広島県大竹市  中丸山  (346.8m)
2003. 3. 9
登る人は少ないが、山の上から滝が見える展望の山

送電鉄塔 No108からの中丸山展望



雨が降ったかと思うと雪が降る、そして晴れたり曇ったりの変な天気のなか、大竹市の忠四郎山の南にある中丸山(標点が中丸)に登る。
この山については地元のKANさんより、忠四郎山の南斜面に立派な滝があるとのことで情報をもらい早速登って見ることとしたものである。

三ツ石町に車を置いて北に向けて林道にはいる。ヤブツバキが美しい。途中、錦竜の滝への山越えの道を右に見て、さらに進むと林道から分岐した忠四郎山・大鉢山への立派な道がありここを左にとる。手製の案内プレートもあるのですぐに分かる。
左手に堰堤を見て先に進むと樹林の道となり左に小さな滝があったのでこれを見て、更に進むと道は二分するが、正規の道は斜め右側で、左の道は送電鉄塔への保守道。
今日は少し時間もあるので尾根の上に立っている鉄塔からだと展望も期待できるものと、ちょっと寄り道。
沢を二つ横切って谷から尾根に登るとそこには送電鉄塔No7があった。思ったとおり、経小屋山から瀬戸内海が一望に開ける。

再び忠四郎山への分岐まで戻り、樹林の中の道を進むと大鉢山の取付。さらに少しで忠四郎山の取付があるが、今日はそのまま真っ直ぐ進むと送電鉄塔No106に着く。



・・・・・・・・・・
三ツ石町からの林道を2.5km 林道の三叉路を左に分岐
樹林内の道となる 道は左右に分岐(右登山道)、左の送電鉄塔保守道へ
送電鉄塔No106からの展望(左から小方行者山・宮島・倉橋島・阿多々島・大竹市街・中丸山斜面)



ここで谷筋を真っ直ぐ比作に向かう道と、尾根に向けて左に曲がる送電鉄塔の保守道が左に分岐しており、ここは南の尾根に向けた保守道を登る。
つづら折れの急な道を登ってやや平坦になると左手に中丸山の尾根伝いのところに踏み跡があるのでこれを登る。丁度「火の用心」の丸い看板がある。
踏み跡は薄いので注意しながらシダで覆われた道にはいるが、真っ直ぐに誰か歩いた跡があるものの本当の踏み跡はやや斜め左に入るのが正しいようでこちらを進む。
薄いものの踏み跡さえ外さねばそう苦にはならないが、あまり人も歩いていないと見えてシダで覆われ踏み跡も分かり難くなっている。振り返って忠四郎山を見ると、あるある!送電線の上に滝が見える。
なるほどこの滝なのか。なかなか素晴らしい滝であるが、ちょっとあの周辺の様子では近くに寄りつけそうになさそうだ。
そうこうしている内に山頂に到着。平らなピークはまさにシダで埋め尽くされて三角点など分かる由もない。それでも5分位探し廻ったが結局分からずじまいだった。

さらに薄い踏み跡は先に続いているので行ってみるが次第に高度を下げて行きこの先は下る一方のようなので途中で引き返す。道中アセビが唯一白い花咲かせていた。
山頂手前の西側に丁度休憩によい立派な岩があるのでここで昼食とする。眺めもよく休むには丁度よい岩だ。直ぐ横にシキミが特徴のある芽を付けて春の準備を済ませていた。
ここから西から北にかけて展望が素晴らしい。先程見た滝が丁度左手に見え、双眼鏡でのぞいて見ると広島県にしては珍しいタイプの壮大な滝が何段にもなって岸壁を流れ落ちており、今日の第1目的を達成。



・・・・・・・・・・
送電鉄塔Noから左の送電線保守道へ 送電鉄塔No107から小方行者山・経小屋山展望
送電線保守道より忠四郎山と大鉢山天望
送電線保守道から中丸山取付 踏み跡は薄くシダで覆われている
山頂手前からの宮島方面展望
山頂はシダに埋もれて三角点はさっぱり分からず
山頂から西側の瀬戸内海展望
・・・・・・・・・・
山頂先の展望岩から西側342mピーク 踏み跡からの山頂展望岩
展望岩からの西から北西側の忠四郎山展望



