広島県山県郡北広島町 大丸峰 (778.3m)  --   

山頂は豊平の町を一望できる展望台
長笹集会所からの大丸峰展望(山頂は左端)


この山には10年前に一人で登ったことがあるが、この時は登山口から約50分で登った記録があり、この山がどのように変った興味深い。

最近は県道301号の分岐点を始め集会所や道路端に案内板が設置されており登山口も大変分かり易くなっただけでなく、登山道にも各所に残距離標識などが多くなって便利になった。

今日は植物観察を中心の山登り。観察ペースでゆっくり周りを見ながらということで、時間はあまり参考にならないかも知れないが、どのようなところかまた違った視点から見ていただくのもよいだろう。

[長笹集会所PAから登山口、尾根道]
長笹集会所(と言っても旧長笹小学校が廃校となり地元の集会所となった)前の空き地に車を置かせてもらいここからスタート。

秋も中盤にはいり周りの田んぼの稲もすでに収穫後。周りの植物も花はすでにほとんど終わって華やかさはない。
登山口まではしばしの道のりであるが雑草は今こそとばかりにたくましく育っておりこれを見るのもまたたのしい。そして花といえばまだノコンギクが所々で元気に花を咲かせている。

そうこうしているうちに大丸峰の登山口に到着。
立派な登山口の案内板がある。その少し離れたところに以前からあったた市町村合併前の旧豊平教育委員会の大丸峰について説明板が今もそのまま立っている。

少し進み樹林の入口にボックスがあり、この中にサービスで山の案内書なるビラが置いてあった。1枚頂いて帰り読ませてもらったが、色々参考になることもあり初めに読んでおけばよかったと思ったが後のまつり。

樹林にはいり、昔林道と思われる巾広い道を少し進んで、案内標識に従い右側の斜面の山道に入る。
すぐにツクバネの木が特徴のある羽のある実をつけているのがいくつも見られ目を楽しませてくれる。
山の斜面をトラバース気味に登山道が続いている。植林された杉やアベマキなどの雑木で覆われ林床はササが多くあまり目ぼしい植物は見られなかったが、キッコウハグマが可愛らしい小さな花をまだつけていたのが特に目についた。アベマキは植林してどのくらいたったのか、大木が結構あちこちで見られる。

左手に道が分岐し「水飲場55m」とあるが帰りに立ち寄ってみることにし先に進む。
道は次第に急坂になりパワーアップが必要だが、谷に沿って登っているので結構色々な植物も見られて楽しい。
アキノギンリョウソウは思いもよらずたくさん群生をしているのを目にすることができた。サラシナショウマも白い穂を一杯に咲かせてよく目立つ。キバナアキギリやアキノタムラソウもまだ一部花を残してくれていた。

尾根が近ずくにしたがって傾斜がきつくなりジグザグの道をしばらく歩くと「あと1000m」の標識が。そして「下山⇔登山」の標識が過ぎるとすぐに尾根に出る。
ここからは少し楽になるのでちょっと一服するとよいだろう。


スタートは長笹集会所前 登山口・・・立派な案内標識
登山口にある大丸峰の案内版 旧林道にそって進む・・・入口左のボックスには山のレポートが
・・・・・・・・・・
林道より分岐登山道へ右に 緩やかな登り坂が続く
「水飲場」とあるが・・・ 残念ながら水飲場は帰りに立ち寄ったら、干上がっていた
谷に沿って次第に急斜面となる 山頂まで1000mの案内版にはガンバレコールが
案内板はしっかりしてます やっとこさ尾根に出る


尾根分岐から大丸峰山頂]
少し休んだ後、最初の小ピークに向けて登る。国土地理院の地図に標高661m時されているのでどんなピークかと思った人もいると思うが、平坦な頂上で前後の坂もおなさけ程度。同じような樹林と山道が続いているのでどれがピークとは気付かない人の方が多いだろう。

ここから山頂までは登ったり下ったりの繰り返しで全く展望もなく所々にある案内標識を見ながら歩いて行く。
尾根に出てから山頂までの距離は結構あって地図で見ても1kmくらいはありそうだ。

山頂手前200mのところで大岩への道が左に分岐している。大岩へは下りに立ち寄ることに。

登るにつれて登山道の左側の木が刈られて周りが明るくなって小屋のトタン屋根が目に入るとここが頂上。
小屋の前に2等三角点が鎮座。

以前は伐採された山頂周辺には植栽された木が丸くきれいに剪定されたお庭のようで人工的な感じがもした記憶があるが、今はこれも大きくなって周りに溶け込んであまり気にならなくなっていた。

