とばかりにオンパレード。
ツルマオもたくさん見られるが広島県ではこれも絶滅危惧種とは。

メハジキ シャクチリソバ
ツルマオ
アカバナ ミソハギ
キツネノマゴ チチコグサ

山間の小川のほとりに行って見ると、まだまだたくさんの花たちが咲いてて嬉しくなる。今日は見た花の数だけはすごい。
人が少なくなってきて放置された田畑も多く、一面の雑草が。だが、こんなところでもがんばって田畑を守っている人も結構いるのだ。

こんなところに四季折々訪ねて見ると、これまた楽しいことであろう。
スズメノヒエ カリガネソウ
イヌホウズキ ヒメジソ
ミズタマソウ 葉と花のつき方が面白いシュウブンソウ
ひとつひとつの花を見ると綺麗なハナタデ これ以上色はつかないダンドボロギク

少し足をのばしてシモバシラを見に行ってみた。ちょうど見ごろと、風にゆれながら太陽を背に白い穂が群れて光輝いていた。
枝の上部の葉の脇から一方向にだけ花をつけた花穂は特徴のある花で印象的である。冬になると枯れ茎に霜柱のような氷の結晶ができるのでこの名がついている。

山では定番のヤマジノホトトギス 草地では定番のアキノタムラソウ
純白のシモバシラはちょうど見頃 花穂は同じ方を向いて咲くシモバシラ
 


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