島根県太田市  (634.2m)
2002. 4. 6
大江高山に行くといつも気になる山だった。山頂からの展望は最高の山。

上町からの矢滝城山遠望



大江高山に登って見ると大江高山火山群の特徴のある山のなかにいつも気になっていた山があった。
北の日本海側を見るとひとつ突き出た矢滝城山とアンテナの林立した馬路高山。
今日は朝から曇り後雨の予報だったので当然雨は覚悟の山行きである。
登山口に向けて通じる山奥の道路沿いにはたくさんの春の花が歓迎してくれる。イチリンソウ・シャガ・イカリソウ・キケマン・ムラサキケマン・アオマムシグサ・ヤマブキ等が所狭しと咲いている。このあたりでは雑草なのだろうか。
デジカメ撮ろうとスイッチ入れたらカードなしの表示。しまった鉄砲だけで玉忘れちゃった、「こりゃHPの写真大変だあ」ということで持ってるのはポジだけ、てな訳で景色は全く見られないものになっちゃった。掲載するのがはずかしい。

矢滝城山登山口は山奥の小さなトンネの手前。古ぼけてはいるが登山口には標識がちゃんと立っている。
さっそく少しばかり植林のなかを過ぎると気持ちのよい雑木林が続く。トンネルの上を通って支尾根にとりつく。結構急な真っ直ぐな道が続いている。
周りの木々は既に新葉をつけて春の息吹を感じさせる。クロモジはたくさんの花でいっぱい。足下にはタチツボスミレ・シハイスミレ等に混じってシュンラン・ユウシュウランがもう花をつけている。
一旦尾根に登って尾根沿いを行くはずだったが、途中から尾根の右をトラバース気味に立派な登山道がついているのでこちらを行く。
エンレイソウが次々と現れ、ツルカノコソウ・ムラサキケマン等も登山道沿いに所狭しと咲いている。カテンソウもあるぞ。ヤマザクラも多くちょうど満開だ。
そうこうしている内に、道が平らになったと思ったら元NHK中継所の建物のある山頂に着いてしまった。もっと時間がかかるはずだったのにな、話と大分違うではないか。

山頂の四等三角点はこの中継所跡の建物北側の草むらの中にあった。
この建物は2階建てだが、ご丁寧に屋上に向けてはしごがつけられておりで昇って見た。360度の展望は素晴らしい。三瓶山が東方向の眼前に望める。北には日本海の海岸線が広がっている。そして南から西にかけて大江高山火山群の山波が一同に。特によく登った大江高山の北側からの眺めも初めてで感慨もひとしおである。
今日は風が強い。ここに立っていても飛ばされそうなくらいで台風並。展望を満喫したら長居は無用。早々に下山開始。

この山はヤブを漕げる自然派向きとのことだったが、登りの道では面白くない。下山の尾根道はきっとあるはずと踏み跡を探すとあるある。
さっそく自然派大好きの自分としては、こちらに向けて自然と足を運ぶがその後は道はほとんど不明確。木々をかき分けて行くと背丈ほどのクマザサが広がっている。
もう道なんてないも同然。地図と磁石があればまず自信はあったので、そのまま樹林の中の尾根の急な下りをそれなりに進む。ただ尾根を左の支尾根に曲がるところは注意した。所々で見られるヤマザクラが美しい。
ヤブを漕いで支尾根をそのまま下るとやはり登りの登山道にでた。
急な道を下っていると当然のように雨が降り出したが、どうにかひどくならない内に無事下山。
ヤブコギをしなけりゃ何でもない山。ガイドブックには自然派向きの一般向きでない山と書かれていたが、上りのルートをとれば思ったより簡単に登れ展望も十分楽しめる山だ。

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登山口はトンネルの横 大江高山を背に急登の登山道が続く
登山道の前方には山頂が 尾根から左にトラバース道が
山頂には元NHKの中継所が 山頂三角点は雑草の中の元城跡
東展望は三瓶山も目前 馬路高山の展望
西からの展望は南の大江高山火山群(左が大江高山)
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尾根下山は背丈までのササの中 尾根道のヤマザクラ




  [ルート&タイム]

 登山口(375m)
  ↓0:45
 山頂(634m)
  ↓0:18
 尾根分岐(535m)
  ↓0:15
 登山口(375m) 
 

 注:時間と高度は参考 




この山の
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シュンラン ユウシュウラン
シハイスミレ ヒメスミレ
タチツボスミレ エンレイソウ
ツルカノコソウ ネコノメソウ
カテンソウ イカリソウ
アオマムシグサ クロモジ
イチリンソウ ムラサキケマン

登山口周辺
ヤマブキ シャガ


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