下りは一旦山頂を経由して送電鉄塔保守道まで下る。
ここからは今度は左に道をとり尾根に沿って西に道をとる。アカマツを中心とした雑木林が続き、一旦下って登り返すと送電鉄塔の107に到着。ここは周りを遮るものもなくほぼ360度の展望。今登った中丸山と食事をした岩まで一望できる。先程の滝もさらに目の前に見えるようになり流れ落ちる音まで聞こえてくるようだ。

さらに急な保守道が続いており、下るにつれ左手の忠四郎山の斜面の視野が変わってくると、おっ!先程とは違った滝がある。今度は大きな岩肌を見えているだけでも一気に30mは流れ落ちている。これも素晴らしいがやはり近寄り難い場所にあるし、近くでは全容も見られそうにない。やはりここがベストか。今日は二つの滝を見ることができ満足、満足!

さらに下っていくと鞍部到着。ここは十字路となっており、真っ直ぐ登ると保守道が続く、左に下ると三ツ石町を少し西に行った谷に、右に行くと比作への谷道へと下っている。
左に行きたいところだがKANさんの情報によれば途中豚小屋があって猛犬が待ちかまえているということで、苦手の猛犬は敬遠して右に道をとる。

この道を下ると忠四郎山との谷筋に出て左右に道が続いているが、車のところに戻るために右に道をとる。
すぐに道は二分し左の道がメインのようだが、細い方の右の植林のなかに進む道をとる。しばらく植林を東に進むと沢沿いの道となりせせらぎの音を聞きながら緩やかな登りの道を進む。小川の流れは西方向。登る時は東方向に流れていたので一瞬おや?と思ったが、この先に分水嶺があって、三ツ石川とは違う小瀬川に流れ出ているのだ。どうやら忠四郎山の滝の水はこちらに流れているようであった。
どんどん登って鉄塔No8、No7を通過し、往路で曲がったNo6に合流。尾根と谷を一周し、どうやらこの辺りが分水嶺のようだ。
ここから先は往路をそのまま下り、林道を2.5km下って三ツ石町に到着する



・・・・・・・・・・
尾根道の踏み跡はシダをかき分けながら歩く 西に向けて尾根に沿って続く送電線保守道の縦走路を行く
送電鉄塔No108より大竹・阿多々島・倉橋島まで望める 送電鉄塔No108より南西に岩国北の山々が
送電鉄塔No108より北側に忠四郎山と大鉢山が
忠四郎山南斜面の東側に壮大な立派な滝がある
・・・・・・・・・・
尾根道を342mピークとの鞍部に下る 道も樹林の中に入る
忠四郎山南斜面の視角が変わるとなめらを一気に流れ落ちる素晴らしい滝が見える
鞍部の十字路を右に
谷に沿って植林の中を北東へ 二つの鉄塔を越えて再び送電鉄塔No6へ

・・・
アセヒはあちこちで花を開いている 沢沿いの常緑樹林ではヤブツバキが開花
ヒメヤシャブシの花 ヤシャブシの花




 [ルート&タイム]

 三ツ石町(40m)
  ↓0:30
 錦竜の滝分岐(160m)
  ↓0:03
 林道分岐(210m)
  ↓0:08
 送電鉄塔No107分岐(250m)
  ↓0:06
 送電鉄塔No107(270m)
  ↓0:05
 送電鉄塔No107分岐(250m)
  ↓0:08
 送電鉄塔No6分岐(280m)
  ↓0:03
 中丸山取付(305m)
  ↓0:13
 中丸山山頂(346.8m)
  ↓0:03
 展望岩(346m)
  ↓0:07
 中丸山取付(305m)
  ↓0:15
 送電鉄塔No108(310m)
  ↓0:10
 鞍部(230m)
  ↓0:05
 比作への谷道(190m)
  ↓0:22
 送電鉄塔No6分岐(280m)
  ↓0:16
 林道分岐(210m)
  ↓0:25
 三ツ石町(40m)

 (注)標高・所要時間は概略参考