広島県西城町 猫 山 (1,195.5m)
Part8


2003.10.29

紅葉には少々遅かったが気持ちのよい静かな山登りが楽しめた展望の山

三坂の集落からの猫山遠望



今日は紅葉を目指して今年3度目の猫山に登る。
植物はそれを見るために狙って行ってもなかなか思い通りにピッタリ出会わせてくれないことが多くて難しい。
今日の猫山は遠くから眺めるとまだ色付いてはいるものの相当落葉している感じも否めない。果たして紅葉はと興味深々で登山口に。
登山口にはすでに1台の大型ワゴン車が止まっている。てっきり今日は山を独り占めと予想していただけにビックリ。

まずは尾根道へ
スキー場に沿った登山道は黄色や赤の落ち葉で埋め尽くされ、これを踏みしめながら登って行くのだが、なんだか落葉した木の方が多く感じる。
コシアブラ・ダンコウバイ・クロモジ・ヤマアジサイ等の黄色の紅葉が多く見られるなかカエデ類の赤い葉が混じる。コバノガマズミやアクシバ等の赤い実が陽に当たって美しい。
スキー場上部を過ぎて、しばらく急登を登ると右に曲がって緩やかな登りの斜面のトラバース道を行く。いつも水の流れている水場もこのところの日照りで珍しく全く枯れ沢だ。
ヒノキの植林の中にはいると山上さんの建物を左に見て、さらに登り下りを繰り返しながら少しづつ登っていく。
植林が切れると雑木林に変わり右に道後山の展望が開ける。この辺りはまだ紅葉が残っている。
ジグザグの道を登ると支尾根に出る。Uターンし尾根に沿って東に向け真っ直ぐな道を登っていく。


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登山口は駐車時の奥 スキー場に沿って雑木林を登る
すでに紅葉も末期の登山道 急登を登ると右にj曲がって緩やかな坂道に
一旦斜面のトラバースとなり植林の中の登り下りが続く 3つの地蔵のある山上さん
斜面を登ると左手が開け、道後山・岩樋山展望が開ける


山頂に向け急登を登る

やはり紅葉には少し遅かったようだ。木々もすでに半分以上は葉を落としている。
それだけ周りの展望も良くなって登山道から南隣の尾根の紅葉や遠く比婆山・福田頭も木間から目にはいる。
カエデ類やホツツジ・ヤマボウシ・クロモジ・・・と紅葉もなかなか美しい。ナナカマドも結構多いが葉はすでに枯れ落ちて赤い実が目立っている。尾根のブナはまだ黄色く色づいた木も結構残っており美しい。
二箇所の急登を過ぎると、ミズナラやブナの木も多くなるがこちらはすでにほぼ裸んぼう。
フウリンウメモドキがちじれた葉を残して赤い実をたくさんつけて目を楽しませてくれる。
前方から10人位のグループが下りて来た。挨拶を交わして先に進んだ。どうやらガイド付きのツァー御一行のようであったが、これが登山口にあった車の登山者なのだろう。

周りが広がったブナ林となると山頂も近い。大きな岩が所々で見られるようになると山頂だ。風通しの良くなった樹林の中の岩の上に一等三角点は静かに鎮座している。
すっかり葉を落とした周辺の木々はすでに晩秋の様相で紅葉を楽しむなんてものではなかったのは少々残念。


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支尾根に出ると真っ直ぐな尾根道の急登が続く 支尾根からの西斜面の紅葉が美しい
尾根道の木間からは福田頭・井西山が望める
支尾根のブナはまだ紅葉が残っている
登るに連れ周りが開けブナ・ミズナラの林に入る 山頂付近のブナ林


山頂から草原に
ここから南に少し行くと草原に出て周りの展望が広がる。
今日は大山は霞の向こうだが、少し南に下ると、西に比婆山・福田頭から、南に目を転じて猫山南峰・白滝山、そして東に多飯ケ辻山等が一望できる素晴らしい眺めである。
すっかり草紅葉となった草原には花はもう見られない。ここに多いヒロハヘビノボラズの葉が赤く色づいているのが美しい。しかし、どういう訳か実は全く付いていないのはどうしたのか。
周りのカシワの林はきれいとはいい難い茶色の枯葉が連なっている。


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山頂三角点は岩の上 山頂から南の草原へのブナ林の道

前方が開け南峰と白滝山が南に望める
西側には比婆山連峰が一望(左から龍王山・立烏帽子山・御陵・烏帽子山・毛無山・伊良谷山・牛曳山等)


広々とした展望の草原から南峰に

南峰への道は相変わらずササに覆われて足下注意。足場の悪い尾根の雑木林と草原のなかを交互に進むと南峰山頂に到着。
振り返ると猫山の山容がはっきりと望め、陽が当たって落葉した木々もくっきりと見える。
さらに少し南に下って見るがあまり変わりばえしない草原が続くので適当なところでUターン。
冬期積雪時に登る時のためにとGPSのトラックを記録していたが、ここで確認したら肝心の山頂前で電池切れでストップしていた。いやはやケチって前使った電池をそのまま使っていたためにつまらぬこととなってしまったが後の祭り。

下山は他に明確な道はないので往路を下る。
今の時期、3時を過ぎると北斜面の木陰はすでに薄暗く、うら寂しい雰囲気のなかを足早に登山口へ。

今回もいつもの事ながら目的の紅葉はすでに末期状態で見事予想が外れてしまった。それでも空は快晴の気持ち良い山歩きで十分満足できた猫山であった。


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南峰へのササ原の道 南峰への樹林内の尾根道
南峰山頂と猫山
南峰から白滝山展望 南峰から多飯ケ辻山展望
南峰から北側猫山の展望(右に鳶の巣山・古頃山)
南峰から耳木谷山・多飯ケ辻山・小奴可の集落東展望


 [ルート&時間

 登山口(610m)
  ↓0:20
 スキー場上部(850m)
  ↓0:10
 山上さん(900m)
  ↓0:15
 支尾根(950m)
  ↓0:50
 猫山山頂(1195.5m)
  ↓0:01
 南側草原(1185m)
  ↓0:15
 南峰(1175m)
  ↓0:10
 南側草原(1185m)
  ↓0:01
 猫山山頂(1195.5m)
  ↓0:45
 スキー場上部(850m)
  ↓0:12
 登山口(610m)

(注)時間、標高は参考
値 



山の
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ヤマシロギク リュウノギク
ツルエメモドキ コバノガマズミ
ガマズミ アクシバ
ツルシキミ ソヨゴ
ホツツジ カンサイスノキか
ネジキ
ダンコウバイ コシアブラ
ナナカマド コマユミ
フウリンウメモドキ ヤマアジサイ
ブナの紅葉
色々の紅葉