山口県大島町  文殊山・嘉納山・源明山  663・685・625m
   −MONJYUYAMA・KANOUZAN・GENMEIZAN−


2001.03.24

大島三山の文殊山・嘉納山・源明山を縦走・・・終わりに地震のハプニング!

源明山から嘉納山(右)文殊山(左)遠望

Walking Report

[RUTE & TIME]  [REPORT] 

  (高度は参考値)

 文殊山公園線(185m)
  ↓ 0:45
 文殊堂(440m)
  ↓ 0:40
 文殊山(663m)
  ↓ 0:50
 嘉納山(685m)
  ↓ 1:00
 源明山(625m)
  ↓ 0:20
 林道登山口(425m)
  ↓ 0:20
 広域林道口(375m)
  
 時間は観察しながらの参考

文殊山公園線の途中から舗装路を歩き文殊堂まで道端の周りの景色を楽しむ。
806年弘法太子により菩薩が安置されたという文殊堂が登山口。階段またはお堂の奥の整備された登山道を登るとすぐ上で一緒になり山頂までは一本道。文殊山頂には四等三角点と立派な石柱、そして展望台があり、360度の展望が望めるところだが、今日は黄砂で大島周辺のみで琴石山すら霞んで全く見えない。
遙か南に前衛の山越に嘉納山と源明山が望める。見ただけで遠さにうんざりしながらも登山意欲をそそる。
分かりやすい尾根筋を上り下りを繰り返し、最後の急な登りが終わって緩やかになると道端に嘉納山の二等三角点がある。いわゆる山頂はもう少し先の広場で、明らかに戦時中の砲台跡とわかる。
展望はここでも360度周囲が開けている。
文殊山はというと前衛の山の後ろにちょっと頭を出している。先客グループが山頂を陣取っているので少し南のパボラアンテナのある通信所横で小休止し。
東尾根の嵩山へはこれを真っ直ぐ西に道がついているが、源明山へはここを右に折れした道を進む。目前に見える3つのピークの最後が目的の山である。
源明山へもピーク以外は樹林り中を行くが結構岩が多いウグイスの鳴き声を聞きながらの歩きやすい道である。
山頂には四等三角点とぽつんと大きな岩、まわりの山々の案内板等がある。
振り返ると今通った山々がすべて一望に望める。霞がかかっていなかったらさぞかし素晴らしい眺めであろう。
さらに南西に樹林の中を下り、一度登って下ると源明峠に到着。舗装された林道を左に折れる。

ここで、ハプニング発生!・・・ものすごい地響きがして一瞬この山の中にブルトーザーが突然入ってきたのかと思うような音がしたかと思うと、台地が大きく揺れ木々が大きく音をだしたのである。
左斜面から岩が至る所で落ちていたが、ちょうど我々の所には落ちてこなかった。
このものすごい地響きと、山の中での大きな揺れには・・・まさに初体験。後からわかったことだが、震度5の伊予灘地震である。

さらに下って笛吹峠近くの広域農道にでる。
ところが、帰りが大変!・・・久賀の町の家の屋根もところどころ瓦が崩れている。壁が崩れたり、墓石の倒れているものも。
山陽自動車道は通行止め。JRもストップで大渋滞の2号線を一路広島へ。結局家まで5時間以上かかった思いで深い山登りとなった。




 Photo Report 

登山口の文殊堂 文殊山頂から南側に左遠方が嘉納山・右遠方が源明山
文殊山頂と展望台 嘉納山への尾根道 嘉納山の二等三角点
嘉納山頂 パラボラアンテナ前源明山分岐の標識 嘉納山から嵩山展望
嘉納山から源明山(3つ目のピーク) 嘉納山からの文殊山は前衛山の後ろ 源明山への樹林内尾根道
源明山頂 源明山から最奥左の文殊山と右最奥部の嘉納山眺望
源明山四等三角点 下山路からの馬の背山 源明峠登山口



 Flower Report 

ばんざ〜い・・・やっとの季節到来
南に位置するだけあって大島は暖かい。ウメは散りはじめているし、桜も咲いている。
登山口までの雑木林の足下にはスミレ・ナズナ・ホトケノザ、そしてツクシん坊が所狭しと林立している。道端にはアオキやムベのつぼみ、そしてサカキやクロキの白い花が咲いている。
ウバユリの新葉が多い。イカリソウやシライトソウ・イチヤクソウの葉もある。これからが楽しみだ。
文殊堂の正面に立つイチョウとケヤキの大木は一段と目立つ。
登山道にはいるとヤブツバキが多い。どの木も丁度満開できれいだ。どちらを見ても目にはいるアオキも皆つぼみを付けている。おっと、足下にはフキノトウが、これは丁度おいしそうだが残して皆に見てもらおう。
文殊山からの縦走路はところどころ植林のある樹林の中。なんといってもアオキ・シロダモ、ヤブツバキ、タブ等の木やウバユリが多いところである。サンヨウアオイも所々で見られる。
文殊堂付近の登山道で咲いていたクロキもここではまだつぼみ。キズタは実がもぶれついているのでよく目立つ。
加納山からも樹林の中がつづく、やっぱりアオキだらけの中にシロダモ・ナワシログミ等が混じる。
少し日当たりがよいのか足下にスミレ類がたくさん花を咲かせている。スズシロソウも可憐なな白い花が群をつくっておりこの時期心を和ませてくれる。
源明山頂の岩のほとりにはキズタがこれ見よがしにたくさんの味をつけている。日当たりのよい山頂広場にはスミレも多い。
下山道の植生はこれまでと似たようなものだが、この山のアオキの多さには驚いた。
笛吹峠まで下ると春の野の花に再会。ホトケノザは群落をつくって紫色で埋め尽くし、オオイヌノフグリは道端を青く染めていた。

アオキはきだつぼみ アオキの実も残っている ムベもつぼみ
文殊堂付近のクロキは開花していた 尾根筋のクロキはまだつぼみ シキミ
ヤブツバキ ヤブツバキは多く満開 コショウノキ
キズタの実 丁度うまそうなフキノトウ サンヨウアオイはまだつぼみ
シュンランの花芽 スズシロソウは満開 登山口付近のツクシの林
タチツボスミレ シハイスミレ ・・・スミレ


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