MOTOGUSIYAMA  (573.8m)
  広島市安佐北区飯室


2001.4.7
布側からの本串山遠望



 年度最初の山登りは広島市の北部、可部線の布から安芸飯室の太田川の北側にそびえる本串山となった。
 今回から、レポートも原点にもどって、山道の案内はガイドブックまたはHP等のガイドレポートがあるものはこれにまかせて、案内書にないところは少し詳しく書いていくこととして山歩きも植物観察主体に衣替えしたいと思う。

 今日は、4月初めというのに相当温度が高い。汗びっしょりだろうなぁ・・・まあ、がんばろうか!

 JR布駅から登山口までの道端のまわりの草花は既に春の装いだ。
 中電の管理道標識のあるところが登山口だが、尾根に向った太田川線送電鉄塔方向ではなく、山頂と反対方向への西広島幹線の77号側への道をいくのがみそ。登山口の標識など全くない。今日は春の花が楽しめそうだ・・・期待をもって登山道にはいる。
 登山道沿いにはたくさんのタチツボスミレが咲き競い、左側の斜面を通して太田川と久地冠山を木間から眺めながらトラバース気味に登っていく。
 頭上にはまだ黄色のダンコウバイが、谷側斜面にはヤマザクラが満開だ。あちこちでミツバツツジも既に3分咲き位か、ピンクの目立った衣装をまとっている。今の時期近郊の山にはどこにいっても多いヤブツバキも私も見てよとばかり紅の花をいっぱいつけている。
 おっと、足下に変わったスミレがあるぞ。花と葉の形からアカネスミレのようだ。

 77号鉄塔は周りが開けて目の前に久地冠山と太田川の上流にの向こうの遠くの山並みが一望できるが、送電線がちょっと邪魔くさい。しかし、この送電線が通ったおかげで、この山もこうして登り易くなったのだからここはこのくらいガマンしよう。

 鉄塔を尾根沿いに右にターンすると樹林の中の登りとなる。アカマツ・ヒサカキ・アセビ等の常葉樹に混じって、ヤマザクラ・トチ・シャラ・リョウブ・クロモジ・ミツバツツジ等の落葉樹が春がきたことを教えてくれる。
足下にはシハイスミレとタチツボスミレが交互に続く。
 76・75号鉄塔へと尾根に沿って雑木林と植林が交互に混じる中を登る。切り開かれた鉄塔のある場所以外は展望はない。76号鉄塔付近から前衛峰の右に山頂が初めて望めた。

 ここから一気に杉林の中を下って尾根の斜面をトラバース。ミヤマシキミがつぼみをいっぱい付けて開花を待っている。ここにもちょっと変わったスミレがあるぞ。どうも何スミレか同定するのがむずかしい。少し登ったところでは可憐な青い小さな花をつけたヤマルリソウが咲いている。

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77号鉄塔からは目前に久地冠山が 76号鉄塔からやっと山頂が右端に望める

 谷筋の木橋を渡り突き当たった支尾根に沿って右側へUターン、しばらく行くと支尾根に沿って真っ直ぐ登り詰めていく。74号鉄塔を過ぎるとなだらかな山頂が現れる。杉林の中に三等三角点がポツンと鎮座。いくつも登頂の札があるところをみると結構登っている人がいるのだ。

 すぐ先に63号鉄塔があり、周りが開け可部の堂床山が目の前望める。しばし休息し腹ごしらえ。

山谷筋を横切る木橋 三等三角点のある本串山頂 山頂横73鉄塔がの堂床山遠望

 植物観察をしながらきたので少々時間をくってしまったようだ。早々、尾根道をさらに東に向けて下山開始。
 落葉で敷き詰められた急な坂道を下っていると、右手に可部方面の眺望が開けたところがあり、しばし景観をたんのう。道のほとりに丁度盛りのシュンランの群落がある。高さ3〜4m位のシキミにも薄黄色の花が溢れんばかりついて満開だ。おや、ショウジョウバカマももう咲いている。周りにはもうちょっとよと言っているくぼみも多い。
 そうこうしている内に72号鉄塔を過ぎ、植林の中の鞍部に到着。真っ直ぐ行くと牛頭山にいってしまうので、ここは左に折れて谷筋を下る。

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下山道からの可部方面展望 真っ直ぐと牛頭山への峠を右折れ

 一見してあまり人が通った気配もなく、踏み跡はあるものの倒木も多くイバラを気にしながらの下山。草木の枝や葉がのびる夏場は少々厳しそうだ。

 相変わらずミツバツツジは多い。シュンランがここにもある。ウグイスカグラの濃紅色、ナガバノモミジバイチゴの白い花が自分も見てよと咲いている。
 ここにも変わったスミレがあるぞ。葉はスミレとは思えないくらい大きいがシハイスミレの異形種なのか・・・結局これも明確な答えはでずじまいだ。

 おっと、安芸飯室から14時56分のJRにのって布まで帰るんだったっけ。これに乗り遅れると当分ないんだ。あまりのんびりしていられないので先を急ごう。

 軽やかな気分で、下っていくと植林の中にあまり通られていない様子の細いコンクリート道に出た。ここが登山口だが標識などもちろん全くない
 ここからは大嫌いな舗装道路を一路安芸飯室駅に向かう。暑い一日だったが気分は爽快。

 なお、この山のガイドはHP「山に行こう」を参考にさせてもらったので、詳しくはこちらを見てください。

ROOT&TIME

布駅(60m)
 ↓0:05
中電標識(登山口)(80m)
 ↓0:40
77号鉄塔(100m)
 ↓0:15
76号鉄塔(230m)
 ↓0:15
75号鉄塔(415m)
 ↓0:15
谷筋橋(425m)
 ↓0:15
74号鉄塔(525m)
 ↓0:10
本串山頂・
73号鉄塔(572.8m)







本串山頂・
73号鉄塔(572.8m)

 ↓0:10
72号鉄塔(540m)
 ↓0:20
峠鞍部(440m)
 ↓0:35
林道(下山口)(130m)
 ↓0:15
JR安芸飯室駅(80m)

(注)・標高・所要時間は概略参考値



暖かくなって草木の花もやっと開き、山も春のいぶきを感じさせる。
アカネスミレ タチツボスミレ これでもシハイスミレか?
シュンラン ショウジョウバカマも既に開花 ヤマルリソウ
ダンコウバイ ミヤマシキミはまだつぼみ 満開のシキミ
クロモジ ウグイスカグラ ナガバノモミジバイチゴ

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