広島県呉市
茂助山周辺散策
(434m)

この山の山頂には登らなかったが、気持ちのよい冬の里山歩き
登山口集落から茂助山展望


今年最も寒い日となった今日の目的は、植物観察に、呉市と東広島市の境界にある安浦町の茂助山に登ることとしていたが、参加者が多かったため山頂には登らずこの山の周辺を散策して歩いた。少人数だと山頂を制覇ということも十分可能である。
目的が山登りではないのであまり無理はせず、まわりをきょろきょろの気楽な里山歩きであったが、今の時期は未だ花の時期にはほど遠いため木本が中心の観察となった。

野路東小学校を起点に茂助山に
民家がまばらにある田園地帯のなかを集落の東側を北に向けて進む。雪も舞う寒さのなか、刈られて裸の田畑とその周りの畦の草もすっかり枯れ果てているが、白いナズナ・ノゲジ・ホトケノザ・シロバナタンポポ・ヤクシソウくらいが春遅しと花をつけて待っている。

まずは大歳神社の周辺を散策し境内を見て歩く。ツブラジイで覆われたなかにシリブカガシやツクバネガシなどの常緑樹が。氏神さんのこの神社は創建1,058年と由緒あるもので、穀物の守護神であったそうだ。

神社の裏道を北に進むと、道はアカマツを主体とした雑木林の林道に変り未舗装の樹林のなかの道となる。
しばらく進むと左に溜池があるが、やがて林道も長年使われていないようで荒れて車も通れない状態に変る。場所によっては雑木やシダで覆われているところも。
ハネミイヌエンジュが結構見られるが、今は実も弾けて殻だけが残っている。この時期は、すでに木の実も落ちてコバノガマズミやソヨゴくらいしか残っていない。

右に左にくねくね曲がりながら荒廃した林道は続き、茂助山の麓辺りで左に送電線保守道が分岐しているが、ここはそのまま林道跡を真っ直ぐ進む。右手に所々で展望も見られるようになる。

鞍部の下部で林道をバイパスした送電線保守道が左に分かれいるので、こちらの山道を登って行くと再び荒廃した林道と合流するが、この間の林道はもはや荒れて歩けないくらいだ。
そのまま進むと、やがて道は稜線の鞍部に着く。

茂助山にはこの稜線に沿って南西に向けて登ると山頂に着く。ただ、これと言った道はないので歩き易いところを登ることになるが、山頂には三角点もなく展望もない。少人数ならともかく、グループでは座って弁当を食べる場所もない。山頂とは名ばかりのひとつのピークにすぎない、マニアックな人向きの山である。(山頂へは赤の点線を登る)

ここは、鞍部の右手に送電線保守道が分岐しているのでこれを登る。少しで広々とした鉄塔1に到着する。392mのピークはもう少し上だ。
ここから南側の瀬戸内海方面の展望はなかなかのもの。弁当にはちょうど良いだろう。


小学校を出ると田園風景が広がっている 集落の北東側に走る道をひたすら北へ
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由緒ある大歳神社に到着 神社裏から林道沿いをあるくとため池が美しい
林道もこの辺りまではなんとか車も入りそう コシダのが生えてくると道も荒れている
所々雑木で荒廃したところも シダで覆われてしまったところも
林道左手に鉄塔2への保守道が上がっている(案内柱あり) 林道をさらに進む
林道から初めて南側展望が望める 林道から左にバイパスの保守道への小道に入る(案内柱あり)
稜線鞍部の林道跡にでる 稜線鞍部手前の林道跡を右の鉄塔保守道に(案内柱あり)
鉄塔1から南側展望(左から、女子畑の集落費・瀬戸内海・安浦行者山・野呂山など)
鉄塔1から西側展望(左から、野呂山、茂助山とその稜線)


鉄塔展望台を後に、山麓を西周りで野路東小学校に
展望を楽しんだら、後の道のりも長いので早々に稜線鞍部の林道跡に下る。
本来なら、ここから稜線に沿って茂助山に登るところだが山頂はパスし山麓をトラバース気味についている送電鉄塔保守道を歩く。

鉄塔2の分岐までは往路を戻り、この林道から保守道への三叉路を右にとる。
細い山道となるが保守用として整備されているので歩きやすく、緩やかな斜面を登っていくとやがて送電鉄塔2に到着するか展望はほとんどなし。

少し下って登り返すと送電鉄塔3に到着する。ここも展望なし。ここから約15m登ったところにある425mピークの三角点へは踏み後らしきものがあるが、これもパスし先を急ぐ。

鉄塔3からは登りは終わり下るだけ。標高100m少々を下ると次の送電鉄塔4に着く。ここでやっと北西方面の展望が開けて一部に雪の残った野呂山などが望める。

この辺りからはマツを中心とした雑木林のなかをどんどん下っていく。昔は人々が入って田畑をつくっていたと思われる跡が見られるようになると、突然前方が開け猪除けの柵が道をふさぐ。
柵をまたいで畑のあぜ道を下ると、民家のそばで舗装道路に出て、少し歩くと二車線の立派な県道に出る。

県道を約300m進み、左に女子畑への市道が別れている三叉路を左にとり、赤向坂の集落を通る道に沿って小さな峠を越えると女子畑の集落にはいる。

後ろに茂助山を見ながらひたすら南東に進み、出発地点の野路東小学校に戻った。

時節柄、花もほとんど無く、やや寂しい感じではあったが、天気もまずまずで久々の自然を満喫できた1日であった。


鉄塔1から鉄塔2分岐までは往路を歩く・・・
鉄塔2の分岐まで戻り、右の鉄塔保守道を登る
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細い山道に変り 鉄塔2に到着
さらに進むと鉄塔3に、展望なし 同じような山道を登る
最後の鉄塔4で北西の展望が一部見られる この後は樹林のなかを下る一方
前方が開け猪柵をまたいで通過 段々畑の中を下ると
立派な車道に出て、左に道をとる ひたすら車道を、出発した女子畑小学校に戻る




 [ルート&タイム]

 野路東小学校(110m)
  ↓ 0:30
 大歳神社(160m)
  ↓ 1:10
 鉄塔2分岐(300m)
  ↓ 0:13
 稜線鞍部林道鉄塔1分岐(350m)
  ↓ 0:05
 鉄塔1(380m)
  ↓ 0:12
 鉄塔2分岐(300m)
  ↓
0:14
 鉄塔2 (340m)
  ↓ 0:14
 鉄塔3(400m)
  ↓ 0:15
 鉄塔4(290m)
  ↓ 0:17
 取付(210m)
  ↓ 1:05
 野路東小学校(110m)

 (注)標高・所要時間は概略参考 
 




植物はあまり見るものもなかったが・・・
・・・・・・・・・・
ナズナ ツクバネガシ
既に実も落ちたハネミイヌエンジュが多い ガンに効くとか?、マンネンタケ
まだまだ花には遠い・・・
裸ん坊のイイギリの高木
シリブカガシ マンネンスギと言ってもシダの仲間


2008. 2.17