広島県大竹市    (440m) 
2002. 1.12
まさに自然のなかを歩く山登りの楽しさを味わえるのも冬だからこそ

行者山(右)と440m三角点(左)



 大竹シリーズの今回は国道186号線を北に、栗谷町で県道289号線を入った三倉岳の南側に対峙している栗谷行者山(440mピーク含む)とした。

 登山口は栗谷の集落の県道南にある瑞照寺。寺の入口にこの寺の由来等を書いた教育委員会の説明板がある。
 曹洞宗安養山瑞照寺には裏山に西国三十三番霊場として江戸時代に彫られた33体の石仏があり、畿内に地域霊場の観音像を見て廻ることができるようになっているようだ。

 本堂右手にある観音像の左側の石段が登山口。左右二つの石段があるが石仏を見て廻るための周回道となっておりどちらを通っても同じ所に出る。
 行者山への案内板のある分岐を右に進み山道にはいる。
 南西に続く支尾根に沿って一旦少し下ったのち、緩やかな上りが続く。周りにはヒノキの中にヒサカキ・アセビ等が多い。
 道は急なジグザグの上りとなり、これが緩やかな道に変わると前方に大きな岩が見えてくる。これが展望岩で、この右側の道を登ると石仏が3つ鎮座している岩の上に着く。ここからは北側の瓦小屋山・三倉岳・燕山等が望める。

 さらに少し登ると行者山の尾根にでる。ここは北側の展望がさらに良く、瓦小屋山・三倉岳・燕岳やこれから登る行者山から西側の440m三角点のある尾根が一望できる。登山道から見て一般の人はここまでは登るようだ。
 ひと休みして南東に向け尾根に沿って薄い踏み跡をたどっる。周りはほとんどマツとシダで覆われ所々花崗岩の岩やザレ場がある。
 やがて、二万五千分の一の地図にある行者山であるが、展望もあまりなく、平坦でマツが多いシダの林床と、一見山頂らしくなく三角点もない。

 さらに、ここから西側の三角点のあるピークを目指して踏み跡らしき道を尾根に沿って下る。マツが主体の雑木林の中の道は分かり易いとは言い難く、次第にシダが多くなりひざ辺りまで埋まる。
 尾根を外さないように木々の間の歩きやすいところを歩いていると言う感じで、樹林の中の鞍部まで一旦下り再び登り返す。
 途中からシダが再び多くなり踏み跡はなく道を選びながらの登りとなる。大きな岩の手前あたりでは胸辺りまでの深いシダとなるが岩の上まで出ると膝あたりのシダとなる。
 どうもこの岩の左を通ったため深いシダだったようで、岩の右側を通ればもっと苦労しなくてもよかったようだ。(下りの時に確認)
 この岩の上から初めて行者山を振り返って望むことができる。
 さらに進むと再び大きな岩があるが、ここも右側を通過。何しろ周り展望もなく踏み跡がはっきりしないのでテープを付けながらの前進である。
 次の大きな岩も右側を登り岩の間を通り過ぎてシダが多くなりきゅな道を登ると尾根にでる。

 尾根にはいくつもの岩があるところにでるので、ここからは尾根を北西に沿って平坦な木間をかき分けながら進み、周りが開けて大きな岩々が見えてくると山頂も近い。
 突き当たった岩壁上のピークには4等三角点があり、北の燕山・三倉岳等から西の山並みや麓の集落・南の高鉢山等を一望できる。やはり展望はここが一番素晴らしい。

 下りは往路を下山するが、三角点の尾根から行者山への下りはシダで覆われているので下りる場所と方向はよく確認しておいた方がよい。
 ちなみに、正しい下りの南側に赤いテープが続いているがこれは誤りであり、南隣りの尾根に行ってしまうので注意をしてほしい。


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瑞照寺の右にある観音像横に登山口がある 霊場の周回道には石仏が33体ある
霊場の周回道から登山道分岐(標識あり) 展望岩への登山道
石仏が3体ある岩の上の展望岩
展望岩の少し上の尾根からは展望が開ける(瓦小屋山・三倉岳・燕岳と栗谷の集落)
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展望岩から行者山への登りは踏み跡も薄い 行者山山頂は樹林の中
鞍部手前はシダの中 ピーク尾根への登りの深いシダは胸迄
深いシダを越えた岩から初めて行者山が望める
ピーク尾根への最後の岩の間を横切る 三角点尾根登山道
三角点尾根登山道からピーク三角点展望 440mピーク三角点
三角点ピークから北側瓦小屋山・三倉岳・燕山等の展望
三角点ピークから北西側釜ケ原の集落・遠くに羅漢山等の展望
三角点ピークから北側高鉢山等の展望


 [ルート&タイム]


 瑞照寺登山口(150m)
  ↓0:10
 霊場周回道分岐(175m) 
  ↓0:25

 展望岩(310m)
  ↓0:04
 尾根展望所(330m)
  ↓0:15

 栗谷行者山頂(390m)
  ↓0:10

 尾根鞍部(350m) 
  ↓0:30
 ピーク尾根(420m)
  ↓0:06
 三角点ピーク(440m)
  ↓0:40(道誤り0:30除く)

 栗谷行者山頂(390m)
  ↓0:14

 展望岩(310m) 
  ↓0:30
 
瑞照寺登山口(150m)

 注:時間と高度は参考
 


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木の実
ヤブコウジの実 ツルアリドウシの実
ソヨゴの実 カナメモチの実


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