広島県豊平町 燕 岩 (843.2m)


気軽に登れて展望を楽しめる岩峰

北側鳥越からの燕岩展望



空は晴れたり曇ったりで冷たい風の吹くなか、豊平町の燕岩に登る。
国道433号線を豊平町役場から千代田町に向かうと「峠け谷」の峠に出る。この峠が登山口で峠ケ谷バス停と分水嶺の石碑がある。これによるとここが日本海と瀬戸内海の分水嶺だそうだ。

まずは前コブに
峠から右に入ると別荘地があるがあまり売れていないのか家も少ない。ここを西に真っ直ぐ進むと道は少し左に曲がって右にターンすると雑木林となる。途中左に古い林道が分岐しているが荒れて車は通れないがこれを登って行くと周りが開けて終点の広場に到着する。

問題はここから、以前もこの山を目指して来たが取り付きが分からず撤退したのだが、今日はここの一番高い所から尾根に沿ってヤブを越えてでも登ってやろうと初めから決めていた。これが間違いの元だったのはすぐ後に分かったのだが・・・

広場から植林地の中のササヤブに突入し、高いところを選んで前進すると下り初めて谷筋に出た。これじゃあまた高いとこへと右に少しターンして登って行くと・・・なななんと!、立派な登山道に出たではないか。
一体どこから取り付いているかは帰りに確認することにしてこの道を登っていく。

植林内に道は続いており登るにしたがい前方に前コブが見えるが、本峰はまだ見えず。周りはヒノキの植林だがあまり大きな木ではない。
前コブの手前で道は分岐し、左に向かうと前コブの登り、右に行くとこのピークを巻いて本峰との鞍部に続いている。
まず往路は前コブに登って復路で巻道を使うこととする。

左に道をとると踏み跡は薄くなり急坂となる。イバラが多く歩き難い。どうにか分かる荒れた踏み跡を追うが急登が続き木の枝をもってよじ登ったり岩をつかみながら登ると、やっと緩やかな踏み跡もないヤブに出て、少し進むと前コブの山頂に到着する。

山頂は広く切り開かれ眺めも良い。紅白に彩られた一本のポールが立っている。南側に裏龍頭山、そしてこれから登る燕岩の尾根道の向こうに前衛のピークと山頂を一望できる。


国道433号線峠ガ谷を右の別荘地に曲がる 登山口の峠には分水嶺の石碑が
別荘地の道を奥に進む 林道跡が東に分岐、左に
林道跡終点は広くなっており前コブが望める 真っ直ぐ植林の説明板の所から植林に突入
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ササ床の植林内を高い所に向けて進む な、なんと左斜面に登山道が・・・
登山道からは前コブが目前に 植林の中を前コブを見ながら登る
前コブの斜面下で道は分岐、左の前コブへの道をとる 傾斜は急で歩き難い
踏み跡も薄く荒れておりイバラも多い 岩も多くなり最後まで急登が続く
山頂手前の斜面からは前衛ピークと燕岩山頂を初めて望める
前コブ山頂、後ろに燕岩山頂が


前コブから燕岩山頂へ
前コブから前方に山頂と前衛のピークを望みながら西に真っ直ぐササ床の尾根の小木の植林のなかを下ると鞍部に到着。
ここで前コブ手前で分岐した迂回道と合流した交差点。さらにメインの道は燕岩の北斜面をトラバース気味についているが、ここは薄い踏み跡の尾根に道をとる。やや荒れ気味だがちゃんと踏み跡はある。

歩き始めて振り返ると椎谷山が圧倒し、南には牛ケ首山を、そして前コブを望むことができる。
道はほぼ真っ直ぐに尾根を登っており左側は植林が多く右側は雑木林が多い。登るに連れてところどころでブナの木も見られ、アカシデの大きな木もある。

