島根県飯石郡頓原町 大万木山 (1,218.0m)・・・・
(渓谷・権現コース)
Part3


今の時期広葉落葉樹林の新緑が美しい

麓の集落からの大万木山展望



よく登っている大万木山だが、今日はある花を見たいがためにこの山に登る。しかしながら場所の勘違いという顛末もあり、その花は見ることが出来ず、ただうなだれて帰ったのは言うまでもない。ということで、今回は新緑の山のレポートということにしておこう。
この山の細かいことはすでに多くのガイドブックに記載されているのそちらを参照してほしい。

渓谷コースを山頂に
位出谷駐車場に車を置いてさっそく山道にはいる。いつものことながら道はよく整備されており、この山で迷うような人は山には登らない方がいいくらいだ。
昨日まで久しぶりの雨で渓谷の沢は水量も多く迫力のある流れを見せてくれている。道もまだ濡れて柔らかく急なところはつるつるとして滑り易い。
横手コースと合流し避難小屋を過ぎ沢の右岸に渡って木段のついた山道を登る。

このあたりには結構色々な草花が花を咲かせており歩いていても楽しい。木々はほとんど新緑が出そろってまばゆいばかりのまわりの眺めには感激ひとしおだ。

滝コースの分岐に着くが、今日は沢の水が多いので沢も渡り難いのではないかと一般コースの巻道を行く。
竜門滝上部で滝からの道と合流しさらに進むと「静かの森」、落葉広葉樹に覆われた渓谷は新緑と相まって美しいこと。この山では渓谷コースは植生も豊かで樹相もはっきりしておりろいろい楽しめるところなので大好きなルートである。

さらに大きなブナの木の多い林の中をジグザグに登って行くが森林浴が満喫できて気持ちが良い。
前方が少し明るくなってくると稜線も近い。やがて尾根道の三叉路に出る。

ここは左に行けば山頂だが右に約50m行くと展望台があるのでちっよと立ち寄って見よう。
展望台は西から北西方面が切り開かれておりベンチも整備されている。前方に三瓶山がデンと居座っているのが望め、そして左端にこの山の稜線と繋がる琴引山が目に入るが空は少し雲に覆われて眺めはいまひとつ。

ここからUターンして再び渓谷コース分岐まで戻り、そのまま尾根伝いに山頂に向かう。
一旦小ピークを越えて再び山頂に向けて登るが、広島県側は一度伐採されており低木の雑木林となっているので所々で東側の展望が開ける。そして、前方にはこれから登る山頂が新緑に覆われてどっかりと横たわっている。

登るにつれて樹林に覆われた道となり展望もなくなるが、しばらく我慢すると道も平坦になって建設省の反射板の横を通過、少し進むと山頂の広場に到着する。
すでに2グループの先行者が休憩をしていた。そして、面白いことにシジュウガラらしき鳥がその内の一人の頭にとまってなかなか逃げない。なんと人なつこい鳥なんだろうと驚いた。


位出谷登山口(渓谷コース) まずは渓谷に沿って登っていく
滝の巻道を登る(真直(右登山口、左滝コース、手前一般コース) 竜門滝の上で右から滝コースと合流
登山道の周りの渓畔林は新緑のシャワーがタップリ
静かの森に到着
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さらに沢沿いを登って行く 振り返ると木間を通して遠くに三瓶山も
ほとんど水のない沢を渡ると後は支尾根のジグザグの道 登山道沿いにはブナ林が続く
新緑のブナ林を満喫しながら登る
稜線の尾根道に合流(左山頂、右展望台) ベンチもある展望台ピーク
展望岩は西側が開けて右に三瓶山、左に琴引山が望める
尾根道を山頂に向かうと右手に東側の展望が
前方には大万木山頂が近づいてくる
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山頂への登山道沿いは初めは低木の雑木林 登るに連れてブナが現れてくる
道が緩やかになると反射板、山頂は近い 大万木山山頂、展望はない
面白いことに登山者の頭から離れようとしないこの鳥はシジュウガラ?


