島根県仁田町  
(内尾谷ルート)
 (1,268m)
2002. 6. 23
広島県側の登山道の地権者が登山禁止にしたので島根県側から登ったが、これにゃくたびれた。

仁田町内尾谷からのガスで覆われた猿政山遠望



猿政山は広島県側の地権者により入山禁止となったので、今回は島根県側の内尾谷から県境尾根ルートで登ることとした。
このことに端を発し考えることは、やはり山に登る時には、その山の所有者の方に登らせて貰っているという気持ちを忘れずに、盗掘などはもっての他、その山の自然を壊したり、迷惑をかけることのないよう皆が心する必要があると思う。

高野町から仁多町に抜ける国道432号線を県境を過ぎてしばらく進み「猿政山」の案内標識を左に折れて進むと商家桜井家に伝えられた歴史資料館である可部屋集成館があり観光客がよく訪れる。この奥から林道に入るがこの入口にも「猿政山」の立派な案内標識がある。

この林道は凹凸が多く乗用車ではちと腹をこすりそう。奥には民家がチラホウと。こんなとこにも人が住んでいるかと思ったがいつもは人はいないそうだ。
やがて前方に猿政山頂が見えるはずだが、今日はガスで頭は隠れてしまっている。
しばらく走ると鎖止めがあるので車はここまで。近くの道端に駐車する。

これから先は林道をひたすら進む。やがて川を渡り谷の左側の尾根を越えて尾根の西側沿いに進む。再び尾根を内尾谷側に移ると右手はるかに猿政山を望めるはずだが、今日は周りは全くガスに埋もれている。
どこまでも続く林道であるが、途中2カ所分岐がありここはいずれも右に道をとる。
右にターンしながら少々いやになってくる頃やっと林道終点。ここから植林のなかを県境尾根に向かって登ると最後の樹林のトンネルを過ぎ尾根に着く。ここは右に道をとり少し下ると見たことある鞍部に到着。

ここからは緩やかな登りの県境尾根の一本道。広島県に気兼ねしてできるだけ島根県側?を登る。
周りはガスがかかってブナ林の眺めも神秘的な雰囲気だがなかなか雨は止んでくれない。
ミヤマハハソがたくさんのつぼみをつけて今にも花を咲かせそう。サワフタギに白い花がもぶれついている。
最後の急登はぬかるんで滑りやすいので要注意。遠くの景色はガスで全く見えず周りに多いトチノキの大木が一段と浮き上がって見える。
足下にはサンカヨウの青い実が群れて美しい。ヤマシグレの紅はひときわ目立つ。
登るに連れてブナが多くなり、やっとこさ主尾根に到着。

ナナカマドが一部すでに赤く染まっている。タンナサワフタギとサワフタギが白い花の競演だ。
ここまでで既にびしょ濡れ泥だらけ、これに追い打ちわかけるが如く濡れた背丈を越えるササと木枝をかき分けながら進むとやがて山頂到着。

初めからカッパを着てスパッツをはけば良かったものを、ちょつとズボラがもはや遅しの水浸し。
山頂のタニウツギは一部残り花が見られるだけだが、これに変わってヒヨドリバナが白いつぼみをもうつけていた。
オオヤマレンゲはというと、やや遅いがまだつぼみも多く結構咲いている。

予想外に時間がかかってしまったので早々に下山開始。
急登の下りは滑り易くこれがまた大変。延々と続く林道を再び通って登山口へ。
着いた時には下着まですっかりずぶ濡れだったが、着替えを持ってきてたおかげでやっと一息。
ああ、今日のルートはもう歩きたくないよ。




・・・・・・
国道432号線内尾谷入口案内標識 内尾谷林道入口
内尾谷林道鎖止 クマ注意板
内尾谷林道からガスに覆われた猿政山 杉植林登山道
県境尾根鞍部 県境尾根登山道ブナ林
急登トチノキ林原生林
急登ブナ・トチノキ林 急登登山道
主尾根登山道ブナ林 猿政山頂




 [ルート&タイム]

 内尾谷林道鎖登山口(600m)
  ↓1:30
 林道終点(950m)
  ↓0:20
 内尾谷尾根(1050m)
  ↓0:20
 急登取付(1100m)
  ↓0:50
 尾根(1250m)
  ↓0:15
 猿政山頂(1267.7m)
  ↓1:10
 林道終点(950m)
  ↓1:00
 内尾谷林道鎖登山口(600m)

(注)標高・所要時間は概略参考
 





この山の
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ヒルガオ キツリフネ
ヤマブキョウウマ蕾 オオナルコユリ
ミヤマヨメナ アカショウマ
ミゾホオズキ ヤグルマソウ
ツクバネソウ ミヤマカラマツ
ミヤマカラマツ
サンカヨウの実 シモツケソウ蕾
ヒヨドリバナ ヤブデマリ
ヤマアジサイ コアジサイ
スイカズラ エビガライチゴ
ウツギ ミヤマイボタ
ウリノキ ツルアジサイ
アサガラ ミヤマハハソ
ヤマボウシ サワフタギ
オオヤマレンゲ
オオヤマレンゲ タニウツギ
ヤマブドウ ナナカマドの紅葉
タンナサワフタギ ヤマシグレ
ツルアリドオシ


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