広島県三原市鶯浦町(佐木島)
大平山
(267.5m)


小雨の落ちるなかであったが、山登りとしては結構登りがいのある山

国道バイパスからの湯来冠山遠望



今日は山登りをかねた植物観察で三原市港の南Kmに浮かぶ佐木島を訪れて、北端のさぎ港からこの島の最高峰である大平山(たいへいざん)に登り、南端の向田港までの道すがらを見て歩くロングウオーキングである。

〔さぎ港から西海岸へ〕
三原市からフェリーに乗ること約30分でさぎ港に到着。
さっそく近くの小浦八幡宮に立ち寄るが境内はウバメガシで埋め尽くされている。ここ最も大きいウバメガシの巨木は県内最大とあるが・・・定かでないもののやはり大きい。

島の周回道路を一路南に向けて足を運ぶと佐木地区の南端に比呂神社があり境内のクスノキの巨木が見られる。クスノキは成長が早いだけにさすがに大きい。

さらに小さな峠を越え下っていくと島の西側の海が目に入ってくる。昔はこの周辺も家や田畑があっのだろうが、今は放置されたままで草木が大繁殖し覆われている。
海岸沿いに出て砂浜を歩くと海浜植物が色々と見られてこれまた楽しい。
最近はこのようなところでも外来植物が多く見られるようになったが建材や飼料や肥料などにも輸入に頼っている今は仕方がないのであろうか。

ちょうど昼前になったので海を見ながらの小休止をする。


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出発点のさぎ港
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まずは町の中にある小浦八幡宮へ 境内にはある県内一の巨木とあるウバメガシ太さ4.3m
比呂神社にあるクスノキの巨木も測って見ると太さ5.6m さぎ港から島の西側幸豊への峠付近の道


〔西海岸から大平山山頂へ〕
お腹を満腹にしたところで、すぐ近くの幸福登山口から大平山に登る。
しばらく周りをみかん畑で囲まれた中の緩やかな登りの舗装された道を歩くと約10分で廃屋があり、ここから山道に変わる。
周りは雑草で覆われているがすぐに常葉樹林のなかの道となる。

左手にある小川が何段もの滝になって流れ落ちているが、小さな川の割には立派な滝で滝壺までちゃんとできている。自称「太平滝」と命名しておいた。
地質は花崗岩でまわりの植物もあまり目ぼしいものは見られず、樹林のなかの道をどんどん登っていく。

少し高度を上げると周りの木々も次第に低くなりサカキ、ヒサカキ、ネズ、コバノミツバツツジなどが多い赤松林となる。
西側の眺めが木間から望めるようになると「みはらし岩」に到着。名前のとおりなかなかの絶景で西側の島々が一望できる。

さらにしばらく登るとピークに出て、小さな登り下りを繰り返しながら一旦鞍部に下ると樹林で覆われた少し平坦ところにでる。どこにでもありそうな所だが「千畳敷」と案内板が設置されていた。
少し登ると尾根筋に出て左の尾根を登った道と合流し、ここを右に道をとり目の前に見える山頂目指して最後の上りを登っていく。

登りついたところが大平山山頂。平坦な樹林のなかで小休止するにはちょうどよい。三角点はないが北・東・西側は切り開かれて展望がよいが、残念ながら今日は少し霞がかかって遠くはよく見えない。
案内板や説明板なども設置されており地元の人達が整備されたご苦労もよくわかる。

山頂の南側は樹林で覆われているので展望はあまりないが、西側には高根島、北側に狗山・三原市街、東側に向島から因島・生口島などが望める絶好の展望台である。


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海岸沿いから幸豊登山口を大平山に向けて左折れし進む しばらくみかん園が続く
舗装道の分岐にきたら真直ぐ進み樹林の中に 山道に入るとすぐに左側の沢に滝が
一本道で迷うことはない 所々でコシダの中に道が
樹林の中に道は続く みはらし岩からは北西の眺めが一望
道は再びアカマツの樹林の中の尾根道 少し平らな所に出たところが「千畳敷」とか・・
支尾根からの道に合流(左から登り手前に進む) 平坦な大平山山頂(案内板の展望の説明板などあり)
東西南北の展望案内板
山頂北側展望(手前狗山・小佐木島、遠く左側筆影山・三原市市街地など)
山頂東側展望(右側から因島・・生口島、後左向島など)
山頂西側展望(高根島、右側後は三原市西部の竜王山など)


〔大平山山頂から向田港へ〕
山頂で小休止し瀬戸の眺めを堪能したのち、島の南側の向田登山口に下山を化開始する。
急な坂道を右に左に曲がりながら下っていくが、周りの展望はほとんどないが道はよく整備されているし、途中トイレも設置されていた。
下った鞍部は三叉路になっており、左側からの道は島の東側の須の上からの登山道が合流している。ここは左側に道をとり向田登山口に道をとる。
こちらも展望はなしの樹林内の道が続くが、前方が突然開けてみかん畑に出る。
ここからは眺めも広がり舗装された道を下に下にと降りていくと民家があちこちと目に入るようになる。
集落の真ん中にある木々で覆われた高台に亀山神社があり、ここの社林も一応眺めてみるがあまり変わり映えはしなかった。
ここから向田港までは周りの植物などを観察しながら歩いたが、田舎だけあってフェリーの便は夕方4時20分までなく桟橋周辺で時間をつぶすこととなってしまった。

植物も見ながら歩いたが田畑や海岸沿いなども最近は在来種の自生植物よりも外来種が多いのには驚いた。輸入された飼料や肥料、資材などと一緒に入ってきたものが繁殖していったのであろう。

今日は梅雨に入ったとはいえ天気もまずまずで、朝10時から距離を歩いたし、山にも登って結構ロングウオーキングだったがゆったりペースだったので、周りの景色や植物などもじっくり観察できて楽しい1日であった。


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下りは日本松に向け急な下りの道 鞍部の二本松三叉路右に道をとり向田登山口へ下る
常緑樹林内の道だが整備されている 前方が開けるとみかん畑に出て道も舗装
どんどん下っていくと向田の集落に 向田の町中にあるなかなか立派な亀山神社
帰りのフェリーを松向田港




 ルート&時間

 さぎ港(310m)
  ↓0:05
 小浦八幡宮(300m)
  ↓0:10
 比呂神社(350m)
  ↓0:20
 幸神海岸(430m)
  ↓0:50
 幸神登山口(690m)
  ↓1:00
 山道取付(1,004.4m)
  ↓0:45
 見晴らし岩(690m)
  ↓0:45
 千畳敷(430m)
  ↓0:10
 尾根道三分岐(350m)
  ↓0:05
 大平山山頂(300m)
  ↓0:20
 向田登山口(280m)
  ↓0:20
 向田港(280m)

 (注)時間及び高度は参考 




山の
オオカワジシャ ====クサフジか?
ナガバギシギシ コフウロウ
・・・・・・・・・・
アカルガシワ サンゴジュ
カワラマツバ ベニバナセンブリ
コメツブウマゴヤシ ウマゴヤシ
ツルイタドリ ハマボッス
ハマナデシコ ハママツナ
コウボウムギ ハマダイコン
ハマエンドウ ハマヒルガオ
ツルナ ハマボウフウ
ネズミモチ ナツハゼの実
ナナメノキ


2011. 6.19