最初の小ピーク前辺りから大きな岩も見られるようになり、着いたピークに雑木のなか。一旦少し下って次の小ピークを越えると目の前に山頂が開ける。

山頂周辺は広く伐採されており展望は最高とまではいかないがまずまず。三角点付近からは北から西側が望め椎谷山・桶佐毛山・熊城山・寒曳山などがよく見える。
三角点を少し南に行くと大きな岩のテラス上に出る。ここからは南から東方面が開け猿喰山・野々志山・海見山・大掛山・可部冠山・堂と古山・白木山、前方に裏龍頭山、そして大丸峰・牛ケ首山などが望める。
この岩の足下を見て驚いた。まさに断崖絶壁の大きな岩の上で下を見るとゾーッとする。これがこの山の名の元となっている燕岩のようだ。

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山頂を見ながら鞍部に下る 鞍部は4叉路の交差点。薄い踏み跡の真ん中の尾根を登る
鞍部から登り始めると椎谷山が顔を見せる
牛ケ首山も一望できる
振り返ると前コブも全貌が目にはいる
植林と雑木の間のササ尾根を登る オオウラジロノキもあるぞ
そして大好きなブナの木もこの山にあった
ところどころで登山道も雪に埋もれている 最初の小ピークは雑木で覆われている
植林と雑木のササ床の道は続く 大きな岩が次々と見られる
切り開かれた燕岩山頂に到着
山頂三等三角点
山頂北側展望その1(左から西に椎谷山、北西に桶佐毛山・熊城山、北に寒曳山など)-次に続く-
山頂北側展望その2(左から寒曳山、位置をずらすと加計山・火野山・雉の目山なども)
山頂南側展望その1(前方に龍頭山、遠方に左に大掛山・野々志山・海見山・可部冠山・堂床山・白木山、右に大丸峰・牛ケ首山など)-次に続く-
山頂南側展望その2(燕山に続く稜線の向こうに猿喰山、右に野々志山・大掛山・可部冠山・堂床山・白木山など)
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北に寒曳山展望 北西に桶佐毛山から熊城山に至る稜線展望
西に椎谷山展望
燕岩の上から龍頭山北面展望 豊平の中心地と牛ケ首山方面展望


燕岩山頂から下山
冷たい風が吹き抜けてあまり長居をすると寒くなってきた。十分に展望を堪能したので早々に下山する。
道は往路を前コブ鞍部に向けて下る。結構急坂で雪もところどころに残って土もぬかるんでいるうえササが倒れて道を覆っているところもあり滑り易い。

鞍部で前コブへの道をではなく左の前コブピークを巻いてトラバースする迂回路を行く。
植林内のジグザグの道を下り、やや平坦な道となると岩が現れ雑木林のなかを進むと前コブへの道と合流。

粘土質の土で滑り易いので足元に注意しながら下ると、前方に椎谷山と左に桶佐毛山・熊城山の稜線が望めるがあとは植林の中をひたすら下って行く。

右側が谷のようになって雪のあるところが往路でヤブから登山道に出た地点であるが、そこから先は広い緩やかな坂道の続く植林の南側を登山道は通っていた。
道が右に向けてターンしながら進むと出たところが林道終点跡の南側。なんと往路で取り付いた場所より20m位右に寄ったところであった。なるほど良く見ると以前は無かったテープもあり斜め右に道が延びてちょっと分かり難かったのであろう。

一路別荘地の登山口に向け林道跡をくだると国道沿いの峠の登山口に到着する。


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前コブの巻道のトラバース道は植林内を下る 雑木のトラバース道の向こうには椎谷山が
桧の小木の植林地の中に道はあった ここが下山口、即ち正真正銘の取付(林道跡終点左側)




 [ルート&タイム]

 峠ケ谷登山口(509m)
  ↓0:09
 林道跡終点取付(560m)
  ↓0:09
 登山道合流(595m)
  ↓0:10
 西トラバース道分岐(665m)
  ↓0:13
 前コブ山頂(745m)
  ↓0:04
 東トラバース道分岐(725m)
  ↓0:19
 燕岩山頂(843.2m)
  ↓0:17
 東トラバース道分岐(725m)
  ↓0:05
 西トラバース道分岐(665m)
  ↓0:05
 林道跡終点取付(560m)
  ↓0:08
 峠ケ谷登山口(509m)

 (注)標高・所要時間は概略参考 
   GPSトラックを記載

 


2004. 3. 2