広島県口和町 八国見山 (844.7m)  


2003. 9.6
登山意欲をそそる秀麗な山だが展望はなく、またまたドシャ降りに出会ってしまった

南側の県道から八国見山遠望



口和町を通ると、いつも円錐形をした形のよい山が見られ登山意欲をそそる山がある。この山が八国見山と知り一度ぜひこの山に登って見たいと思っていた。
今日はたまたま滝見とセットでこの近くに来たのでこの山登りを計画し、さっそく登山口に向かう。
口和町の中心部から県道186号線を北に進むと尖った特徴のある八国見山が見えて来る。この山の東側の道に着くと、右に大規模林道比和・新庄線が分岐しており、ここから約200m北に進んだ民家の右横が取付であるが、案内標識もなくちょっと分かり難い。しかし、近くの道路端に八国見山県自然環境保全地域の案内板があり道が少し広くなっているのでこれを見落とさないようにすればすぐ分かる。

取付を入ると直ぐに右に道があるが、こちらを行かずに真っ直ぐに細い方の踏跡を進むと小川を渡り、植林の中を右に曲がって踏跡が続いているのであとは一本道なのでこれに沿って登っていけばよい。
今の時期は草も伸びて道を覆っているが分からない事はなく山の北側に向けて緩やかに登っている。
植林地と雑木林が交互に続き、足下にはアキチョウジ・キバナアキギリ・ヤマジノホトトギス・ツリフネソウ・ノブキ等が多く見られる。
小さな沢沿いの道から左の斜面の道に離れると道は少し急坂をジグザグに登る。オオカニコウモリやエンレイソウが群落をつくっている。植林の中を通って急登を登ると山の北側の尾根に着いて前方に雑木林が開ける。
ここから八国見山北斜面への登りが始まるが、このあたりまで来ると道もはっきりとして歩き易い。山の北側を巻くように道は続いておりササ床の雑木林は気持ちがよい。
なんと色々なキノコも姿を見せているがどうもこの種のものはよく分からない。ミヤマウズラやオクモミジハグマの花もいくつも見られた。たくさんのツルシキミは赤い実をつけて目立って美しい。
突然雷鳴がなり響き、空が暗くなって怪しくなってきた。そのうちポツリポツリと落ちてきたと思ったら、さらにひどくなってドシャブリの雨となってしまった。どうもこのところ山に行くと雨に好かれているようだ。
もう少しで山頂というのに仕方がないので用意していた傘を差して山頂まで登る。
狭い広場には三等三角点が鎮座していた。
山頂の周りを歩いて見るとブナの木が結構ある自然林となっているのには驚いたが、周りの展望はほとんどない。この山も昔は名前の通り素晴らしい眺めが広がっていたのであろうことが想像されが今はそれすらない。

この雨では山頂に着いたものの、これでは食事もとることができないので、早々に下山する。
雨は止みそうになく、足下も滑り易くなって所によっては川となって流れており、注意しながら往路をどんどん下る。
草地の登山道に入ると水に濡れた葉をかき分けながら下るのでスボンの裾はビッショリ濡れとなってしまったがやっと登山口まで下山した。
なんと下山した途端に雨は上がったのには少々はがゆい思いがしたが、あまり時間もかからず気楽に登れる山であった。


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取付は民家の左を入り真っ直ぐに 植林のなかに細い踏み跡が続く
所々雑木林の草原が続く 植林の中をジグザグに登って行く
八国見山の北斜面の道は明確な歩き易い道 雑木林の明るい斜面の道
山頂に向けて続く道 最後に西側に巻いて山頂に
八国見山頂
山頂周辺のブナ林
登山口近くにある自然環境保全地域の標識


 [ルート&時間]


 登山口駐車場(m)
  ↓0:50
 八国見山頂(844.7m)
  ↓0:40
 登山口駐車場(m)

 (注)時間と標高は参考  



山の
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アキチョウジ ノブキ
マツカゼソウ ツリフネソウ
ミヤマハハソの実 トチバニンジンの実
キバナアキギリ ウスゲクロモジか
ツリバナの実 オオカニコウモリ
シロタマゴテングタケ コンイロイッポンシメジ
ウスヒラタケ クチベニタケ
ミヤマウズラ
オクモミジハグマ ツルシキミの実
シラヤマギク ノギラン