広島市安芸区  長者山     (571m)                


気軽に登れる里山だが登り下りの道はちょっと分かり難い

みどりケ丘団地からの山頂展望



広島市安芸区瀬野町の北東に位置するみどりケ丘団地。ここから北東に連なる呉婆々宇山から湯坂峠に連なる尾根が続いているのが目に入るだろう。
今日は快晴の登山日和。この団地の中央部にあるスカイレールみどり中央駅からからミノコージ峠経由で長者山山頂を目指す。

〔スカイレールみどり中央駅から長者山頂へ〕
この団地も1990年代から大規模に造成されていたが、いつの間にか多くの家が建ってすっかり団地の雰囲気が板についていた。
団地の重要な交通手段となっているJR瀬野駅を始点としたスカイレールなるモノレールの終点がみどり中央駅だ。車の駐車ができる広場もありここに車を置いていざ出発。

駅から北北西に伸びるメタセコイヤ並木のメインストリートを進み、突き当たったところを左に道をとる。この奥は未だ団地が造成され続けており大規模な住宅地となっている。
県道87号線手前まで団地を下り旧道をバイパスして県道沿いを入ったみつぎ団地西側の「みつぎ登山口」に向け山側への道に入る。案内板もないのでちょっと分かり難いので地元の人に確認して見るのがよいだろう。
県道から舗装道路をつめて行き止まりとなると、左側にある細いあぜ道をすすむ。まさかこれが登山道?と思う感じの道だが道なりに進むと山裾の雑木林となりみつぎ登山口の登山道である案内板が初めて登場する。

ここからは尾根までほぼ一本道であるが、登る人が少ないのかところどころ踏み跡の薄いところもあるので注意しながら登れば迷うことはないだろう。
シリブカガシ、コシアブラ、アラカシ、ヤブツバキ、オオバヤシャブシ、タマミズキ、リンボクなど常緑樹の多い二次林の樹林に覆われて全く展望はない。ミノコージ峠に続く谷の左斜面をトラバースするように道は続いており、しばらくでやや平坦な「大古場」と案内のあるところに着く。昔谷の真ん中が泥流でも埋まったのかであろうか。すぐ横を小さな川が流れている。
鹿がよく出没するのか木の根周りは剥がれたものが多い。草本は食べられているのか目ぼしいもはほとんど見られない。

ここからは少し道も急坂となり谷筋の間を登っていく。倒木も多くあまり足場も良いとは言えない。
ところどころで分かり難いところもあるが、踏み跡をたよりに荒れた道を登っていくと尾根道に到着

ミノコージ峠近くの広い尾根道でるので右に曲がり北東に向け尾根を登っていくが、まわりは雑木に覆われて展望はない。
所々に大きな岩が見られ、着いた岩峰の平らな大きな岩のピークが標高656mの千畳岩だ。
北側と南側が開け展望がひろがっている。西から北側には三本木山・木の宗山、鬼ケ城山から白木山に続く連山や高鉢山など、南側に鉾取山、高城山などが望めここで小休止をとる。


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PAのあるスカイレールみどり中央駅が出発点 みどりケ丘団地を通って
道はここで終りあぜ道に あぜ道はちょっと分かり難いがこれを右側につめると
みつぎ登山口に到着 樹林で覆われたトラバース道が続く
「大古場」とあるなだらかな広場 谷に沿って登る
ミノコージ峠近くの尾根道に出る(左側から手前に) 緩やかな尾根道が続く登り
岩の多い尾根道を さらに進むとやがて
千畳岩のピーク(555m) 千畳岩の北側展望(白木山)
千畳岩西側展望(三本木山、木の宗山、阿武山など)
千畳岩南側展望(水丸山、鉾取山から金ケ灯篭山稜線、高城山・蓮華寺山など)


〔千畳岩から長者山頂へ〕
千畳岩から山頂には一旦下って登り返すことになる。岩の多い急な坂道を下り緩やかな登り下りを繰り返しながら峠の鞍部に下る。
ここからは一気に山頂に向かうので結構な急坂だ。

やっとこさ山頂につくと、マイクロウエーブの鉄塔があり周りに柵が。北側と南側の樹林が切り開かれて展望が開けている。三角点はなく、山頂と展望の案内板が設置されている。
ここで昼食とし小休止。


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千畳岩からの尾根下りは岩が多い急坂 樹林で覆われた平坦な尾根道に変わる
鞍部に下り 最後に再び急な坂道を登る
長者山山頂(571m)三角点はない マイクロウエーブの鉄塔が一基立っている
長者山頂南側展望(曾場ケ城山から水丸山の稜線、鉾取山から金ケ灯篭山の稜線など)
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長者山頂東側展望(八本松方面) 長者山頂北側展望(中山、狩留賀方面)


〔長者山山頂から三石登山口へ下山〕
山頂からの下りは三石登山口を目指し、一旦往路の尾根道を鞍部まで同じ道をもどる。
鞍部で左側の谷の踏み跡をたどる。案内板もなくあまり通られていないようでちょっと分かり難いが気を付けてみると踏み跡らしきものがあるのでこれに沿って谷筋を下る。

二次林の雑木に覆われており展望は全くない。自然に繁殖したヤブツバキの木々で埋まっている。花が咲けばその時期は綺麗なことであろうがどの程度咲くのかは定かでない。
踏み跡も薄いので注意しながら道をたどる必要があるが、深い山ではないのでそのまま下りても人家のあるところにはたどりつけるのではなかろうか。そうは言っても道をたどるに越したことはない。

谷筋から少しづつ左側の長者山の支尾根に向けて踏み跡は続いており、支尾根の急斜面が終わったあたりで支尾根上にあがる。
後は道なりに尾根の樹林内を下ると送電鉄塔のある開けたところに出る。
南方面の一部が望めるが、これを過ぎると再び樹林のなかの道となる。荒れた道だが迷うようなことはないだろう。
しだいに傾斜が緩やかになるとはっきりとした道から周りが開けるとここが登山口だがいまいち分かり難い。

墓所を右に見て下ると民家のある集落をとおり県道187号線にでる。少し歩いて旧道にはいり往路で通ったみどりケ丘団地への道を通ってスカイレールの終点がみどり中央駅にもどる。

典型的な里山で都会の近くにあるにしては近年放置されて荒れた山だが結構楽しい山歩きができた。


長者山・千畳岩尾根鞍部分岐を左に三石登山口へ下山          踏み跡も分かり難い道の周りにはヤブツバキの群落
尾根道への道は展望なしの樹林の中 支尾根の送電鉄塔のある開けた広場
シダで覆われた支尾根の道 緩やかな坂道となるとしぱらくで
立石登山口へ下山 小川沿いの小道を下る
民家のある旧道に出る スカイレールみどり中央駅

 [コース&時間

 スカイレールみどり中央駅(570m)
  ↓0:35
 県道85号線分岐(580m)
  ↓0:15
 みつぎ登山口(750m)
  ↓0:40
 ミノコージ峠(897.2m) 
  ↓0:50
 千畳岩(550)
  ↓0:40
 長者山(570m)

   ↓0:10
 長者山尾根鞍部分岐(580m)
  ↓0:50
  立石登山口(897.2m) 
  ↓0:10
 県道85号線分岐(550)
  ↓0:35
 スカイレールみどり中央駅(570m)

 (注)時間・標高は参考値 
   



山の
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クロバイ ホソバタブ
カマツカ ソヨゴ
ミヤマシキミ カナメモチ
ビナンカズラ ウマノスズクサ


2010.10.17