TUBAKUROYAMA  (489m)     
広島県大竹市


200112,22


小雨の降るなか、スリル満点の岩山は緊張感をもって楽しめる山

栗谷の町から見た燕山遠望



 広島は晴れていたのに、大竹に入ると雨が落ちてきた。栗谷町に着いた時にはひどい雨。三倉岳もすっぽりと雲に隠れている。
 しかし、今日の目標は三倉岳ではなく、その影に隠れてあまり登る人のいない燕山だ。
 この雨でどうしようかと思案している間に小降りとなった。早々に準備をし、三倉岳Aコース登山口の反対側にあるグレーチング製の橋がこの山の登山口となっておりここをはいる。
 この道は送電鉄塔の管理道であり立派な道が続いている。すぐに125号送電鉄塔を左に見過ごし、そのまま真っ直ぐ進むと道は2分する。左の登りに道をとり、雑木林の中をしばらく行くと再び三叉路があるのでここを左にまがって少しで124号送電鉄塔に着く。
 途中タイサンボクの葉に似た木があった。しかし、中国原産で本来このような山奥に自生しているはずがないし、低木だったのでホンシャクナゲなのだろうか。もし、そうだったらこんなところでお目にかかれるとは珍しい。今度花期に一度覗いて見よう。
 やっと展望が開けて栗谷側が望める。この鉄塔の奥に狭い踏み跡がある。ここが登山道の取付で、足下の周りにはシダが覆い繁っている。次第に急な登り道となり足場はあまり良いとはいえない。
 支尾根に沿ったアカマツが主体の低木の雑木林だが、落葉樹が多く周りもよく見えて今の時期は歩き易い。

 支尾根を登りきって到着したところが前衛のピークで露出した岩がある。ここで初めて前方に山頂が望める。
 突き出た岩の塊の山頂を見ると、一体どこに道がついているのかと思え急峻さである。このピークから山頂に向けて稜線が続いており、一旦少し下り緩やかな登りの歩き易い道となる。左手を望むと山頂はまだガスで覆われた三倉岳が、そして右手には西広島カントリーのゴルフ場が目にはいる。
 周りの木々はやせた岩の多い土地だけにアカマツ・ツツジ・リョウブ・アセビ・ヒサカキ・サカキ・アラカシ・シラカシ・タブノキ等と足下にはシダ類とあまり変わりばえのしない植生が続く。また、実をつけたシャシャンボが多く見られ、ブルーベリーに近い味がした。
 雨で濡れた木々の枝をかき分けながら進むのでシャツもびっしょり。ズボンだけは雨具をつけていたが泥だらけである。スパッツをもってこなかったことが悔やまれた。
 山頂の岩峰への取付部からはこの岩壁の左を巻いて続く踏み跡をたどる。小雨でもあり岩場は緊張感をもって慎重に登る。岩の間の急な道が続くもののしっかりとホールドを保って登ればたいしたことはない。スリルもあってここの登りが一番楽しめた。

 山頂は結構広く、北側には大きな岩がいくつかあって、その上からは山麓のゴルフ場とその向こうに河平連山等東から北側の山並みが一望できる。
 南側はテラスも広く足場も安定しており、普通ならここで三倉岳を見ながら弁当を開いてくつろぐのにはもってこいの最高の展望台である。
 三倉岳の山頂はガスで覆われていたが、少し休んでいると少しづつガスも上がり、三本槍も見えては隠れの繰り返しとなったが、いつまでいても仕方がないので、再び尾根道まで慎重に下る。

 稜線の岩のピークまでは往路を下るが、ピークからはmjobimさんが紹介されているコースに向けて右折れし、登りの西隣りの支尾根への踏み跡をたどると125号鉄塔の上にでる。鉄塔下には往路の管理道が通っており、ここから少し歩くと登山口に到着する。
 小雨の降ったり止んだりするなか、今日も静かな一人旅であった。



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登山口は三倉岳Aコースの反対側の橋 送電鉄塔管理道は歩きやすい道
送電鉄塔124号の奥が取り付き 尾根の急登はシダでいっぱい
唯一の赤い実ソヨゴ 登山道は細いが踏み跡はちゃんとある
稜線に出たピークの岩からやっっと山頂が望める 稜線尾根道は歩き易い
尾根道はこんなところもある 最後の岩のピークへの急登の取り付き
岩の間にはロープもある これを越えると次の岩が待っているよ
最後の岩の登り 岩の山頂南側

山頂北側のテラスの向こうには広島西ゴルフ場・河平連山が望める
南側のテラスからは三倉岳・瓦小屋山が眼前に
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やっと顔を見せた三本槍 ガスのかかった三倉岳
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山頂付近の岩の向こうに栗谷の町と高鉢山が 山頂から今通った尾根が眼下に望める
傘山展望 河平連山展望
送電鉄塔125号奥の下山口 三倉岳駐車場から見た燕山
これは多いおいしそうなシャシャンボの実 イヌツゲの実


 [ルート&タイム]

 登山口(190m)
  ↓0:20
 送電鉄塔124号(300m) 
  ↓0:19

 稜線岩(420m)
  ↓0:15
 燕山頂(489m)
  ↓0:15

 稜線岩(420m)
  ↓0:20

 送電鉄塔124号(30m) 
  ↓0:03
 
登山口(190m)

 注:時間と高度は参考 



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