広島県竹原市    (454.1m) 
2002. 2. 17
小雨降るなか、期待の展望もなく、悪条件のなか登ったこの山は道も分かり難かった。



大福地からの朝日山遠望


 天気予報は曇り時々雨。竹原駅に着いた時には既に小雨が降り出した。この程度ならまあいいか。
 早々街中を通過し、竹原中学校と浄水場の間の道を通って、少し行くと左に折れる細い道がある。入り口に何も表示もないので分かり難いが、これを進むと道が分岐しておりコンクリートの壁にペンキで「矢印」と「朝日山」と初めて書かれており、この道を行けば間違い無いことを確認。ここを右に行くと、さらに道が二つに分かれるが真っ直ぐ民家とその小屋の間の道を進むと登山口である。
 標識もなく、登山道らしくない何の変哲もない畑の中の道である。ここからは谷間の一本道。この周辺には昔は田や畑があったのだろうが今や荒れ放題となっており横道も多く、踏跡とテープを確認しながら、荒れ気味の足下を気にしつつ登る。ササ林も伸び放題でササのトンネルもできている。谷筋には昔の段々畑の跡がどこまでも続く。
 小雨は降るし足下はガレ石が多く斜面の土も滑りやすい。竹林や雑木林の中を通り二つの堰堤を横に見てさらに進むとため池にでる。ここには立派な標識がたっており「あと30分」とある。雑然とした雰囲気の中を登ってきただけに、なんとなく池の青い水を見ていると心がなごむ。
 クスノキの大木があり、目の前にヤママユがぶら下がっている。ミヤマイボタノキに似た木に黒い実がたくさん着いている。まわりにシロダモもたくさん見られるが実は全く着いていない。
 イノシシが多いと見えてあちこり掘り返しており、ススキの林にでると道が分かり難いくらいだ。
 雑木林を登っていると、途中モウソウダケの立派な竹林があった。ちゃんと手入れも行き届いておりこれは金になりそうだ。
 しばらくで尾根に到着、左右に向け道しるべの標識がたっている。ここは右にとり少し歩くと車道に出る。なんと最近舗装されたらしい立派な道路ができているではないか。道路端にはノグルミの大木があり実をたくさん付け、シロダモの大きな木にも赤い実がついている。
 100m位舗装道を歩き山頂周辺に向けてつけられている遊歩道に入りこれを登る。周りはガスがかかってきて遠くはシルエットで見えるようになる。遊歩道だけあって周りの草はよく刈られ整備された道だ。おや、小さなスミレがもう咲いている。多いアセビも満開の木もある。
 登るにしたがい植裁された種々のサクラやツツジの木々が多くなると、霞の中に山頂が見えてくる。原っぱの中に二等三角点がポツンと立っている。東屋や展望台・ベンチも整備され、山頂はまさに公園の様相そのものである。
 山に登って山頂まで車道がついて公園化されたところはあまり好きではないが、今日は小雨のなかでもあり東屋があるのは助かる。期待の山頂からの展望はガスで全くない。

 雨もどうやら止んでくたれたので北の尾根に向かって下山開始。
 駐車場の少し上の遊歩道を北に道をとる。途中分かり難いところがあるが、それなりに尾根に沿っていくと薄い踏跡が続いており雑木林にはいる。
 こちらは山道らしい雑木林で自然の雰囲気の中、落ち葉に覆われた道は歩きやすく気持ちがよい。
 テープも所々つけられており確認しながら踏跡をはずさないよう尾根沿いの緩やかな下りの道を進む。途中いくつかの分岐道があるが西側への道をとる。
 「ひろしま百山」のガイドブックのルートを模索していたが、状況から見てこの道はどうやら消滅したのか分からない。
 一旦西側の宿根の集落に出て地元の人がとんどを作っていたいたので尋ねてみると、この道は以前はあったが今は無くなってしまったとのこと。
 予定を変えて在屋に山越えすることとする。再び廃屋の横をとおり山道にはいるが、この道もあまり歩かれていないと見えて相当荒れている。足下も悪く歩き難い雑木林をなんとか無事通過して在屋の集落に下山。
 麓では地元の人が不思議そうに見つめていた。聞いて見るとこの道は普段はイノシシ猟をする人くらいしか通らないそうだ。
 ここから国道432号まで東に1.3kmとのこと、舗装道路を田舎の風景を眺めながら歩く。途中集落の人が集まってとんどを燃やしている、そうか旧正月なんだ。
 そうこうしている内にようやく国道沿いの大福地バス停に到着。今日登った朝日山がよく見えるが、山頂はまだ少しガスに覆われていた。
 バスを待つこと50分、やっと「かぐやひめ号」の人となって一路広島への帰途についた。

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頂上まで30分と登山道脇に初めての標識が ため池と尾根
朝日山案内板 立派なモウソウ竹林
尾根到着 山頂に向け真新しい舗装道路が
遊歩道を登る頃にはガスがでてくる 朝日山山頂
石に囲まれた二等三角点 山頂標識
展望台からの眺めもガスの中 下山道遊歩道
尾根下山道 自然そのままの尾根道は気持ちがよい


木の実や花は
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ミヤマイボタに似ているがここは低山 ヤママユが目の前にぶら下がっている
ノグルミの大木にたくさんの実が シロダモの実にもやっと出会える
もう咲いてたシハイスミレ 山頂に満開のアセビ

  [ルート&タイム]

 竹原駅(10m)
  ↓0:35
 登山口(50m)
  ↓0:45
 ため池(250m)
  ↓0:15
 尾根(300m)
  ↓0:03
 車道(380m)
  ↓0:05
 遊歩道(400m)
  ↓(0:15)
 朝日山頂(454.1m)
  ↓0:40
 宿根集落(240m)
  ↓0:30
 在屋集落(75m) 
  ↓0:15
 大福地バス停(45m)

 注:時間と高度は参考



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