広島県東広島市志和町   (735.0m)・・・・・・・
2002. 12. 28
思いもよらぬ雪の稜線に木をかき分けながらでびしょ濡れとなったが、静かな山歩きが楽しめた山。

志和の里からの金明山遠望(右端から左端のピークへ縦走)



今年最後の山登りは、県道33号線を志和ICから福富町に向かうと志和堀の左前方に大きな山塊が望める。これが金明山で以前から登るチャンスを伺っていた。

金明山への取付は福富町に入る手前に右に急カーブする三叉路を左におれて(現在道路工事中で通行止めの標識あり)約100m行ったところの右に道があるのでここをはいる(1/25000の地図の点線)。
すぐに3つに道は分岐しているが最も薄い右側にとる。荒れた道で倒木や小木が道をふさぎここもあまり歩かれていないようだ。木々を払いのけながら谷の左斜面をトラバース気味に登っていくと右の尾根と合流するところで道は消え、左上から岩のガレ場が谷下に続いているのでこれを登る。

丁度漬け物石にいい位の大きさのガレ岩が流れているような感じで続いており、足もとに注意しながらこの急坂のガレ場を登る。20分弱でやっと岩はなくなり樹林となるが道らしきものは見あたらない。そのまま尾根を目指して登ると途中峠に向けて踏み跡があった。
峠はすぐ下のようなのでそのまま真っ直ぐ踏み跡を横切って尾根にでる。
大きな岩がいくつかあるところに出たが、踏み跡らしいものは見あたらないので、尾根に沿って左に折れてそのまま歩き易いところを探しながら登る。
視界のない雑木林の尾根には登るにしたがい雪が次第に多くなってくる。道はないので尾根をはずさないよう木々をかき分けて登るので木の葉や枝の雪が落ちて冷たい。

開けたピークの稜線に登ると周りは雪で真っ白。木々も隙間が空いて見通しもよくなる。このあたりから踏み跡らしきものが見られるようになり歩き易く、なだらかな登り下りを繰り返しながら登っていく。
この山を一人占めしているのかと思うと爽快そのもの。鼻歌でも出そうである。
植物の方はというとアカマツの中にとごこにでもあるようなサカキ・ヒサカキ・ネジキ・アセビ・ネズ・クロキ等の常緑樹以外は葉を落とした落葉樹で変わりばえしない。

突然正面に無線用の白い反射板が現れるが、その左側を通ってさらに進むとヒノキの植林の中の道となる。この辺りに来ると反射板の保守道も兼ねているのか道もはっきりとしている。
林道が北側からあがっておるところに出る。反射板と送電鉄塔の保守の人や植林の手入れの人が登ってくるのだろう。
そこから少し登ると植林のなかに三等三角点のある金明山の山頂に到着するが、なんとも味気ない山頂である。それでもプレートが2枚あった。

立派な道が北に向けてついているが、これは中電の送電鉄塔の保守道。ここまで展望は全くなかったので、鉄塔があれば周りが開かれて展望もあるのではとこの道を行ってみる。
数分で鉄塔に着く。
鷹ノ巣山から段原山へと北東側に素晴らしい展望が広がっており、しばし眺望を楽しむ。


工事中の県道からの登山口(25000地図の点線取付) 尾根への登山道は踏み跡はあるが荒れている
途中から岩のガレ場の続く道なき道を登る 尾根についたらすぐに大きな岩が
尾根道ははっきりせず倒木も多い 尾根に沿って道を選んで登る
次第に歩き易くなってくる 稜線が近くなると雑木林の中に踏み跡らしきものも
稜線に出ると広々とした場所に出る 稜線を左に曲がって登り下りを繰り返す
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稜線にあった反射板 さらに稜線に沿って松の多い雑木林を西へ
稜線の道は分かり易く前方に植林が現れる 植林の中にはっきりと道が
金明山山頂は植林の中で視界なし
三等三角点 北へ少し行った所にある鉄塔
鉄塔からの北東側展望(鷹ノ巣や・段原山が望める)



