広島県吉和村  
Part 11
 (1,252.7m)
2002. 5. 19
すでに春も盛りを過ぎて濃い緑に包まれ山の山頂にははやサラサドウダンの花が。

登山道途中の尾根からの山頂遠望



沢筋と尾根のバライティに富んだコースは、春の花は終わって一休みだったが緑一色の気持ちのよい山歩きが楽しめた。

今日は目が覚めると雨。某会の吉和冠山行きの予定だか、天気予報もあまりかんばしくなかったものの、そのうち雨も上がりまずまずの山日よりに変身しシメシメ。

潮原温泉を入ったところから登山口まで少々のアプローチ。とはいえ、いろいろ花も咲いておりこの道も結構楽しめる。

登山口にはいつもと違って2台の車しか駐車しておらず意外。さっそく鉄橋を渡りウシオ谷の沢沿いの道を進む。
草木は春の花も終わりやや端境期か。それでもホウチャクソウやアオテンナンショウの花の多いこと。フタリシズカはたくさん見られたがまだつぼみがやっと。木々も全く花をつけていない。
陽を浴びた清い流れは緑に囲まれて美しい。

道を左に折れてクルソン谷に入るとやや急坂となり、登山道沿いにはヤマハタザオの花やニシノヤマタイミンガサ・モミジガサの葉が多く見られるようになる。
周りの木々も葉が茂り木陰をつくってくれて歩きやすい。
一旦沢を左に渡るとサワグルミ・キハダ・ミズメ・ブナ等の大きな木が見られるようになる。

やや急な坂を少し登ると左にクルソン仏岩への道がありこれを登る。結構急な道だが足下にはツクバネソウやギンリョウソウ、そして多くのベワリの花。頭上にはオトコヨウソメ・ガマズミ等が白い花をつけている。
クルソン仏岩にはすでに先着の人がいた。ここまできたら絶対ローソク岩に登ろう。
目前にクルソン仏岩、その後ろに広がる冠山の眺望は絶景の一言。四季折々の冠山の全容が望める唯一の場所である。岩のほとりにはイワカガミがまだ咲いていた。

一旦国体ルートにでてピークを過ぎて下るとクルソン谷の道と合流。トラバース道が終わるといよいよ最後の原生林の登りだ。ブナ・ミズナラも青々とした葉に変わっている。
タチカメバソウやユキザサが目を楽しませてくれる中の急な道を登ると一等三角点のある山頂に到着。

既に3組の登山者がいたが意外に少ない。北側の展望も少し雲がかかっていまいち。
昨年一面の華やかさを見せていたサラサドウダンはと期待してみると、今年は裏年なのかさっぱりつぼみもついていない。
山頂周辺には色々な草木を見ることができるので少し散策。ツリバナ・メギ・ウリハダカエデ・ミズナラ・ヤブウツギは花をつけ、ヤマシグレ・コマユミ等はつぼみをつけていた。

下りは松ノ木峠に向けて一旦西に下る。途中、オオヤマレンゲの様子を見たが今年は花のつきが悪いのかつぼみも少ないうえ、開花もいつもの年とあまり変わらない様子である。
中津川源流の沢まで下り、これを渡って登り返すと寂地山へのルートと合流。

この辺りからブナの大木の多い原生林が再び現れ素晴らしい緑の景観を見せてくれる。
ここは尾根を南にとり、気持ちのよいブナ林の中の緩やかな下りはプロムナードコース。このルート唯一の展望地ては南の羅漢山方面が一望できここで一休み。

さらに、広々としてブナ林や雑木林が交互に見られる下り道が続くが、目立った植物や花もないが周りにはギンリョウソウだけはやけに多い。
滑りやすい急坂もクリア。さらに尾根に沿って下ると鞍部にでて再び急な最後の登り。
これを登るとあとは松ノ木峠まではルンルンロード。この辺りに多いイチヤクソウはと見るとまだやっとつぼみで期待はずれ。
今年の花期は一般に2週間早いということだが、この山はどうも例年並のようだ。
道が平坦になると前方が開けやっと松ノ木峠に到着する。

雨後で滑り易い長い道のりであったが、緑に囲まれた気持ちの良い一日であった。


ウシオ谷の登山道沿いの流れ

ローソク岩からの山頂とクルソン仏岩展望
登山道沿いから唯一山頂が望める尾根 登山道の周りのブナ原生林
山頂から北側、十方山・恐羅漢山・大神ケ岳等の展望
大木の多いブナ林 ブナ林の尾根道
尾根展望所からの南側羅漢山方面展望
尾根道の所々でブナ林が広がる こんな道になるともう松ノ木峠も近い




 [ルート&タイム]

 潮原温泉口(650m)
  ↓0:15
 潮原登山口(720m)
  ↓0:40
 ウシオ谷クルソン谷分岐(900m)
  ↓0:30
 クルソン岩谷分岐(1050m)
  ↓0:20
 クルソン岩(1150m)
  ↓0:12 
 クルソン谷分岐(1130m)

  ↓0:30
 山頂(1339m)
  ↓0:25
 寂地山分岐(1267.7 )
  ↓0:20
 展望所(920m)
  ↓0:50
 松ノ木峠登山口(870m)

(注)標高・所要時間は概略参考
 



この山の
・・・・・・
ホウチャクソウ マルバマンネングサ
アオテンナンショウ ウワバミソウ
フタリシズカはまだつぼみ ラショウモンカズラ
ツクシガシワはまだつぼみ ツクバネソウ
ヤマハタザオ
ギンリョウソウ まだ咲いてるイワカガミ
タチカメバソウ ユキザサ
コケイラン
ナツトウダイはもう花は終わり タチシオデ
チゴユリ 踏みつけそうな位あったナベワリ

ニワトコの開花ももう少し
ミツバウツギも今多い 今最盛期のオトコヨウソメ
ガマズミ スノキは開花寸前
クロタキカズラ トチノキ
山頂でかわいい花をつけたメギ
ツリバナがやっと開花 ウリハダカエデ
ヤマシグレも多いが花はもう少し コマユミはまだつぼみ
ミズナラ オオヤマレンゲのつぼみは固い
ヤマフジは左巻き
早やレンゲツツジ こわ〜いツタウルシ


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