広島県上下町
    府中市
 
斗升・御山コース
Part-2
(738.6m)      
2002. 11. 16
今年の冬は早い。この山もすでに秋も終わりを告げていた。

内上下町側からの岳山遠望


今日は空も快晴。昨年も登った府中市と上下町にまたがる岳山に再び登る。前回は南側の上下町の・・コースを登ったが、今日はガイドブックに一般的に紹介されている北側の府中市斗升からのコースから登る。

府中市の北を走る県道42号線の斗升バス停を南に折れて神社の鳥居を過ぎると六社神社がある。ここを起点として、左の舗装された林道を進むと前方右に岳山、左に前岳が望める。さらに山の中に入って樹林に囲まれた林道途中にある案内標識に従って踏跡が続く左側の山道にはいる。

しばらく雑木林の樹林の中を進むと前方の木間に大きな岩がみられるようになる。ヤブムラサキのかわいい赤紫の実が美しい。
岩の多いこの山の最初の岩が見られてからは次々と大小の岩が登山道沿いに現れる。
木々の紅葉も今が盛り。ウリハダカエデ・タカノツメ・コシアブラ・クヌギ・コナラ・クリ・アベマキ等が赤や黄色に染まり彩りを添えている。
沢筋を離れて道は次第に急坂となりロープなども取り付けられているが頼りにするほどでもない。そうこうしていると尾根のピークに到着。小学生のつくったかわいい登頂プレートがあったが、ここでうっかり真っ直ぐ踏み跡を進んでしまった。あれ?どうもおかしいと気づいて急遽ピークまで戻ったが、ここには左に折れる立派な踏跡がちゃんとある。何の気なしに進んでしまった注意力散漫を後悔。

林道からの前岳 林道からの岳山
・・・・・・
林道登山口 登山道に岩が現れる
登山道沿いの岩 ウリハダカエデの紅葉
タカノツメの紅葉 六部岩

右手の尾根を少し下ると大きな二段となった岩が現れる。これが六部岩。どうしてこんな岩ができたのか知る由もないが面白い。
歩いていると、この山には3枚葉のタカノツメの多いこと。黄色の紅葉があればタカノツメという感じである。
一旦少し下って再び尾根に沿って登っていくと右に盗人岩への分岐があり急な坂道を木につかまりながら5分弱下ると西側の展望が木間から望めるこの岩の上につく。岩の下へは左側を巻いて下ると、大きな岩がいくつも積み重なり、この間を通り抜けることもできる。
尾根の分岐までに戻って少し進むと平らな広場となっており、その真ん中に二等三角点が鎮座している岳山の山頂に着く。
周りは樹林に囲まれて展望はあまりないが東に蛇円山等と西に世羅台地の山々を望むことができる。

盗人岩上部 盗人岩り中は通り抜けられる
上下町側には立派な案内板が
山頂東がわ展望 山頂西側展望
岳山山頂と二等三角点

平らな尾根を少し南に行くと道は二つに分かれ真っ直ぐ行くと南側に下り、左に折れると尾根伝いに前岳に道は続いている。
タカノツメは相変わらず多く、その間にところどころイヌシデの大木が色づいて彩りを添えている。
ここはせっかくだから前岳に道をとり、約5分で大きな岩の上に出て初めて前方が開ける。これが毛ぬき岩で、これから行く紅葉に染まった縦走路とその向こうにぽつんと尖った前岳を望むことができる。
岩の右側を下って岩の間を通り抜けるが、狭くてお相撲さんだとちょっとお腹がつかえて通りそうにない。
雑木林に囲まれた尾根道は緩やかに登り下りしながら東に進む。
すでに紅葉は盛りを過ぎているのか、落葉樹は木の葉も少ない。府中市側にはところどころ植林もあり視界もないのであまり面白味もない。
少しづつ登って着いたところのピークらしきところが前岳の四等三角点。登山道にポツンと三角点がたっており周りの展望もなく何の変哲もないところである。
これから先きに行くとピークがありここも展望もなく、さらに進んで行者岩に着くとやっと東側に180度のの展望が開けるところだが、今日は少し山頂でゆっくりし過ぎたのでここで折り返すこととする。

タカノツメ紅葉 毛抜き岩から前岳展望
毛抜き岩上部 毛抜き岩通路
前岳への尾根登山道 前岳四等三角点

下りは上下町側へ最短コースの6御山コースの谷道を下る。あまり歩く人もいないと見えて踏み跡も木の葉で覆われていることもあって相変わらず分かり難い。
途中、ヤマモミジが赤や黄色に染まって素晴らしい景観を見せてくれしばらく堪能。木の葉で埋まった踏み跡は歩き難いが、さらさらと音をたてて踏み分けていると秋も深まったことを感じさせる。
岩海が杉林の中に見えてくると林道も近い。
林道に出ると周りが開け、振り返ると色づいた前岳がよく見える。しばらく下ると舗装道路に出たところがこのルートの登山口となっている。
面白いことにこの道路沿いに岳山の案内板があったが、上下町については詳しく記載されているものの、府中市側については何も書かれていない。勿論、今日登ったメインルートである斗升登山コースについては全く白紙なのである。自治体の縦割り行政を真のあたりに見た感じであった。

谷下山道 沢沿い下山道
下山道ヤマモミジ紅葉 下山道岩海




 [ルート&タイム]

 六社野神社(340m)
  ↓0:15
 林道登山口(430m)
  ↓0:45
 ピーク(600m)
  ↓0:20
 盗人岩分岐(750m)
  ↓0:05
 盗人岩(680m)
  ↓0:07
 盗人岩分岐(750m )
  ↓0:04
 岳山山頂(738.6m)
  ↓0:40
 前岳三角点(723.5 )
  ↓0:15
 御山コース分岐(593m)
  ↓0:20
 鬼倉釜(480m)
  ↓0:13
 駐車場(450m)

(注)標高・所要時間は概略参考

 



この山の晩秋の残り
ママコナ ヤマラッキョウ
・・・・・・
ヤブムラサキ ソヨゴ
アオツブラフジ センボンヤリ