広島県大竹市 忠四郎山 (604.3m)


岩と展望を堪能できる山

中平山下からの忠四郎山展望



天気はまあまあ、少し北に行くと雪も多いので雪のない大竹市の忠四郎山に行く。
国道2号線から新町陸橋を北に国道186号線へのバイパス道を三ツ石町で右に曲がって三ツ石川に沿って登り、道が荒れてくると林道が分岐している三叉路に着くのでここに駐車。

林道を左に分岐した道を進むと、直ぐに左手に大堰堤が現れる。この道は直ぐに細くなり真っ直ぐ進むと国道186号線の比作に出る。しばらく進んで見上げると真っ赤な実のもぶれついたタマミズキが、そして少し進むと今度は黄色い実のもぶれついたキミノタマミズキが我々を歓迎してくれる。こりぁさい先がいいぞ!

すぐに道は狭くなって樹林の中にはいるが足下はしっかりした道が続き、道は二つに分岐している。ここは左に行くと左の尾根の送電鉄塔の保守道なので右に道をとる。
さらに進むと小さな手製の案内板のある大鉢山分岐が右にありシダの中に細い踏み跡が続いている。ここから少しで大竹山の会の赤い「下山道」の案内板があり右に尾根に向けて道が上がっている。ここが忠四郎山への取付である。

この道を進むと大鉢山を前方に見ながらシダの中を進む。次第に坂が急になり大きな岩が現れて足下の土も滑り易いまさ土だ。
次から次に現れる岩の上を越えてまさ土の坂道を登っていくのもまた面白い。周りの展望も開け登るにつれて眺めも広がってくる。
前方右手に大鉢山の岩壁が、振り返ると宮島・阿多々島など広い瀬戸内海。そして大竹市から岩国市の海岸線の市街地などを眺めながらの気持ちの良い登りである。

今日は久々に奥方と二人のちんたら山の会ということで植物を観察しながら登るのである。何しろ奥方は岩場や滑り易いところは慎重ペースなので、こちらはちょっと行っては待ちながらの楽々ペースだが、周りを見ても植物たちはこのヤセ地ではめぼしいものも見あたらない。

岩の多い坂道を過ぎるとシダに覆われた中を登って道は左に曲がり、忠四郎山の東側ピークの尾根を巻くようにトラバースしながら進む。
左手の谷側の展望を眺めながらシダの中の細い道をいくと左に展望台分岐。岩の上からの眺めが素晴らしい。
道はさらに右に回り込むと前方に3つのピークのある尾根が谷の向こうに望めるようになる。この真ん中のピークが三角点のある忠四郎山山頂である。ここから見るとまだ結構あるように見えるが実際はそれほどでもない。

トラバース道は一旦少し下って樹林のなかに入り、忠四郎山尾根との鞍部にある谷に向かって下る。鞍部の沢の手前に右手に道が分岐しているが、これは尾根に登って大鉢山へと続いているのでそのまま真っ直ぐに進む。
小さな沢を渡ると道は登りとなり登りきったところに左の支尾根に道があるが、これは行っても駄目。ちゃんと大竹山の会の赤い案内標識がある。
今度は忠四郎山の斜面をトラバースしながら進むと尾根に向けて右に分岐がありこちらに道をとる。
なんと途中からおおきなウンチが次々と。初めは何の動物かと思ったがよく考えて見るとこの山の北側に牧場がある。どうやらその牛の落とし物のようであった。
丁度支尾根を登る形となって飛び出たところが旧林道。北側の牧場側からこの道は上がっている。

ここは左に道をとり、林道跡を登っていく。左に林道のバイパス道が通っているがこれを通ると東から北側の展望が見られないので往復のいずれかは林道跡を通った方が良い。
ここからは傘山から勝成山、遠くに白い雪を抱いた十方山から吉和冠山に至る素晴らしい眺めを堪能できる。

