山口県徳地町・島根県柿の木村
(右ケ谷コース) 弟見山・莇ケ岳 (石鎚神社コース)
(1,085.3m) (1,004.2m)


急登とササ藪だが展望は素晴らしい歩きがいのある山

弟見山展望 莇ケ岳展望



今日は梅雨というのに雲ひとつない快晴でさわやかな山行日より。
島根県柿の木村と山口県徳地町の境にある弟見山と莇ケ岳に登る。登山口は右ケ谷キャンプ場から登って弟見山・莇ケ岳と経由して石鎚神社登山口に下る。

右ケ谷キャンプ場登山口から983mピーク
右ケ谷キャンプ場広場の最奥部の登山口から、まずは橋を渡って右ケ谷川の右岸に沿って進み、直ぐに再び橋を渡り左岸の草地を登っていく。
今日は太陽が眩しいがすぐにカツラの多い樹林の中の道となり歩いていても暑さを感じない。
またまた橋を渡って右岸をどんどん奥へ進む。木々も濃い緑に変わって川の流れる音だけがやけによく聞こえる。

二股まで来ると沢を石伝いに渡り、対岸の急な斜面に付いた真っ直ぐな道を登って行く。
この道がつけられてあまり年数も経っていないのでササ床のササの切り株が多く引っかからないように歩く。急登がこれでもかこれでもかと続く。
途中からブナも多く見られるようになるが、周りにはめぼしい花は全く見られず少々寂しい。

小ピークに着くとやや緩やかな道となり、登り下りが続くが尾根道となるので風通しもよく気持ちがよい。ブナの原生林となって木間から稜線もかいま見られるようになる。
左側に植林が見られるようになると稜線も近い。最後の急登を登ると莇ケ岳と弟見山の稜線のほぼ中間部の983mピークに到着する。



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右ケ谷キャンプ場登山口広場 登山口の橋を渡って出発
沢の左岸の草原を進む 三つ目の橋を渡り右岸に沿って
沢沿いは気持ちの良い平坦な道 途中沢のほとりを石伝いに
沢が二股になった所を左岸に渡っていよいよ急登の山道 ブナ林のササ床の中に急に道が一直線に登っている
どこまでも続く急坂 小ピークを過ぎると少し緩やかな道のブナ林となる
緑に覆われたブナ林が続く
所々で急な登りがあり右の木間から弟見山も望める マツの大木が現れると稜線も近い
最後に植林との境の急坂を登る 稜線の983mピークの三叉路ににやっとこさ到着


983mピークから弟見山
ピークから道が左右にあるが、なんと莇ケ岳へは登山道の周りのササが良く刈られているものの、弟見山への道はというとササが刈られておらずササにすっかり埋もれている。

足下の登山道を確認しながら背丈ほどのササをかき分けながらピークを下る。
前方を見るとこれから登る弟見山がどっしりそそり立っている。左側を見ると飯ケ岳の稜線もくっきりと見える。
下るにしたがって展望もなくなりひたすらササ床の中の道を進む。

やがてササ床の雑木林となり一旦鞍部まで下り、小ピークに向けて登り下りを繰り返しながら登っていく。ササユリが所々で咲いており心がなごむ。ナツハゼがちょうどかわいい花をつけている。

「山頂まであと15分」の案内を過ぎ、さらに登っていくと周りが開けた展望地に到着する。
西から南側が開けており周辺の山々が一望できるこの山唯一の展望台なのでゆっくり眺めを堪能する。今日は良く澄んで遠くまではっきり見えるが、全てを同定するのはなかなか難しい。

ここから約5分で山頂に到着する。三角点の周りが広くなっているが木々で覆われており、ほとんど展望はなく南側が一部望めるだけである。


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ここから尾根を北に行くが背丈程のササが道を覆っている ササの中をどんどん下る、見えない足下注意
ピーク下りからの左後ろに飯ケ岳展望
ピーク下りから前方に弟見山の展望
深いササの間に道は続く 行けども行けどもササ、ササ、ササ
小ピークへの登りから振り返ると莇ケ岳への稜線が一望
弟見山展望地から南側展望(大峰山・大岡山・法華山・二代木山・平家ケ岳・荒田山・恋路山・長野山・馬糞ケ岳・小峰山・莇ケ岳など)-下に続く-
弟見山展望地から西側展望(莇ケ岳・千石岳・石ケ岳・観音岳・要害山・飯ケ岳・津々良ケ岳など)
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やっと着いた弟見山山頂 山頂からは唯一南側に一部展望(石岳山か)が


