広島市安佐北区 (735.3m)
2002. 2. 16
広島市内といえどまだ残雪もあり歩きがいがある。展望はないが静かな山歩きが楽しめる山。

中三田からみた安駄山(右側ピーク)



 鳥井原から南東にのびている舗装された林道を進むと、山の中で左右に別の林道が横切っている。この交差点が登山口であり、標識もちゃんと立っている。標識に従い、さらに真っ直ぐ奥に未舗装の林道が続いている。
 車でももう少し先まで入ることができるが、今日はここから沢沿いの林道をせせらきの音を聞きながら歩く。昔はこの道を通って安駄山の尾根の鞍部を越えていたそうであるが、今はその面影は一部にしか見られない。
 登山口から15分位で道は右に曲がり、その先に安駄山への丸い標識と広島県山岳連盟のつけた細長い標識がある。ここから山頂まで約1時間半と書いてある。

 ここを左の細い山道にはいる。倒木が多い。ヤブツバキの木は多いが花はたったの一輪だけしか見ることができなかった。
 道は少し広くなり雪が日陰に見られるようになる。沢にかかった雪の積もった丸太の橋をおそるおそる渡る。周りに見られる木々はヒサカキ・ヤブツバキ・シキミ・タブノキ・アラカシ等とあまり変わりばえがしない。
 この辺りから昔の道となるが沢を詰めると登りが急な踏み跡の薄い山道となり、次第にガレ石の道に変わる。石は苔むし滑り易い。この苔の道はなかなか風情がある。周りに見られる雪も少しづつ多くなる。
 谷筋の尾根への登りは急な道でしかも積雪があり歩き難い。周りを見るとマツとシロダモ・ヤブツバキ・ヤマザクラがほとんどだ。
 踏み跡も薄いうえ雪が覆ってよく分からないため道筋に付けられたテープが頼りである。谷筋は北西側のため先日降った雪も溶けないのだろう。

 尾根鞍部に登ると雪も少なくなる。昔の峠越えの跡だがその名残りは見られない。目の前にツガの大木がある。
 尾根を右に折れ南に向かって急登が続く。再び雪が多くなって歩き難い。登るにつれ次第に銀世界に変わる。展望はほとんどないまま尾根道は続く。
 アカマツ・アラカシ・ウラジロガシ・リョウブ・クヌギ・タカノツメ・ヒサカキ・ネジキ・タブノキ・コナラ・ツガ等に混じってユズリハの高木がたくさん見られる。
 急な道が終わり平坦な道となりここが山頂かと思うとさにあらず。一旦少し下ってさらに登ると登山道が少し広くなって真ん中に石に囲まれた三等三角点がある山頂到着。 ここも展望はない。とうとう登山口から山頂までほとんど展望のないままであった。

 何の変哲もない樹林に囲まれた山頂に長居は無用。下山は往路を下る。
 雪があるので急な道は滑らないよう注意して下る。途中、今日初めて登ってくる一人の中年の人と出会った。既に14時、山頂までまだ1時間はかかるだろうに人ごとながら気になった。


・・・・・・・・・・・・
登山口にある標識 歩きはじめの登山口
林道からの取付 取付にある案内板(「健脚向き約1時間半」とある)
登山道に入ると倒木が多い 沢にかかった丸太橋
歩き難いガレ場が続く 石は苔むして滑りやすい
急登の踏み跡は雪でテープだのみ 北斜面の急登は雪が多い
尾根鞍部(右から登り右折れし奥へ) 尾根鞍部にある案内板
尾根鞍部にある石柱(昔の峠越えの道の跡) 山頂への尾根道は急登
唯一の展望箇所は南に続く尾根のピークが一部 登るに連れて積雪が多くなり歩き難い
安駄山頂も展望なし 三等三角点

唯一の花、ヤブツバキが一輪 タブノキの大木



  [ルート&タイム]

 登山口(180m)
  ↓0:15
 取付(220m)
  ↓1:53
 尾根鞍部(600m)
  ↓0:31
 安駄山頂(735.3m)
  ↓(0:23)
 尾根鞍部(600m)
  ↓0:32
 取付(220m)
  ↓0:11
 登山口(180m) 
 

 注:時間と高度は参考 



もどる