西側斜面の木が刈られて巾広く刈られて周りの展望が広がっておりこれまでの疲れを癒してくれる。
南側から牛首山・白木山・海見山・龍頭山・樋左毛山と思われる山々が一望できる大展望台である。

[山頂から下山
眺めを見ながらの昼食をとり下山開始。下りは見るものは見たので大岩と水飲場に足をのばしてみる。

大岩入口から荒れた急な小道を数分下ると大きな岩があり、この上に立つと眺めが素晴らしい。ただ、山頂で展望を楽しんだ後だと同じような景色なので少し感激も落ちるかもしれない。ここは登りに立ち寄るに限る。

下りは休憩なしでどんどん下り水飲場分岐まで下る。
水飲場55mの標識からトラバース気味に少し歩くと水が流れてたまったような跡はあれど今は全く干からびていた。残念ながらこれでは行っても無駄のようである。

下りは大岩と水飲場に立てよっても1時間弱で登山口までくだった。

この山は時期を変えて登って見るとまた違った山歩きができるのではないかと思う。地元の方たちのこの山に対する愛着の感じられる山であった。


・・・・・・・・・・
尾根を登ると平坦な道となる 国土地理院地図記載661m小ピークだが普通の尾根
登り下りの尾根道を進むと「あと500m」の標識が 似たような草木の道を少しづつ登る
「あと300m」の案内標識 山頂まで木で覆われて全く展望はない
山頂の少し手前に左大岩分岐の案内版・・・下山時に立ち寄る 大岩への道・・・ちょっと急坂
眺めの良い大岩・・・大きな岩があるが展望は山頂と同じなのは残念
周りの木々が刈られて明るくなると山頂はすぐそこ 山頂小屋の屋根が見えました
大丸峯山頂 山頂の二等三角点
西側は刈られて展望が開け素晴らしい眺め(右から牛頭山、白木山、海見山、龍頭山、樋左毛山などか)
牛頭山、白木山、海見山、龍頭山などをUP・・・

<登山口にある大丸峰の市町村合併前の旧豊平長教育委員会説明板の記載を再掲>
「豊平町の西端に位置し、麓には六十数個の集落長笹地区がある。標高778.5mのこの山は、加計町と隣接しており、春の若葉、夏の緑、錦織りなす秋の紅葉を彩る植物の種類も多く、鳥類虫類の生息も多種多様にわたり、自然界の貴重な宝庫となっている。
北東から南西にかけて見下ろす眼下は、豊平町の七割あまりも眺望でき、夏から秋にかけての早朝の雲海はまさに天然の水墨画を策し、日の出とともにその美しさを増し体験した者にしか語れない風景を描きだす。
登山口より山頂までの所要時間僅かに四十分。変化にとんだ自然道は家族連れにも恰好のハイキングコースである。」





 [ルート&タイム]

 集会所PA(50m)
  ↓0:39
 :登山口(80m)
  ↓0:10
 林道分岐(220m)
  ↓0:25
 水飲場分岐(250m)
  ↓0:25
 尾根(320m)
  ↓0:15

 661mピーク(390m)
  ↓0:20
 大岩分岐(400.1m)
  ↓0:07
 大丸峰山頂(320m)
  ↓0:07
 大岩(250m)
  ↓0:20
 661mピーク(250m)
  ↓0:04
 尾根分岐(400.1m)
  ↓0:13
 水飲場(400.1m)
  ↓0:15
 登山口(250m)
  ↓0:07
 集会所(220m)

 (注)標高・所要時間は概略参考 
   観察時間等も含めた実歩行時間記載
 


草・木の花・果実
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ノコンギク ヒメジョン
トキワハゼ゙ セイタカアワダチソウ
ウマノアシガタ アレチノマツヨイグサ
アゼカヤツ メナモミ
アキノエノコログサ キンエノコログサ
ササガヤ オヒメシバ
アキノヒメシバ ヒメシバ
エノキグサ ツユクサ
アキノタムラソウ ツルボ
ヤマジノホトトギス キバナアキギリ
キッコウハグマ サラシナショウマ
アキノギンリョウソウ アキノギンリョウソウ群実
アキノギンリョウソウ実UP ツクバネ実
コムラサキ実 ウメモドキ実


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2014. 10.19