山頂付近のサンカヨウを見物
せっかくここまで来たからにはサンカヨウでも見て帰ろう。ということで滝見コースを少し下ったサンカヨウの群生地に向かう。

山頂から滝見コースに向けて少し進むと避難小屋があるが、さらにこれを下っていくとブナ林の登山道の周囲にたくさんのサンカヨウの群落が見られる。
特に左側の小さな谷の周りに多いが、ほとんどが未だ花のつぼみすらついていない。固いつぼみを抱えこんでいるのがパラパラと見られるくらいだ。
そんじゃあ毎年一番早く咲くところをとちょっと覗いて見るとやっといくつか花を開いており、なんとか今年もこの山のサンカヨウの花を拝むことができた。


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滝見コースをしばらく行くとブナ林の中の避難小屋が 少し下るとサンカヨウの群落が
谷を埋め尽くしたサンカヨウだが全体に未だつぼみも出初め


山頂から権現コースを下山
再び山頂まで帰って、下りは権現コースに道をとる。少し行ったところにあるタコブナにも挨拶しておこう。
しばらくブナ林のなだらかな下りか続き、展望台からは北東側の新緑に覆われた山が美しい。そして少し下ったところからも同じような展望が開けている。
そして右前方に岩が現れると道はとたんに急坂だ。登山道右の大きな岩の間には大万木権現の祀られている祠がちょこんと座っている。
この下からの最後の展望もなかなかりものである。

急な坂道は昨日までの雨でぬかるんで滑りやすいので要注意。ロープのあるところなどはつ〜るつる。
ブナの樹林の中の尾根にジグザグに道は続いているが結構急坂でどんどん高度を下げていく。

たどり着いたところが横手コースのトラバース道で、右に行けば門坂平登山口、左に行けば位出谷登山口に繋がる渓谷コースへと続いているのでここは左に道をとる。
平坦なトラバース道を進み二つの沢を渡って三つ目の下った沢で渓谷コースと合流。ここから右に曲がって少しで登山口に到着する。


権現コースを少し行くとタコブナが待っている
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切り開かれた展望台からは北側の展望が しばらくブナ林の緩やかな道
尾根を下って行くと北側の展望が開ける
尾根がヤセてくると大きな岩の間に大万木観音の祠
その下から西に琴引山が望める
少し右に目を転じると三瓶山も
急坂を下ってブナの樹林内の道に入る 長い樹林を下ると横手コースに合流(左井出谷口、右門坂平口)
トラバース道の横手コースを渓谷コースへ 渓谷コースと合流(左山頂、右井出谷登山口)




 [ルート&タイム]

 位出谷登山口(700m)
  ↓0:08渓谷コース
 横手コース分岐(715m)
  ↓0:10
 竜門滝コース分岐(800m)
  ↓0:15
 竜門滝コース合流(870m)
  ↓0:40
 尾根道合流(1135m)
  ↓0:02
 展望台(1125m)
  ↓0:25
 大万木山頂(1218.0m)
  ↓1:10権現コース
 横手コース合流(720m)
  ↓0:14横手コース
 渓谷コース合流(715m)
  ↓0:05渓谷コース
 位出谷登山口(700m)

 (注)標高・所要時間は概略参考 
   GPSのトラックを記載

 



この山のたち
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ホウチャクソウ ラショウモンカズラ
タチカメバソウ アオマムシグサ
フデリンドウ スミレサイシン
エンレイソウ ウリハダカエデ
ハウチワカエデ ミヤマカタバミ
オオカメノキ ミヤマガマズミ
シュンラン ユウシュウラン
サンカヨウ
ツクバネソウ(葉の変異) ツクバネソウ
チゴユリ ユキザサ
イカリソウ ニシキゴロモ
ハナイカダ


2004. 5. 5