山口県岩国市  岩国城山 (姉ケ山300,4m横山200.3m)


昔は女人禁制の山だった岩壁の上にたつ信仰の山、縦走して二つの峰を歩く

錦帯橋と城山(姉ケ山)遠望


山口県岩国市にある岩国城山は標高300.4mの姉ヶ山と標高200.3mの横山のピークを有する山塊である。
横山には毛利家の一族、吉川氏の居城であった岩国城を再現した天守閣がそびえている。麓の陣屋跡には吉香公園が整備され城下と城を隔てる錦川には5連のアーチからなる日本三名橋の錦帯橋が架かっている。
又、錦帯橋はさくらの名所として、吉香公園と共に日本さくら名所100選にも選定されており多くの人が訪れる。

本日は川西側から城山展望台登山口から姉ケ山西尾根から取りつき尾根沿いに登って山頂に。その後姉ケ山から横山山頂まで尾根道を歩いて錦帯橋バス停まで下るコースをとった。

[JR川西駅から城山展望台登山口]
川西駅は岩国高校のすぐ西側の盛土上にある。駅員はおらずホームから階段を下りると細い道が小川のほとりにあり、線路に沿って少し歩くと国道15号線の欽明道路にでる。

ここから登山口までは川西の市街地を抜けて約1km北に行ったところにある。
せっかく川西まで来たので、ちょっと寄り道。当地の有名人である宇野千代の生家と墓苑を見て行くこととした。
小説家・随筆家として知られ、編集者・デザイナー・実業家としての顔を持ち、作家の尾崎士郎、画家の東郷青児・北原武夫などの著名人と恋愛・結婚遍歴などその波乱に富んだ生涯はさまざまな作品の中で描かれているのはご存じのとおり。  

市街地を抜けて姉ケ山の東尾根と錦川に挟まれた道を北に進むと左前方に錦帯橋の全貌が目に入る。
周りの草木も刈り払われてなかなかの展望台で眺めが素晴らしい。

さらに進むと山の斜面の取り付きに「展望台登山口」と書かれた案内柱が立っておりここから登る。


JR川西駅(中上)からスタート
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まずは近くにある宇野千代の生家を訪問 ついでに宇野千代の墓苑にも
登山口手前の車道からは錦帯橋の眺めが素晴らしい展望台も、車に注意


〔城山展望台登山口から城山三角点〕
ちょうどこの上の方で工事中らしく急な斜面にいろいろなものか゛設置されていた。
登山道は急な滑り易いジグザグの道がしばらく続いており少々しんどい。

尾根道まで登ると少し斜面も緩やかになり周りにはツツジの木が多く花の季節はさぞ美しいことだろう。道のほとりに石仏が次々と現れる。
このあたりまでは多くの人が登っていたのだろう。
所々で眺めは見られるものの登山道の周りはほとんど木で覆われており展望はない。

このあと再び急な道が続き、大木の多い樹林に入るがこれを抜け、再び少し急坂になると展望台も近い。もうそろそろかなと思いながら歩いていると突然ベンチのある開けた展望台に到着。
ここには案内板もあり周りの市街地や山々の眺めが一望できる。

さらに少し登るとマイクロウエーブの設備が柵で囲まれたところに着く。ここが姉ケ山の標高300. 4mの山頂で三等三角点が道の真ん中に鎮座している。
周りの眺めは全くなくただの山頂を踏んだというだけの感じである。
この道をさらに進むと新岩国側からの登山口に通じている。


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登山口、周りは現在工事中 登山口からの登りはしばく急坂が続く
尾根に出たら次々と・・・が こんなのもある
雑木林の道は展望ほとんどない 少し高度をかせぐと大木も混じる樹林のなかを
展望台ももうすぐ 城山展望台
城山展望台からの眺め
山頂にはマイクロウエーブ鉄塔があり展望なし 城山頂上(姉ケ山)三等三角点


〔姉ケ山山頂三角点から横山山頂〕
姉ケ山の山頂から再び展望台に下り、北東方向にむけてのびる横山への尾根道を進む。

一旦巾の広い木段ある道を下ると次のピークとの鞍部につくが、ここで道は二分。真直ぐ登るとピークを通り護館神の神社を経て、右側に分岐していたトラバースするバイパス道と合流するが、ここは楽なバイパスに道をとる。
斜面には岩も多く一部巨岩が崩れかけたようなところもあったが下りなので楽ちん。尾根道に合流しピークに向けてUターンして護館神の神社を見て行こうかと思ったが依然登ったこともあるのでここはパスしてさらに北東に向け尾根道を進む。

