広島県吉和村    (1,319m)
2002. 5. 2
少々長い道のりだが、新緑の中のバライティに富んだコースで素晴らしい山を堪能できる。

山頂の笹原



高速道路の事故で通行止めに会い、やむなく佐伯町を通る一般道を行ったおかげで登山口についたのは予定より1時間遅れ。既に多くの登山者の車が駐車している。

早速立岩ダム沿いの登山口から登る。
道は明確で最初からやや急な道を登ると、瀬戸の滝との分岐。ここは滝は帰りに立ち寄ることとし右に道をとる。
尾根の左をトラバース気味にツカや広葉落葉樹の新緑の中を登っていくと瀬戸の滝からの道と合流。
イチヤクソウがはやつぼみをつけており、ユウシュウランの花もみられた。
更に谷沿いに新緑を楽しみながら登っていくと一旦沢を石伝いに渡り沢の左側の道となる。コチャルメルソウの群落を見ながら一息いれる。目の前にツリバナが蕾をつけている。すでにコケイランも花を開き始めているぞ。
広大な渓谷を右に見ながらの登りだが、今の時期沢の流れと新緑がマッチして素晴らしい景観をつくっている。
更に進むと尾根道にでるがこの辺りからイワカガミも多くなり、白・ピンク・赤と色とりどりの美しい花を咲かせている。

1030mのピーク手前を右にトラバースし一旦下って登りかえす。おっと、足下にブルーのフデリンドウが花を咲かせている。ブナやカエデ・ミズナラ等の広葉落葉樹の新緑を楽しみながら尾根に沿ってさらに進む。
ところどころで右手に周りの尾根や細見谷側には稜線に林道まで望める。
元気のいい大きなマムシに出くわす。なんと今日2匹目であるが、どうも長いものは苦手。

次第に高度をかせぎ、やや登りも緩やかとなり、この辺りまで来ると多くのムシカリもこの時とばかり白い花を咲かせている。ササユリもたくさん葉が出ているのを見るとその時期にはさぞかしきれいなことだろう。ヤマシャクヤクやニワトコもすでにツボミが膨らんで花の準備も完了だ。

次第にササが登山道沿いに多くなり木々は逆に少なってくる。一旦平坦な道から急な道を登ると周りは開けて南側の展望と今通った新緑の森が眼下に見渡せる素晴らしい眺めである。

ササの中のゆるやかな道を登っていくと前方が開け広大なササ原となる。ショウジョウバカマがまだ咲いている。ホツツジが多く小さなツボミをたくさんつけている。
遭難碑を過ぎて、やがて山頂が見えるようになるとあと一息。長〜い道のりをへてやっと山頂に到着。
既に多くの登山者がくつろいでいた。
時間を見るとすでに13時40分で遅ればせながらの昼食をとり一息入れる。

下山は瀬戸の滝分岐までは同じ道をくだり、分岐を右に沢を渡る。ラショモンカズラがたくさんさいている。一旦少し登ったあとは急な下りが延々と続く。ここらあたりまで下るとミヤマガマズミが丁度満開だ。
沢筋の道まで下ると右に少し進むと瀬戸の滝。滝壺までは少し下らなくてはならない。

雄大な滝の流れを鑑賞してガクウツギの多い沢沿いの平坦な道を進むと往路に登った道に合流。そのまま下ると登山口。
すでにあれだけあった車は駐車場から消えていた。
結構長い道のりであったが新緑を満喫した一日であった。


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登山口 新緑の登山道を行く
渓谷沿いの登山道 新緑の木々の中の登山道
登山道沿いにはブナの大木も ブナの新緑は美しい
尾根道新緑から望める山並み ブナ林の尾根道は緑のシャワー
ブナ林登山道 途中尾根道沿いに多いツガの大木
尾根を登ったブナ林 登るにつれササ道へと変わる
山頂までしばらく続くササの道 ザサの急登から振り返ると今来た新緑の林か゛
ササ原の道に入ると山頂も近い 山頂三角点
山頂南展望
山頂東展望

新緑の瀬戸の滝




 [ルート&タイム]

 立岩ダム登山口(520m)
  ↓0:05
 瀬戸の滝分岐(560m)
  ↓0:30
 瀬戸の滝分岐(750m)
  ↓0:50
 尾根ピーク分岐(1010m)
  ↓1:15
 十方山頂(11318.9m)
  ↓0:55
 尾根ピーク分岐(1010m)
  ↓0:35
 瀬戸の滝分岐(750m)
  ↓0:20
 瀬戸の滝(620m)

  ↓0:20
 立岩ダム登山口(520m)

(注)標高・所要時間は概略参考
 



この山の
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ヤマフジ タチシオデ
ガクウツギ クルマバソウ
ユウシュウラン ヤラショウモンカズラ
タチツボスミレ オトコヨウソメ
ミヤマガマズミ コチャルメルソウ群落
コケイラン チゴユリ
コバノミツバツツジ ハウチワカエデ
シハイスミレ イカリソウ
赤いイワカガミ 白いイワカガ゛ミ
ウスギヨウラク
フデリンドウ ギンリョウソウ
オオカメノキ エンレイソウ
ツクバネソウ ヤマシャクヤクつぼみ
ブナの新緑についた虫えい ウリハダカエデ
ニワトコのつぼみ ショウジョウバカマ


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