AZAMIGADAKE
山口・鹿野



山頂下の鎖場と尾根筋のブナ林が魅力のこの山を紹介します


登山道からの山頂
<山歩きレポート
これで「アザミガダケ」と読む。林道莇線奥の登山口から登る。
この山の見所は、山頂下の鎖場と山頂の展望、弟見山への尾根筋にある。
山頂までは尾根伝いに一気に登るのでやや急であり、登山道は荒れて歩きにくい。
登り初めこそ杉林の中だが、すぐに雑木の山道になる。15.6年くらい前に広葉樹林が伐採されたそうで、木もあまり大きくなく日当たりも良いので暑さが身にしみ、止めどもなく汗が落ちる。夏はさぞ大変だろう。
山頂が見え隠れしながら、7合目あたりで少し雑木も大きくなると二の鎖につく。傾斜はあるが短いのでなんなく通過。一旦降りてさらに奥に行くと山頂直下の三の鎖。これは30mくらいはあろうか、ほとんど垂直で結構緊張感がある。この上からの眺望はこの山で最高。
山頂には、三角点の横に林道入り口の石槌神社の分身が祭ってある。北側以外は展望はあるが、ササや木が目障りで今ひとつグッドとは言い難い。
ここから弟見山への北南の尾根筋は島根側にブナ林が続き、やっとこの山の素晴らしさが見られる。弟見山が行く手に見えるが、出発が遅かったため時間との関係で、残念ながら登頂はあきらめコルの手前でバック、またの楽しみとした。
尾根筋でのめぼしい花はベニドウダンツツジ、他にはドウダンツツジ・ウツキ・ギンリョウソウくらい。登山口に近い沢筋ではサイハイラン・フタリシズカ・タニギキョウ等が見られた。


登山ルート

  山頂に向けて支尾根に沿って登る登山道は足場が悪くやや急登。木が低いので夏は厳しそう
山頂から弟見山への尾根筋に入ったとたん一変し、ブナ林の混じる上り下りのプロムナードコース
 


莇ケ岳の急な登山道

尾根筋のブナ林の道

くさり場

  山頂下には3つの鎖場があるが、一の鎖は登山道の下、二の鎖は短く足慣らし、三の鎖は気持ちを集中して。
昔の人は修行とはいえご苦労なことであるが、最後の鎖を登って振り返ると最高の展望が待っている。
 


よく見えないが今は未使用の一の鎖

二の鎖

三の鎖上部

山頂と展望

  山頂には石槌神社奥の院なる小さな社と大きな立て札があり、北側以外は展望を望めるがまわりの木やササが少々じゃま。
平家ケ岳・長野山・馬糞ケ岳等の山々がパノラマで見える。弟見山は縦走路に入らないと望めない。
 


安蔵寺山遠望

莇ケ岳山頂には新しい標識と石槌神社の社が

尾根筋からの弟見山

ブナ林

  山頂から縦走路に入ったとたん、まわりにブナ林が見られる。尾根道周辺の東側が中心であまり規模は大きいとはいえない。
台風でブナの大木の枝が折れたものが多く痛々しい。しかし、気持ちの良い森林浴は十分満喫できる。
 

弟見山への尾根筋にはブナ林が残っている。島根県側と尾根を中心に尾根筋に沿って見られるが、折枝も多い ブナ林で見かけたベニサラサドウダンの花、いくつか見かけた。この時期赤色の花は少なくよく目だつ。               

端境期の花

  野草は春と夏の端境期、木々の開花には少々早く、花は少し寂しい。
尾根筋にはイワカガミ・カタクリ等も見られるようだが今は葉のみ。
 

ギンリョウソウ サイハイラン ツクバネウツギ ガクウツギ
落ち葉に埋もれたやや湿気のあるところでよく見られる。養分を腐葉からとる腐生植物。
最近少なくなったが何本か咲いていた。細長い葉が1枚付け根からのびている。  この山地でよく見る。先にプロペラのような顎片をし実が衝く羽根ににている。
名はウツギだがアジサイ属。里山などでもよく見るが、この山では伐採された雑木林に多く見られる。



ちょっと
寄り道
石槌神社

登山口への途中、道のほとりにある。
四国石槌神社の分身。
正面階段は一般の人は登るのはどうかと思える程急な勾配で、山の鎖場と同じ鎖がぶら下がっているのが面白い。。
勿論本殿へは別の道もある。



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