林道跡をさらに進むと左のピークに向けて道が分岐している。これは展望岩のあるピークなのでちょっと登って見よう。ピークの岩からは宮島から岩国に至る大展望が広がっている。ここまで歩いた東側ピークのトラバース道もよく分かる。

そのまま下ると林道跡に再び出て、直ぐに左に忠四郎山頂への道が分岐している。これを登ると樹林の中の少し広くなったところに三等三角点が鎮座している山頂である。
展望は北側が少し開けており羅漢山・三倉岳・吉和冠山・十方山などを望むことができる。

復路は往路をそのまま下る。尾根伝いに戻れば大鉢山への登山道に通じてはいるが今日はやめ。
滑り易いので注意が必要であるが、展望を眺めながらの下りもまた楽しい。


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林道分岐の登山口 比作への谷道
美しいタマミズキの実 キミノタマミズキの実だが空をバックでは黄色に写らない
送電線保守道分岐(左保守道、右忠四郎山へ) 大鉢山分岐(右大鉢山へ、忠四郎へは真っ直ぐ)
比作への道分岐取付(真っ直ぐ比作、忠四郎は右尾根に) 前方大鉢山を見ながらシダの尾根を登る
岩とまさ土の登山道 傾斜のついた大岩を登る
登山道西側の岩の斜面
見られる色ものはソヨゴの実だけ 次々現れる岩を登
登山道から見た大鉢山南面
滑り易いまさ土の登山道 これを越えるとシダの中の道を行く
登山道から西側展望(右から小方行者山・中丸山、その後に宮島・阿多田島、そして大竹市から岩国市の市街など)
登山道南側展望(大河原山、後ろに岩国山・米山・大応山・神ノ内山など)
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トラバース登山道からの忠四郎山南斜面 シダで覆われた斜面トラバース登山道
トラバース登山道からの右展望岩ピーク、中忠四郎山頂展望 沢に向けて樹林内を少し下る
最低部の谷にある右尾根分岐(忠四郎は真っ直ぐ) 鞍部から登った(写真奥から)左支尾根分岐、ここは真っ直ぐ
さらにトラバースしながら樹林内を登る トラバース道分岐、右に尾根を登る
尾根道 旧林道に合流、左へ
林道東から北側展望(左から上下勝成山・河平連山・傘山・忠四郎山東ピーク、後ろに吉和冠山・十方山など)
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傘山展望 吉和冠山展望
林道跡を西に 林道跡から左に展望岩ピーク分岐
ピークにある展望岩と大竹市街方面展望
展望岩北から東側展望(左から傘山・忠四郎東尾根・宮島など)下に続く
展望岩東から南側展望(忠四郎東尾根・小方行者山・大河原山・大竹市街・忠四郎南尾根など)
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林道跡から忠四郎山頂へ左分岐 忠四郎山山頂
山頂北側展望(左羅漢山、右三倉岳・吉和冠山)




 [ルート&タイム]

 林道分岐取付(200m)
  ↓0:10
 送電鉄塔巡視路分岐(240m)
  ↓0:05
 大鉢山分岐(275m)
  ↓0:02
 比作分岐尾根取付(280m)
  ↓0:35
 トラバース道展望台分岐(450m)
  ↓0:13
 トラバース道谷沢尾根道分岐(490m)
  ↓0:06
 トラバース道支尾根分岐(510m)
  ↓0:02
 トラバース道尾根分岐(535m)
  ↓0:04
 右分岐(570m)
  ↓0:08
 林道跡合流(530m)
  ↓0:08
 道展望岩分岐(585m)
  ↓0:02
 展望岩ピーク(605m)
  ↓0:02
 忠四郎山頂分岐(585m)
  ↓0:02
 忠四郎山山頂(604.3m)
  ↓0:10
 林道跡分岐(530m)
  ↓0:50
 比作分岐尾根取付(280m)
  ↓0:15
 林道分岐取付(200m)

 (注)標高・所要時間は概略参考 
   GPSトラックを記載 

   


2004. 2. 9