弟見山から莇ケ岳へ
あまり時間に余裕もないので早々に莇ケ岳に向けて下ることとする。
登りに比べてササ道も歩き易く30分少々で稜線を歩きはじめた983mピークに到着する。

ここからは道もササが刈ってあるので広くて歩き易い。
一旦鞍部まで急坂を大きく下るが、途中からはこれから進むピークが一望でき、振り返ると西側の山々も目にすることができる。

道の左側が植林、右側がブナ林となりそのまま鞍部へ。登り返すと最初の小ピークだが、直ぐに再び下って登り返すと次の小ピークに着く。
ここからは少し下って緩やかな登りが続く。左右が斜面となったフブナ林の尾根道が続き、所々で西側の展望もかいま見ることがてきる。弟見山もここら辺りから見ると遙か彼方に見える。

そうこうしている内に前方が開け莇ケ岳山頂に到着。山頂からは展望があるものの木が延びてあまり眺めも良くなくなった。
今日は鎖場はパスするので鎖の上部まで下りて見る。この山頂はここが一番眺めが良いようだ。南から東側が遮るものもなくここから一望できる。


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再びササの中を983mピークに向けて戻る このササを登ると前方が983mピークだ
983mピークから莇ケ岳に向けて下ると、前方に次のピークと稜線が目前に望める
振り返ると右後ろに弟見山の稜線の向こうに野道山方面が望める
急坂を鞍部に下るがこちらはササが刈ってあり歩き易い 稜線は涼しい風が吹き抜ける
鞍部は左側が植林の中に道は続く 再び登って三叉路から最初のピーク
一旦下って登ると次のピーク またまた下って登りが続く
登山道から途中左に東側の長野山から石ケ岳方面が望める
弟見山も後方はるか遠くに望むことができる
やっと着いた莇ケ岳山頂 山頂直下の鎖場
莇ケ岳山頂鎖場から南側展望(荒田山・恋路山・長野山・馬糞ケ岳・小峰山・千石岳・石ケ岳など)


莇ケ岳から石鎚神社側登山口へ下山
早々に下山開始すると直ぐに雑木林の中に入る。
結構急坂のうえ、最近この登山道は益々荒れてきて日増しに歩き難くなってきているようだ。
最近、南側の尾根に新たに登山道がつくられたという。この道はちょうど駐車場のところに下山するようなのでどうしようかとかんがえたが、今日の所はこれまでのコースを下ることとした。
なるほど、見ると山頂から少し下ったところから新しく切り開かれた道が南に向けて出来ていたが、まだあまり踏まれていないのか登山道らしくない。今後多くの人にこれを使ってもらう必要があるだろう。

どんどん下って行くがこれはもう道というようなものではないような変わりよう。それだけ登る人が多いのか、雨が降ればまた崩れの繰り返しでどんどん荒れてしまっている。
展望もほとんどなくただひたすら雑木の中の歩き難い道を足下注意で下るだけとは面白味がないものの仕方がない。

植林の中を歩くようになると登山口はすぐだ。登山口の案内板が見えるようになると道のほとりに沢が流れており、せせらぎて顔を洗い汗を流す。
登山口からは林道跡を少し下ると林道終点の駐車場に到着する。

今日は晴天のなかカラッとした気候で久しぶりに気持ちの良い山歩きができた。結構歩きがいもあり展望とブナ林を満喫できる楽しい山であった。


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莇ケ岳からの下りは雑木林の中の道に ここも周りはササ床だが道は明確
ただ来る度に荒れはひどくなっている 益々歩き難い道に変貌
下山道から南側に小河内谷の展望が
スギの植林に入ると登山口も近い 莇ケ岳登山口
林道終点の駐車場




 ルート&時間

 右ケ岳キャンプ場登山口(535m) 
  ↓0:25
 二股(540m)
  ↓1:20
 983mピーク三叉路(983m)
  ↓0:45
 展望所(1,075m)
  ↓0:05
 弟見山山頂(1,085.3m)
  ↓0:35
 983mピーク三叉路(983m)
  ↓0:40
 莇ケ岳山頂(1,004.2m)
  ↓0:40
 莇ケ岳登山口(560m)
  ↓0:04
 林道終点駐車場(535m)

 (注)時間及び高度は参考 
   GPSトラックを記載



山の
ツチアケビが2本
マムシグサがまだ健在 これからが見せ場のツチアケビ
フタバアオイももはや花は終わり サワギク
咲き始めたササユリ
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ギンリョウソウの実 ヤマシグレ
ナツハゼ コアジサイ
ツクシガシワ
ネジキの花は最盛期 ヤマツツジ


2004. 6. 13