再び山頂に戻り、今度は南西側の草むらに向かって延びる薄い方の踏み跡の道をたどって急降下する。
鞍部にはどうしてこんなものがあるのか分からないが溝が掘ってありこれを渡る。溝の手前からは左手の谷間に踏み跡がくだっている。
再び登りの道となり、ピークを過ぎると長い下りが続き、雪で踏み跡は所々で分かるものの判然としないが、方向を確認しながら尾根に沿って下る。
途中、小さな岩があり木間を通して南西に志和の里、西に安駄山、北西に白木山などが望めるが木枝が邪魔で余り良い眺めとはいかない。
さらに急坂を下っていくと鞍部につく。ここにも左手に踏み跡らしきものがあるが、落ち葉で埋もれてよく分からない。
今日はここを下ることにするが、この先に652mのピークがあるので、そこまで行って遅い昼食をとることとする。

ピークからは少々木枝が邪魔だが南側の展望がよい。あまり展望のないこの山にしてはまあまあだ。先週登った深堂山とともに虚空蔵山がよくみえる。そしてその西に志和の里が。
周りをよく見るとタブノキが多い。そういえばピークから下る道沿いからこの木を良く見たようになった気がする。


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西に縦走するには山頂から南東の植林内の道を下る 山頂と次のピークの鞍部には溝が掘って?ある
植林の中をピークへ登る ピークからは雑木林を下る
途中岩があり前方に安駄山が木間から望める 南西側には志和の集落が
北側には白木山か 鞍部への雑木林の下り
前方に木間から652mピークが望める 東側ピークと652mピークの鞍部
652mピーク
652mピーク南側展望(虚空蔵山と深堂山)
652mピーク南西側展望(志和の里)



再び鞍部まで戻り、南側の谷を下る。
落ち葉の急な坂で、まるで砂滑りを下っているようだ。踏み跡は分からないので適当に道を選んでどんどん下る。
途中からガレ場に変わり、登りの石より小さいが同じように石が足もとを覆うようになる。しかし。、今度は落ち葉で石がよく見えないので足もとを確認しながら進む。
前方に志和の集落が見えるようになるとアベマキが多くなるがガレ場は続き、次第に両側の谷間の空間が狭まってくると樹林にはいる。
ここから踏み跡が現れて杉の植林のなかに入り、道もはっきりとしてくるが荒れている。
真っ直ぐにアカマツの混じる雑木林の道が続いているが倒木や小木・シダ等がのびて歩き難い。途中道が横切っているが、そのまま真っ直ぐ荒れた小道をさらに下っていくと神社の境内の左側に出た。どうやらここがこの道の取付のようだ。

小さな建物で神社の名前もどこにも書かれていない。広い境内から真っ直ぐに立派な道がついているのでこれを下ると右に墓所が現れ、左に折れると民家が見えて舗装道路に変わる。
相当西側に下ったので、駐車している登山口までは一般道を歩かねばならない。約50分近くをアルバイトをする。


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鞍部から南側に下山すると急斜面は落葉でいっばい 次第に岩が多いガレ場の急坂に
急坂のガレ場からは遠くに志和の里が
坂が緩やかになると植林の中へ 緩やかな坂の雑木林の中に道がある
下山道はお宮の左側に出る お宮を下ると民家がある




 [ルート&タイム]

 登山口(360m)
  ↓0:18
 岩ガレ場下(475m)
  ↓0:19
 岩ガレ場上(550m)
  ↓0:02
 尾根(560m)
  ↓0:20
 稜線(700m)
  ↓0:10
 反射板(690m)
  ↓0:12
 林道終点(720m)
  ↓0:04
 金明山山頂(735m)
  ↓0:02
 送電鉄塔(730m)
  ↓0:02
 金明山山頂(735m)
  ↓0:03
 鞍部(685m)
  ↓0:08
 ピーク(720m)
  ↓0:10
 鞍部(540m)
  ↓0:03
 652mピーク(652m)
  ↓0:02
 鞍部(540m)
  ↓0:18
 植林地(465m)
  ↓0:26
 下山口神社(265m)
  ↓0:02
 民家(235m)
  ↓0:46
 登山口(360m)

 (注)標高・所要時間は概略参考