広島県木江・大崎町 神峰山 (452.6m)・・・・・


山頂近くに500羅漢が並ぶ展望の島の山

登山道からの神峰山頂展望



昨日の春一番もおさまり、穏やかな気持ちの良い青空ののぞく登山日よりのなか、竹原港より高速船で木江天満港に渡り大崎上島の神峰山に登る。
登山口までは、この島の東の海岸沿いにある古い町並みを見ながら約10分少々南に歩くと金剛寺の参道入口に到着しここに登山口の案内板がある。

金剛寺登山口から神峰山頂へ
海岸沿いの道から案内板にしたがって右に曲がる。直ぐ左に岩場があって海岸沿いに植生しているボタンボウフウが見られる。
舗装された斜面を登ると金剛寺。この寺の右手に道がありここから取付く。

みかん畑を通り過ぎるとトキワススキの枯れた葉が目につく。雑木林に入ると道は荒れた急坂となり右に左にと続く。
尾根に沿って登って行くようになると乾燥したまさ土で歩くと埃っぽい。ジグザグの尾根道を登るにしたがい周りの展望も開け瀬戸の海が美しい。

周りは低木で眺めも良いが、ネズ・ヤマモモ・ヒサカキ・シャシャンボ・カクレミノ・ネジキ・ザイフリボク・ソヨゴ・コナラなどあまり目立ったものは見られない。足下の登山道沿いにはにはコシダが密生している。コバノミツバツツジは陽気に誘われて一度咲いたのか枯れ花が、そしてつぼみも見られる。

7合目に展望台があり東側を一望でき一服したい所である。このすぐ下に役場からの登山道が合流している。
この尾根道の登山道は眺めが良いので周りの景色と山頂を常に見ながら登っていく。
一旦道はなだらかになって再び坂道となるが、途中マツの木に寄生しているマツグミがたくさん見られる。あまりに寄生されすぎて枯れている木も。

水地蔵分岐、首無地蔵を過ぎ、坂道を登ると展望台のある石鎚神社に到着。宮司さんからみかんをプレゼントされ、こちらも安全登山と健康を願ってお参りする。勿論お賽銭も忘れずに。
ここにある展望台に上がるとまさに絶景、東側180度の展望が開けている。

ここから緩やかな尾根道を歩くと周りはよく整備されて公園化。人工的なものはあまり好きでないけど色々な木が植裁されている。公園によく植えられているギンヨウアカシアは既に黄色のつぼみをつけている。ソウシジュは葉柄が葉と間違えそうで面白い。
そして、ここにも立派な展望台があり一服するには丁度良い。白く続く航跡はひときわ目立って目を引く。遠くに四国の山々もよく見える。もう少し澄んでいたらもっとくっきりなのだろうが、石鎚山も確認できた。

ここから少し下って急な階段を登ると鐘楼のある薬師堂に到着。お堂の斜め前に二等三角点が鎮座しているが、樹林に囲まれてほとんど展望はない。


登山口は混合神社参道 道路端の登山口の案内板
海岸沿いで見られるボタンボウフウ 参道を登ると混合神社、そして後ろに神峰山が
金剛寺からの取付 大きく一方に垂れるトキワススキ
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登山道はまさ土で滑り易いが明確な道が 逆光の海は光輝いて見え美しい(写真は美しく写らない)
登山道から山頂を見ながらジグザグの道が続く 展望を楽しみながらの登りが続く
振り返ると登った尾根道が一望できる マツの木に寄生しているマツグミ
そろそろ山頂が近くなる ただひとつの赤い実はやはりソヨゴ
首なし地蔵 石鎚神社(四国石鎚神社分神)
石鎚神社展望台から北東側展望(左から生野島・大久野島・大三島、遠くに竹原市・三原市など)-下に続く-
石鎚神社展望台から東側展望(左から大横島・大三島鷲ケ頭山・薬師山・柏島・大下島など)
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葉のようなのが葉柄で葉は右下のソウシジュ(台湾産植裁) ギンヨウアカシアには黄色の蕾が(オーストラリア産植裁)
東側が開けた展望台 山頂には薬師堂とその斜め前に二等三角点が


神峰山頂から首切峠・林道を経由して石鎚神社へ
薬師堂の南側に下山道の取付があり、南側尾根に沿って整備された木段の遊歩道を急降下する。前方に見える方向が少し変わってまた違った瀬戸の海と島々を眺めながらで、まさに展望満喫。

下るにしたがい北側の展望も広がり、これで360度の眺望を楽しんだこととなる。
振り返ると山頂が望めるが、斜面の木が伐採されて少々哀れ。そのうち林道沿いにある休憩所に到着。
下るのはここまで。ここから林道を登って石鎚神社の支尾根にあるTV塔に向かう。神峰山にはTV塔までこの山の北西側から車で登れるのである。
林道沿いは結構雑木で覆われていたがヤシャブシが多くその中に混じって実をつけたノグルミがいくつかみられた。
TV塔手前を支尾根に登って再び石鎚神社に到着。


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南尾根下山口 下山道は急な階段を下る
南尾根下山道から南側展望(左から大下島・小大下島・岡村島・大崎下島・豊島、後ろに四国越智郡など)
南尾根下山道から北側展望(手前に大崎火力発電所と遠くに大芝島・安芸津町・竹原市など)
南尾根下山道から西側展望(左から手前に大畠山・落山、遠くに岡村島・大崎下島・豊島・神蒲刈島・野呂山など)
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南尾根下山道からみた山頂 南尾根下山道から首切峠休憩所
首切峠から林道を登る 首切峠からTV塔への林道からの山頂


石鎚神社から木江天満港へ
石鎚神社からは往路を下山。途中水地蔵を覗いて見ることとし、案内板にしたがってちょいと寄り道。
帰りの船は2時過ぎの次は4時34分しかないので時間もたっぷり。滑って転ばないよう注意しながら下山。今の時期は3時を過ぎると日陰はまだ冷たい。

登山口まで降りたが、船の時間まではまだ余裕があるので古い町並みを眺めながら厳島神社にちょっと行って見る。宮島の厳島神社と間違えそうであるが、ここでも管弦祭では祭神が御座船で御領所を巡航されるそうだ。
神社はご神木のエノキ・ムクノキ・クスノキの大木に囲まれている。
そして道路を隔てたこの前に木造の三階建ての古い旅館は往時の賑わいを忍ばせる風情のある建物であった。


水地蔵
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厳島神社 珍しい木造三階建の旅館
天満港桟橋
天満港からの展望(しまなみ街道と遠く右に石鎚山から左は笹ケ峰だろうか)




 [ルート&タイム]

 木江天満港(5m)
  ↓0:12
 登山口(5m)
  ↓0:03
 金剛寺(25m)
  ↓1:00
 石鎚神社(525m)
  ↓0:01
 展望台(530m)
  ↓0:07
 山頂・薬師堂(452.6m)
  ↓0:23
 首切峠(290m)
  ↓0:20
 TV塔(415m)
  ↓0:03
 石鎚神社(525m)
  ↓0:19
 水地蔵(460m)
  ↓0:37
 金剛寺(25m)
  ↓0:02
 登山口(5m)
  ↓0:12
 木江天満港()

 (注)標高・所要時間は概略参考 
 


2004. 2.15