大木で覆われた広々とした道は緩やかな傾斜で気持ち良く歩けるが周りは樹林で展望はまったくない。
舗装された道に変わるとしばらくで下山道との三差路で、これを過ぎると広々としたロープウェイの山頂駅に到着する。

観光客も多く人で賑わっている。これまでなかった展望も開けて、ここからは東から南方面の錦帯橋をはじめ岩国の市街地、そして瀬戸内海が広がり素晴らしい眺めだ。

眺めを堪能した後、西側の少し登りとなっている舗装道路をさらに進む昔つかわれていたという井戸が残っておりこれを見に下りる。こんな山頂付近に井戸があるとはと驚いたが、考えてみると城で生活をとて行くには必要なものであったのであろう。下りて井戸の中を覗けど深くて底も全く見えない。深く掘らないと水も溜められないのであろうか、昔の人もよくぞ掘ったものと感心する。

井戸を少し進むと横山山頂に到着。ここには城が設けられていたが本丸は跡の石積みのみ。近くに天守閣が造られて歴史資料館となっている。
ロープウェイ山頂駅からこのお城までの間は観光客も気楽に来ることが出来るので、今日もたくさんの人で賑わっていた。

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展望台から一旦下る 真直ぐ進むとピーク下に護館神だが右のバイパス道へ
ピークバイパス道の大岩 これを登ると護館神の神社だがパス
広々とした緑で覆われた尾根道 ロープウエイ山頂駅周辺
ロープウエイ山頂駅からの錦帯橋展望
山頂から少し下ったところにある井戸跡、深くて底が見えず 城山(横山)山頂にある岩国城


〔横山山頂から錦帯橋バス停に下山〕
横山山頂にある岩国城からは遊歩道を西側の遊歩道を歩き再びロープウェイ山上駅まで戻る。少し進んで往路で通った三差路から左の下山道に道を取る。昔はこの道を通って車が山頂駅まで入ることが出来たが今は車両通行止めである。

道も舗装されており歩きやすくウオーキングで楽しみながら歩いているような感じである。周りの木々の紅葉は終わりに近いがまだ一部残っており結構雰囲気もなかなかのものである。
緩やかな下りの傾斜なので歩きやすく、まわりを楽しみながら進んでいるといつの間にか下まで降りてしまっていた。
時間に余裕もあるので吉川公墓苑を少し歩いて昔の面影を眺めながら錦川沿いに出て錦帯橋の上流の錦城橋を渡る。右手に錦帯橋を望み今日通った山並を確認しながら錦帯橋バス停まで歩く。

人気の観光地であるだけに錦帯橋と岩国城周辺は人出が多かったが、姉ケ山への登山道周辺には人出も少なく静かな楽しい山歩きができた。
また時期を変えてくると登山道沿いに多かったツツジの花もさぞきれいなことであろう。


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城山(横山)山頂周辺東側の遊歩道 尾根道から分岐の下山道、落葉樹は紅葉
下山道(現在は車乗り入れ禁止) 吉川公墓苑
錦城橋から錦帯橋、城山連山




 [ルート&タイム]

 JR川西駅(945m)
  ↓0:30
 山葵大明神(1,100m)
  ↓0:10
 宇野千代生家(1,145m)
  ↓0:15
 宇野千代墓(1,177m)
  ↓0:30
 展望台登山口(1,170m)
  ↓0:25

 城山展望台(1,160m)
  ↓0:10
 姉ケ山山頂(1,181.0m)
  ↓1:00
 ロープウェイ山頂駅(1,170m)
  ↓0:50
 横山山頂岩国城(945m)
  ↓0:10
 ロープウェイ山頂駅(1,181.0m)
  ↓1:00
 吉川公墓苑(1,170m)
  ↓0:50
 錦帯橋バス停(945m)

 (注)標高・所要時間は概略参考 
   休憩含まず実質歩行時間記載



草・木の果実、紅葉
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アキグミ
ナワシログミ
タカノツメ シリブカガシ


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2013.12. 8