YOSIWAKANMURI  (1,252.7m)  
PartO
(ウシオ谷・国体コース)

広島吉和村


2001.8.4

この時期、少々暑いが、登る人も少ない静かな山歩きが楽しめる。

国体ルートピークからの吉和冠山遠望



 同じ山でも季節を変えて登ると周りの様子は全く変わるため、何度訪問しても違った楽しみもある。吉和冠山も今年はこれで4回目だ。

 今日のコースはウシオ・クルソン谷から山頂へ。復路は国体コース。いつもの橋が出発点だが、ウシオ谷の清流を眺めながらとはいえ今日も蒸し暑い。足を動かす度に汗がほとばしり出る。
 登山口周辺にはヒオウギ、サンインヒキオコシ、オトギリソウ等が早速お出迎え。ウシオ谷沿いの登山道周辺ににはヤマゼリ、ノブキ、モミジガサ等がどこまでも続く。カリガネソウが谷の流れにはえて美しい。ウバユリが遅い花をつけている。
 クルソン谷沿いの登山道にはいるとモミジガサ、ニシノヤマタイミンガサ等をいやというほど見せつけられる。
 支尾根越えからは、やっと冠山頂が木間から望める。このあたりにはリョウブの木が多い。ちょうど花も盛りを過ぎ散りはじめているが、離れてみると満開のようだ。足下に落ちた花びらを踏んで前に進む。
冠山の最後の登りの原生林は、大木が丁度陽をさえぎってくれ歩き易い。この時期は周りの植物も見るべきものは少ないが・・・。

山頂に到着したが、人っ子ひとりいない。春はあれだけ登山者の多いこの山も、さすがにこの暑い夏には登る人は少ないのか。
 ヤマジノホトトギスが足下のササの中にたくさん花をつけている。こんな所にあるのが不思議なフシグロセンノウも多くの赤い花をつけて群生している。三角点や北の展望台も独り占め。
 展望台は涼風が吹き抜け涼しさ満点だ。三角点のそばにアクシバが赤い花をつけて自分も見てくれと言わんばかり。ウバユリも一本ポツンと咲いている

橋から始まる登山口 ウシオ谷からクルソン谷分岐 クルソン谷の登山道
ヤブレガサの群落 国体ルート分岐 支尾根上からの冠山遠望
山頂への最後の原生林の登山道 山頂三角点
山頂北の展望台からの展望

 展望台でお腹を満腹にした後下山開始。やっと一組の中年夫婦が登ってきたので挨拶をかわす。
 復路は国体ルート。クルソン谷コースの分岐個所から一旦ピークに登りクルソン岩分岐をそのまま急降下。登り返すと展望台。冠山の稜線からクルソン岩までが一望でき一息入れる。足下にはママコナの群落が楚々と咲いている。
 ここからは、だらだら樹林の中を下る変化のない尾根の道。樹林が切れる手前で尾根から支尾根に外れ左にターンして雑木林のトンネルにはいる。ここを抜けると少々日当たりのよいササのはえた低木の雑木で暑さが身にしみる。2ケ月前より木の葉や草の勢いも強く登山道も狭く感じる。
 おっと、足下に花から実へと変わりつつあるツチアケビがあるぞ。既に赤い実となったところと、まだ黄色い美しい花をつけたところが一度に見られる。
 再び樹林内に入りホットするのもつかの間、三角点のピークを過ぎるとウシオ谷へのなが〜い急な下りの階段が続く。
 ウシオ谷に下ったところでひと休み。清流で汗を流す。この気持ちの良さは応えられない。すっきりしたところで登山口へ到着。

 (ルート・時間等はPartWを参照)

国体ルートピークからの冠山・クルソン仏岩展望
国体ルートピークからのクルソン仏岩 国体ルートのササ道



吉和冠山の樹林にも、湿原・草原に負けじと、少しづつ夏の花が咲いてきた

[登山道の草花]
カリガネソウ

登山口のサンインヒキオコシ ウシオ谷に多いノブキ 登山口にあったヒオウギ
ヌスビトハギ ウワバミソウ 谷筋に多いヤマゼリ
ヤブタバコ クサアジサイ
ダイコンソウ イヌトウバナ モミジガサ
ニシノヤマタイミンガサ ニシノヤマタイミンガサの花 コケオトギリ
山頂に多いヤマジノホトトギス 山頂に群生のフシグロセンノウ キクバヤマボクチのつぼみ
国体コースのママコナ オニドコロ トチバニンジンの実

ツチアケビと花

[登山道の樹の花]
散りはじめたリョウブ 山頂のホツツジ ヤマアジサイ
ウシオ谷のハナイカダの実 国体コースのミヤマシキミの実




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