山口県山口市秋穂町
大海山・勘十郎山
(324.8m)     (246m)


今の時期歩いて楽しい里山

勘十郎山からの大海山展望



山口市の南端にある秋穂町の北に位置しており、山の少ないこの地方ではどこから見てもすぐ分かる大海山。
この山に登るには最近は色々なルートがあるようだが、今日は千防川公園から勘十郎山南尾根を登って二つの尖った峰をもつ勘十郎山を経由して尾根伝いに大海山を目指す。そして下山は大海山南尾根を下って再び千防川公園東登山口に戻るコースを歩いた。

登山口から勘十郎山へ
千防川公園駐車場から西側の土手に上がると車止めがあり「勘十郎山登山口」の案内板がある。ここを土手に沿って山に向かうと山の斜面の取付部にも案内板がありここから山道にはいる。
常緑樹の多い二次林のなかにはっきりとした登山道が尾根に向けて登っている。急な斜面にはところどころ石垣が組まれているところがあるが山城でもなく昔家屋や畑に利用されたとも思えずその理由は謎のままであった。

尾根道に上がると大きな岩が登山道沿いに現れてくるようになるが足下の悪いところにはロープがつけられている。
途中大きな岩の上に出ると周りが開けて南側の展望が一望できるとこに出る。
手前の秋穂町の集落から秋穂湾、そして瀬戸内海の広がる向こうにはシルエットではあるが国東半島まで望める。今日は天気は良いのであるが少しもやがかかって遠くがあまり良く見えないのは残念であった。

さらに尾根を登って小ピークをいくつも越えながら高度をかせぐ。左手に特異な火の山山塊の岩峰がよく見えてなかなかの眺め。相変わらず岩も多くバライティに富んだ尾根道は歩いていても飽きない。

途中の林床はシダが多くマツやクロキ・サカキ・ヒサカキ・ソヨゴ・クロバイ・アセビ・ザイフリボクなどこれといって目立ったものはあまり見られなかつた。花の時期にも未だ少し早くようやくアセビが咲き始めたところのようだ。

上り切ったところが勘十郎山の西峰246mだ。ごつごつした大きな岩が露出した山頂である。
ここからは360度の眺めが広がり素晴らしい。今日のコースではここが一番の展望台であった。

一旦下って上り返すとこれまた岩の多い標高230m東峰の山頂に着く。ここからの眺めも西峰と同じようになかなかのものだった。


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勘十郎山登山口(右角に案内標識あり) 山への取付(案内板あり)
雑木林の登山道 尾根に出ると岩が多くなるが足場の悪い所にはロープが
展望岩から南西側展望(秋穂の集落・秋穂湾・国東半島などが望める)
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明るい雑木林の林床はシダで覆われ 岩の多い尾根道を登る
尾根道から火の山山塊展望
尾根道の登りから勘十郎山頂展望 尾根道登りから大海山展望
勘十郎山手前のピーク 勘十郎山西峰山頂
勘十郎山西峰山頂西から北東側展望(右から大海山・大平山・凌厳寺山・右田ケ岳、岳山など)
東・西鳳翩山方面展望 凌厳寺山・右田ケ岳方面展望
勘十郎山東峰山頂


勘十郎山から大海山へ
勘十郎東峰からは再び雑木林のなかに入り大きく下って上り返すと大海山手前のピークに着く。振り返ると岩で覆われた勘十郎山の双耳峰が目に入る。
ピークから再び樹林のなかを鞍部まで下って最後の登りをのぼる。たくさんあったクチナシの木だがここにきて初めてたくさか実がついているものが見られた。
千防川公園東登山口からの道に合流し左に道をとるとすぐに大海山山頂に着く。

山頂は少し広くなっており三角点が鎮座、小さなケルンが積まれていた。
展望は南側が開けているだけで余りよい眺めと言うほどではない。
道はさらに東に向けて道が続いておりこれをすすむと不動滝に下るようだ。


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大海山手前ピークに着くと双耳峰の勘十郎山の展望が 再び下って最後の登りは樹林のなか
大海山頂手前東口コースと合流(右公園、左山頂) 大海山山頂
大海山頂東側展望(防府市西浦・田島山・大海山・小浜山・日地山など)


大海山から千防川公園に下る
山頂から往路を勘十郎山分岐まで下ってそのまま真っ直ぐ尾根を南西に向けてすすむ。
樹相は相変わらず変わりばえしないが自然林なので植林よりはまだましである。勘十郎山の尾根筋よりは少し大きな木が増えたようだ。

緩やかな坂道の大海山の南西尾根を下っていくとしばらくで右側斜面が伐採されて哀れな姿になっている所に出る。ここからは往路で通った勘十郎山が一望できその後には火の山連峰などを望むことができる。
さらに雑木林の尾根を下って行くと前方が開け西から北側にかけての眺めが一望できる展望台に出る。

ここから尾根の急な右斜面についた道を下っていく。マサ土は滑りやすく注意しながら一気に樹林のなかを下っていく。
道がなだらかになるとしばらくで竹林にはいる。今は採る人もなく生え放題だ。

これを抜けると道幅は広くなってよく整備された道を進むと千防川公園の東に出る。この取付には案内板もありここが東登山口となっている。
あとは園内を駐車場まで歩きちょうど勘十郎山と大海山を円形にぐるっと一周したこととなる。


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千防川公園に向け南尾根を真っ直ぐ下る 右斜面が伐採されている下山道に出ると
火ノ山連峰、勘十郎岳、福西山の展望がよい 緩やかな尾根の下りの雑木林
尾根の先には展望台(北東側凌厳寺山・右田ケ岳・防府市など) 尾根から西斜面の下りは急な滑り易いまさ土の雑木林
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やや平坦な道となり竹林の中を通過すると 広い道に変わる
千防川公園登山口取付(案内板を左から出る) 千防川公園東側より駐車場に戻る
千防川公園駐車場から勘十郎山・大海山展望




 [ルート&タイム]

 千防川公園P(35m)
  ↓0:05
 砂防堰堤登山口取付(40m)
  ↓0:28
 尾根(150m)
  ↓0:14
 勘十郎山西峰(246m)
  ↓0:13
 勘十郎山東峰(230m)
  ↓0:26
 ピーク(115m)
  ↓0:23
 分岐(310m)
  ↓0:01
 分岐(315m)
  ↓0:01
 大海山山頂(324.6m)
  ↓0:51
 東登山口取付(38m)
  ↓0:08
 千防川公園P(35m)
 

 (注)標高・所要時間は概略参考 
 



まだまだ寂しい植物達
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クロバイ アセビ
クチナシ
アオツヅラフジ ヒサカキ雌花


2006. 3. 5