広島県吉和村  
Part12
 (1,339m)
2002. 6. 2
吉和冠山の植物は期待外れだったものの、素晴らしい山歩きができた楽しい一日。

ローソク岩からのクルソン仏岩と冠山山頂の展望



前回訪問して2週間後であるが、メンバーが変わって再び吉和冠山へ。
ルートはウシオ谷から松ノ木峠へと前回と同じであるが、植物達はどんなに変わっていることだろうかこれが楽しみ。

ウシオ谷の清流の流れはいつもの姿を見せている。登山道沿いのフタリシズカやオオバアサガラが花を開き、この渓谷沿いに多いウリノキもかわいいつぼみをつけていた。
クルソン谷に入るとニシノヤマタイミンガサ、モミジガサの葉も大きくなり花をつける準備もそろそろというところか。かわいいコケイランも今が盛りと目を楽しませてくれ、タチガシワは茶色の花を開いていた。

沢を左にわたり少し登ったところを左に折れて細い道に入るとクルソン岩への急登が続く。そう、ここはがんばりどころ。
登山道沿いのツクバネソウはすでに花を落としていたがヒメナベワリは末期状態だが未だ健在。
クルソン岩を横に見てローソク岩に登り、冠山とクルソン岩の眺めを満喫。同行の皆さんこの景観の素晴らしさに、ここまでのしんどさも吹っ飛んだよう。

この岩から一旦国体コースのピークを越えてクルソン谷の道と合流。トラバース道を横切れば最後の登りの原生林。
雄大なブナ・ミズナラ・カエデ類のなかにハスノハイチゴの純白の花が一段と冴えて美しい。

山頂は相変わらず人気の山だけあって登山者も多い。
残念ながらサラサドウダンの木で埋もれているもののやはり全く花をつけていない。たった一本申し訳程度に花をつけていたのが唯一の木。
山頂北側の展望も霞がかかっていまひとつの感じだが広大な西中国山地の山々が一望できここも超満員。
今の時期、山頂の常連さんはスノキ・ツリバナ・コマユミ・ヤマシグレ・ニワトコ・メギ・コミネカエデ等が花やつぼみをつけているが年はあまり見栄えがしない。

早々に西冠山に向けて一旦下る。途中、例年ならもう花を開いているはずのオオヤマレンゲ。どういう訳か未だ開花したものは全くなく、2週間前とあまり変わりばえしないつぼみ状態。一体今年はどうなってるのだろう?
鞍部の太田川源流の水も枯れいる。これまで何度も通ったがこもはじめてだった。

寂地山との分岐に到着。山頂で出会った人の情報で寂地方面の登山道にあったというあこがれの花を探索に行く。20分ばかり尾根沿いに北に歩いてみたが残念ながら確認できず引き返す。
周囲のブナ林は素晴らしいの一言で、一休みしたいところだがここは時間のことも考えて松ノ木峠に向けての登山道にもどりゆるやかな下り道をさどんどん進む。
色々な鳥の声を聞きながら、難所の下りと登りも勢いで通過し、あとはるんるんロードを下ると松ノ峠が待っていた。

今日の植物の花は思ったとおり夏と春の端境期。期待のサラサドウダン・オオヤマレンゲもままならず、どうにかトケンランとギンランの顔を見ることができたことて救われた。
とは言え、同行の皆さんと楽しい山歩きができたことはそれにも増して何か得るものがあった一日であった。



ウシオ谷・クルソン谷分岐でひと休み 頭上には渓谷沿いに多いいカツラの木
風雪に耐えた山頂付近のブナ林
山頂北からの北側西中国山地の展望
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寂地山分岐付近のブナ林も立派 松の木峠へのブナ林登山道




 ルート及びコースタイムはPartt11の潮原登山口から松ノ木峠下山レポを参照して下さい 
 



この山の
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フタリシズカはやっと開花 ちょっと高いとこだがオオバアサガラ
いつ見ても面白いハナイカダ 息の長い花コバノフユイチゴ
やや時期も遅いかツクシガシワ
ハハソはコナラ、これに似ているミヤマハハソ 至るところで今満開のコマユミ
かわいいヨツバムグラ オトコヨウゾメまだ咲いてたぞ
これは大発見のトケンラン
今が盛りのコケイラン 緑の中の純白はなんとも言えないハスノハイチゴ
申し訳程度に咲いていたサラサドウダン
これも盛りで多いニワトコ ノリウツギはこれからが本番
実の派手さの割には楚々と咲くツリバナ 三角点の横で満開のコミネカエデ
別名コウメで鐘形の花はスノキ 洗眼薬になりトゲがあるので別名コトリトマラズのメギ
これはどこにでもあるガマズミ これは怖いぞツタウルシ
いつ見ても貫禄十分のギンラン
まだ残っていたよヤブデマリ 楚々と咲くのはミヤマナルコユリ
よく見るときれいなタンナサワフタギ 今年は多いギンリョウソウ
日当たりのよいとこに多いナワシロイチゴ 冠高原に咲くレンゲツツジ


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