広島市安佐北区 白木山 (889.8m)    
Part2


山登りのトレーニングに使われる山だが植物を観察しながら歩く楽々コースもまた楽しい

白木山東側展望



白木山と言えば結構しんどい思いをして登るというイメージがあるが、今回は植物観察をかねてということで、まさにらくちんコースで山頂まで登る。
この時期はまだ紅葉には早いし、植物も花の時期はほとんど終末に近ずいており、あまり期待できないのは覚悟のうえ。

車で、山崎パン工場の次の信号を右折し、大林、草田、野平谷、桧山と通って、さら上三田にぬけるの途中から分かれて峠付近を右に道をとる。ここから林道で未舗装と舗装の混じった道となる。
これをどんどん登りながら進むと左側が広くなって広い駐車スペースのあるところが登山口。案内板もあるので注意していればすぐ分かるだろう。ここに駐車する。

登山口からは山頂まで道もはっきりしており、まず迷うことはない。
登山口の周りには、足元にマツカゼソウがまだ花を咲かせ、シロダモの赤い実と白い花、サンショウの黒い実が秋の深まりを感じさせる。すでに葉が落ちかけているのはイイギリだ。

道はすぐに植林地に入り、山の東斜面を木間から林道を見ながらトラバース気味に緩やかな登りが続いている。
しばらくで雑木林に変るが、周りにはハイノキやシロダモが多く見られる。東側の展望もところどころで開け、白木山から伸びている北東尾根が目に入る。
コウヤボウキとたくさんのセンブリが花を添えてくれる。木の実も多くいろいろなものが見られて楽しい。
花はないがリュウキュウマメガキの木が結構見られ、今日の目玉であった。

途中左側に踏跡があり、ここからでも下れるが、上三田への道の途中に下るため駐車場まで戻るには延々と歩かなくてはならないので、ここに入らないほうがよい。

尾根道に着くと三叉路の真ん中に吸殻入れがある。左に行くと尾根道を通って桧山の南に下れるが、最近はちょっと荒れているらしいので、情報を確認した方がよい。
ここは、左に道をとり山頂に向かう。すぐにこのコースで一番の急坂となり、ご親切にもロープが張ってあるが使うほどのことはない。

しばらく登ると「黄金水」なる案内板があったので、その方向に尾根まで登って見たが、まったく水らしきものはない。そして、登山道の下に少し下って見ると今度は「河津川源流」碑なるものがあったが、ここにも一滴の水も流れていなかった。

右手に押手山への道を見送るとすぐに山頂である。うっそうとしたアセビの森から前方が開けて芝生の広場に出る。一変して賑やかな山頂である。
今日は天気もよく登山者も多い。欠けた哀れな三角点が石に囲まれて鎮座しており、すぐそばに立派な展望台まである。

最近は山頂の東西の木々が刈られて展望も良くなった。東側には安駄山から高鉢山への稜線が目の前に、遠く野呂山まで望むことができ、西側には左に阿武山から可部の市街地を挟んで可部冠山・備前御坊山まで一望でなかなかのものである。

昼食後、展望を満喫して往路を下る。途中から並行している林道に降りて、林道沿いの植物を観察しそのまま駐車場に戻る。
林道沿いの山側は少し湿気があるのでアケボノソウやセンブリ、マツカゼソウ、そしてあちこちにノコンギクなどがまだたくさん花を咲かせていた。

今日は楽々でほとんど疲れることまなく楽しめた。たまにはのんびりとしたこんな山登りもよい。


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林道駐車場前の登山口 良い道がつづく東斜面登山道
時々白木山北東尾根が望める 尾根道と合流し左へ
急登にはロープが さらに登山道は続き
河津川源流碑が、しかし水はさっぱり そして「黄金水」とあるがこちらも水はなし
樹林を出ると一変し山頂芝生広場に出る 人気の山だけあって多くの登山者が
欠けてしまった山頂三角点
山頂東側展望(左から、安駄山・高鉢山、そして遠く野呂山まで望める)
山頂西側展望(左から阿武山・西山・水越山・高松山・福王寺山などと、可部の市街地が広がる)
山頂西北側展望(左から堂床山・可部冠山・備前御坊山などが広がる)




 [コース&時間

 登山口(650m)
  ↓1:20
 尾根分岐(890m)
  ↓0:10
 黄金水・河津川源流碑(830m)
  ↓0:05
 白木山山頂(889.3m)
  ↓0:10
 尾根分岐
  ↓0:40
 踏跡分岐
   ↓0:40)
 林道(630m
   ↓0:15)
 登山口

 (注)時間・標高は参考値
   特に植物観察しながら途中時
   間をかけておりもっと短縮可



山の
アケボノソウ マツカゼソウ
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ノコンギク センブリ
コウヤボウキ ミヤジマママコナ
ハイノキ ミヤマシキミ
シロダモ シロダモ
コウヤミズキ ソヨゴ
サンショウ イヌザンショウ
ミヤマガマズミ コバノガマズミ
リュウキュウマメガキ、これ本日の目玉 イイギリ
カナクギノキ 一部色づいたウリハダカエデもまだ紅葉には早い