安浦の鎮守の森と海岸の植物
H18. 2.19


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亀山神社入り口鳥居

2月も終わりに近づいたもののまだ花の時期は遠い。
今日は今の季節にしてはまずまず天気。呉市安浦町にある鎮守の森と塩谷海岸にある植物の観察に行ってみた。

亀山神社
安浦町内海にこんもりと照葉樹林で覆われた神社がある。これが亀山神社でこの寺社林であり昔からそのままの状態で残されている数少ない森である。
ここには天然記念物自然環境保全地域などに指定されており多くの植物が見られ、特に高木のシイとその下にコバンモチが多く見られるなど興味深いところであった。

入口の鳥居をくぐるとさっそくコバンモチ・ツブラジイ・イチイガシ・ナナミノキ・リンボク・カンザブロウノキなどが歓迎してくれる。参道を登ると両側にはカンザブロウノキのオンパレード。里山に多いカクレミノやヤブツバキも定番か。
コバンモチはところどころで紅葉が見られ葉柄が赤いのでよく目立つがこの木は温暖な地に見られるようで広島県では分布の北限となるようだ。
林床にはアリドオシ・オニヤブソテツ・ベニシダなどとともにキミノセンリョウも見られ森の木々を楽しみながら本殿に。

目の前にイチイガシの巨木が現れるがこれは県内最大のようだ。大きなツガとスギに似た木肌のコウヨウザンにたくさんの実がもぶれついている。コウヨウザンは中国杉なので余り見かけない。
そして本殿の両側にはサカキが植裁されている。

本殿横から樹林に入るとちょっとした森の雰囲気でスダジイで覆われたまた違った世界が広がる。
ここでもコバンモチとスダジイは光を求めて領域を分けて枝が伸びているのがよく分かる。

森を出て林縁を歩いて見ると新たにシャシャンボ・ネズミモチ・ツクバネガシ・カナメモチ・ナワシログミなども。その他にも林床にはヒトツバ・ホシダとともに一両(ツルアリドオシ)・十両(ヤブコウジ)・千両(センリョウ)・万両(マンリョウ)とそろい踏みだったが百両(カラタチバナ)だけは見られなかった。そして赤い実のマンリョウに混じって白い実も。

そんなに広くないのでゆっくり歩いても2時間あれば十分。楽しい一時であった。

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コバンモチ コバンモチの大木
亀山神社参道
イチイガシ コジイ(ツブラジイ)
カンザブロウノキ
オニヤブソテツ ツルギキョウ
ホシダ ベニシダ
亀屋神社本殿
県内最大のイチイガシ巨木 ツガ・コウヨウザン大木
コウヨウザンの実 ツガの実
鎮守の森のなか
ナナミノキ ネズミモチ
シャシャンボ アリドウシ
カナメモチ ナワシログミ
キズタ ソヨゴ
鎮守の森の林縁
ツクバネガシ イチイガシの大木
ツルアリドオシ(一両) ヤブコウジ(十両)
センリョウ(千両) キミノセンリョウ
マンリョウ(万両) キミノマンリョウ

塩屋海岸
鎮守の森をあとにして一路海岸沿いに出てみる。昨年一昨年の広島地方を襲った台風がひどかっただけに沿岸の斜面は削りとられて多くの木々が海に落ちている。

一変して植物も海岸沿いのものに変わりトベラ・マサキツルナ・ハマナデシコ・ハマダイコン・ツワブキハマヒルガオハマエンドウなどが見られた。
海岸沿いは暖かいので花でもないかと探したがノゲジとハコベのみ。まだ春には時間がかかりそう。

塩屋の港
トベラ マサキ
ツルナ ハマダイコン
ハマエンドウ ハマナデシコ
塩谷海岸西側展望
ハマヒルガオ オニヤブソテツ
ノグルミ アメリカイヌホオズキ
ノゲジ ハコベ
塩谷海岸東側展望
 


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