山口県柳井市 皇座山 (526.7m)・・・・


瀬戸に囲まれた雑木林のワイルドだが歩き易い山

登山口から皇座山展望(左端皇座山頂、右端478.3m三角点ピーク)



今日は久しぶりに友達に誘われて柳井市南の半島にそびえる皇座山に登る。
この山には立派な車道が山頂までつづいており楽に山頂に立つことができるが、これではこの山の面白さを味会うことはできない。

登山道は相の浦の集落を西に詰めた雑木林のなかから登るのが一般的なものとしてあるのだが、これを往路・復路とも使うのではつまらない。・・・ということで、登りは気ままな勝手ルートを尾根まで登り尾根沿いに山頂を目指すことに。

まずは相の浦小学校跡に車を置かせてもらい、県道を少し南に行ったところにある報恩寺への案内板にしたがって右に道をとる。お寺の前をさらに進み舗装された道に沿って左へ曲がると直ぐに「皇座山」登山口の案内板がある。

案内にしたがって右の山道に入るとすぐに樹林の中に吸い込まれていくが足下はあまり良いとは言い難い。
右手にウバユリが立ち枯れた草地を見ながら奥に進むと石畳をへたに敷いたような道が続く。直ぐに左に道が分かれプレートに左「皇座山」とあるのが正規の登山道だがこれは下山時に使うことにして勝手連達はそのまま真っ直ぐに歩きにくい枯れ沢の岩のなかを前進。

しばらく進むと前方が竹藪に覆われ倒れた多くの竹が前進を阻むが歩き易いところを探しながら登っていく。
やっとこさこれを越えると雑木林が続くがこれは一度切られた二次林のようだがすでに年数も結構たっており、林床もブッシュに覆われたヤブのようなこともない。
特にルートを決めている訳ではないので思うがままにその場の状況を見ながら登っていくのでこれもまた面白い。陽ざしも木漏れ日があたる程度でシダやイバラなども少なく気持ちよく歩ける。

谷から一旦支尾根に上がって主尾根まで登ると尾根道には薄い踏み跡がある。しかし、もっとはっきりした道があるのかと思っていたがこうやって見るとあまり登られていない山だということが分かる。

尾根道と言っても木々に覆われ周りの展望は全くない。山頂より北側の487mピーク近くに登ったので大分南に戻らなければならない。緩やかなアップダウンの続く尾根を木々をかき分けながらところどころ消えては現れる程度の踏み跡を一路山頂に向かう。

左から上がっている登山道と合流すると明確な山道となり少し進むと前方が開けて西側から登っている舗装された林道に出る。
舗装は直ぐに草の生えた砂利道となりまっすぐ尾根伝いに山頂に続いている。

この山にはコショウノキが色々なところで見られるが未だツボミも固いものの花の時期にはさぞかし香しい臭いを漂わせることであろう。なんとか3枝ほどだがこの花の開花しているのを見ることができ満足・満足。
そして、今年はどこに行っても木の実が豊作のようだがこの山もそれにたがわず色々な木に美しく色づいた実が見られ目を楽しませてくれた。

山頂は一等三角点が鎮座してちょっとした広場があるが周りの木が大きくて展望は全くない。一面に草が生えており今は枯れているものの夏場だと草で覆われているのではと思われる。
ツルウメモドキがたくさんの橙色の実をつけて生け花のような立派な枝振りをしているのが特に印象的だった。

後から知ったのだが、林道の山頂駐車場近くには立派な展望台もあり瀬戸の眺めを一望できるようだ。残念ながらこれは見なかったが今度の楽しみに取っておこう。


登山口への道(この先の報恩寺への案内板を右に) 舗装路を詰めたところに登山口(右側に案内板)
石畳のような道が続く 登山道分岐を真っ直ぐ道をとると足下が悪くなる
ますます歩き難くなるがどうにか 前方に竹藪が現れこれがまた歩き難い
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やっとこさ竹藪を抜けると雑木林が続く あとは歩き易いところを選んでどんどん登る
尾根に出たら緩やかな上り下りの尾根道をひたすら山頂に 左側から上がっている登山道と合流(左尾根道、右登山道)
登山道を進むとすぐに林道に出る 少しで舗装は切れ林道が山頂まで続く
皇座山山頂、展望なし 草に覆われた山頂一等三角点


昼食後、一休みして下山開始。復路は正規の登山道を下る。
林道沿いの木々を改めてよく見ると多くの木の実が盛りでなかなか美しい。ノグルミも道中たくさん見られたがここでも枯れた実だけがたくさん残っている。アキニレの大きな木があるが自生だろうか。

尾根の三叉路までは往路を歩きここで東側斜面に下る。尾根道は気をつけてないといつ尾根から外れたのか見落としてしまっているという感じである。

下山道に入ると林床はガレに落ち葉が埋もれてところどころ岩が飛び出て草はほとんど見られない。所々にフユノハナワラビが顔をのぞかせ目を楽しませてくれる。
道なりに谷筋にそってどんどん下る。常緑樹がほとんどでまだ午後を過ぎたばかりというのに暗く感じてしまう。
岩がゴロゴロして歩き難い道が続くがはっきりしており見通しも良い。どちらかと言うと谷の左側斜面を見ながら道は続いているが、足下だけは石が多くあまり安定感がよいとは言えないので雨の日だと歩き難いことであろえう。
下るにつれて倒木も多くてくぐったりまたいだりで視界も狭くなる。

少し坂が緩やかになると登山口は近い。往路で通った分岐と合流し右に道をとるとやがて登山口につく。前方に陽が当たった瀬戸の海に浮かぶ大島が美しく見えたのが印象的だった。



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下りの斜面に下りると林床は石ころだらけの道 そして岩のゴロゴロした足下の道
少し歩きやすいところと道もバライティに富んでいる 常緑樹が多く昼でも薄暗い感じの中を下ると登りの分岐に合流
登山口まで出ると前方に望める大島が綺麗だった




 [ルート&タイム]

 [コース&時間

 小学校跡(5m)
  ↓0:25
 登山口(80m)
  ↓0:05
 登山道分岐(100m)
  ↓2:10
 尾根道合流(480m)
  ↓1:40
 登山道合流(485m)
  ↓0:01
 林道合流(400m)
  ↓0:20
 皇座山頂(339m)
  ↓0:20
 尾根分岐(485m)
  ↓1:15
 登山口(80m)
  ↓0:15
 小学校跡(5m)


(注)時間・標高は参考値

 
 途中観察なども含む
 



この山の

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セトノジギク ハナイバナ
マツバラン(と言ってもマツバラン科でラン科ではない)
コクラン フユノハナワラビ(と言ってもハナワラビ科のシダ)
ヤブムラサキ シロダモ
ミヤマシキミ マサキ
コショウノキ
ネズミモチ コマノガマズミ or ガマズミ・・・葉がなくて
カマツカ ツルウメモドキ
アキニレ(自生かどうか?) ノグルミ
アリドウシ イスノキ(植裁)


2004. 2.28